TOPICS
searchカテゴリー選択
chevron_left

カテゴリーを選択しなおす

cancel

BL・GL・TLブログ テーマ(新着記事) THEME

help
  • PERFECT BLUE 02-10
    2020/04/08 06:40
  • 洗濯板に捧げ銃〈5〉 ボタン3つ分の別れの儀式
    2020/04/07 21:36

    洗濯板に捧げ銃〈5〉 ボタン3つ分の別れの儀式

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • PERFECT BLUE 02-09
    2020/04/07 06:38
  •    ジェミニなボクら⑩
    2020/04/06 22:44

       ジェミニなボクら⑩

    第十章 銀河が部屋に戻った様子はなく、昴は仕方なく一階まで降りてキーを受け取り、再びエレベーターに乗り込んだ。 扉が開いたその時、左の廊下から「ゴメン、慧ちゃん、一生のお願い」と情けなくも懇願する言葉が聞こえてきた。声の主は光だとすぐにわかった。部屋の前で光と慧児が問答している。ということは、昴がラウンジを出た直後に慧児も引き揚げたのだろうか。 当の慧児は腕組みをしたまま、手を合わす光を呆れた様子で見やっていた。「三日かかって何の進展もないようじゃあ、今夜一晩で前進するとも思えないが」「そんな意地悪言わないでよ。これがラストチャンスなんだ。頼むよ~、どうかお願いします」「仕方ないな」 嘆息し、…

  • PERFECT BLUE 02-08
    2020/04/06 06:36
  • PERFECT BLUE 02-07
    2020/04/05 08:29
  •    ジェミニなボクら⑨
    2020/04/03 23:48

       ジェミニなボクら⑨

    第九章 午後になると、四人は昨日休館だった凪島博物館を訪問して取材を開始した。 博物館は公民館が進化した程度の建物だが、最近建てられたので壁も白く新しい。黒地に金色の文字の標札は博物館というより小学校に使われるもののようだ。 ここの所有者は島の出身で、さる大企業を起こした、いわばつい最近まで社長だった人物だが、会社を後継者に譲り、生まれ育った島に戻ってきた。一説によると、レジャー開発の会社に凪島の観光化を持ちかけたのも彼だといわれている。そして当人は私財を使って博物館を設立し、自らオーナー兼館主におさまり、余生を過ごしているらしい。 慧児と銀河が館主の説明を聞く横で、昴と光は展示物を撮影してい…

  •    ジェミニなボクら⑧
    2020/04/02 22:49

       ジェミニなボクら⑧

    第八章 部屋に戻ってからしばらくして、ドアをノックする音が聞こえた。銀河が帰ってきたのとは様子が違うようだ。 扉を開けるとそこに慧児が立っていて、思わぬ登場に、昴は身を固くした。「あれ、ずいぶんとお早いお帰りだけど、メシは?」「天宮と銀河くんで食堂にいる」「あんたはどうしたんだよ? また大酒くらうんじゃなかったのかよ」 そんな厭味を言うつもりはないのに、つまらないセリフが飛び出して、昴はわけもなく焦った。「今夜は博物館に合わせて休肝日にした」「あ、そう」 休館日とかけた、くだらんシャレだと言うのはやめた。「どうにも食欲が湧かなくてこれにした。一緒にどうだ」 レストランでテイクアウトしてきたらし…

  •    ジェミニなボクら⑦
    2020/04/02 22:49

       ジェミニなボクら⑦

    第七章 せっかく目的地まで車を走らせたのに、扉に掛かった白い札に『本日臨時休館』という赤い文字を見つけた彼らはすっかり落胆してしまった。 だが、田舎の小島、平日、おまけに公共施設ではない、個人が所有する凪島博物館が臨時休館なのは仕方のないことだとあきらめ、そこでの取材は明日の朝に持ち越された。 お蔭でスケジュールが予定よりも早く終わり、四人は早々にホテルへと引き揚げてきた。オレンジ色の夕日が海に沈む様が部屋の窓に映る。昨日銀河が転んだのはこのぐらいの時刻だったか。 夕食までの間、今日の取材の件で光たちのところへ行くと言って銀河が部屋を出たので、昴は商売道具の片づけを終えたあと、一人でテレビを観…

  •    ジェミニなボクら⑥
    2020/04/02 22:48

       ジェミニなボクら⑥

    第六章 ぎくしゃくとした、そして重い空気を乗せたまま、彼らは次の取材地である秘密の教会──通称・礼拝堂と呼ばれている建物に到着した。 ここは島の中心よりやや東寄りで、オリーブアイランドの白亜の殿堂が望めるあたり、思ったより近い位置まで戻ってきたのだとわかる。 お籠もり堂とは違い、林やら木立のある場所ではなく、どちらかといえばいくらか拓けたところだが、一面の草むらのせいで寂れた感じは歪めない。 昔は民家がたくさんあったようで、青苔の生えた塀などが残っているが、辺りにこれといった建物はなく、一軒だけぽつんと建っているのが問題の礼拝堂だった。「ええーっ、これがそうなの?」 昴と光は揃って不満の声を上…

  • PERFECT BLUE 02-06
    2020/04/02 06:47
  • PERFECT BLUE 02-05
    2020/04/01 08:10
  • PERFECT BLUE 02-04
    2020/03/31 07:03
  • 洗濯板に捧げ銃〈4〉 リリー、谷間を去る
    2020/03/31 01:13

    洗濯板に捧げ銃〈4〉 リリー、谷間を去る

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • PERFECT BLUE 02-03
    2020/03/30 06:42
  • 淡路島で出会ったのは あとがき&次作のお知らせ
    2020/03/29 20:35

    淡路島で出会ったのは あとがき&次作のお知らせ

    いつも読みに来て頂きありがとうございます。今作の「淡路島で出会ったのは」は、如何でしたでしょうか。ついに、あの男を目掛けて、また一歩何かが動き出しました。父親の存在を知ったが為に走ることをやめた陽樹に、チビと呼ばれて走ることをやめていた岳斗の2人は出会ってしまった。本来ならば出会うことは叶わない2人だった。それでも、何かが重なったのだ。それでも陽樹は何かに思い当たると覚悟を決めたようで淡路島から神...

  • PERFECT BLUE 02-02
    2020/03/29 07:45
  • PERFECT BLUE 02-01
    2020/03/28 07:14
  •    ジェミニなボクら⑤
    2020/03/26 17:48

       ジェミニなボクら⑤

    第五章 翌朝、昴と銀河はルームサービスで朝食を摂った。建物内の移動で銀河の脚に負担がないようにというのは表向きの理由で、本当はあのレストランにて朝から彼らと遭遇することに気後れしていたからである。 オレンジジュース、トマトとツナのサラダ、湯気を立てているスクランブルエッグとコーヒーがテーブルに並ぶ。トーストにバターを塗りながら、銀河が上目遣いに昴を見た。「ねえ、さっきから考え込んじゃって、いったいどうしたの?」「どうって、何もねえよ」「いや、おかしい。何かある。昴がそういう顔をしているときは何か悩みを抱えているときだよ。生まれてからこの方二十五年間、長きに渡ってつき合ってるボクの目は誤魔化せな…

  • 淡路島で出会ったのは (22) 最終話
    2020/03/26 09:10

    淡路島で出会ったのは (22) 最終話

    後ろから何かが追いかけてきているという気配を感じ取った岳斗は立ち止まり振り返って見ていた。誰なのだろうと、じっと見ているとランニング姿の人だ。 「誰だろう……」次第に、その人物のシルエットが近づいてくる。思わぬ人だったから呆然としていた岳斗に、その人は大声をだしてくる。 「20ペナルティでも追いついたー」 「え……、う、嘘。陽樹さん?」てか、ちょい待ち。早くないか。ダッシュを強めにかけ走りながら陽樹さん...

  •    ジェミニなボクら④
    2020/03/25 01:25

       ジェミニなボクら④

    第四章 ようやく晩餐がお開きになり、四階のエレベーターの前で慧児たちと左右に別れた昴と銀河はふらふらしながら、自分たちにあてがわれた部屋へとたどり着いた。 広さは十畳、いやもう少し広いだろうか。入ってすぐ右側にユニットバスがあり、反対側にはウォークインクロゼットが、さらに中へと進むと、ラタンのテーブルを挟んでベージュ色のソファが一組、向かい合わせに置かれている。 奥にはサイドテーブルを間にセミダブルの大きさのベッドが並び、その向こうにコバルトブルーのカーテンがかかった大きな窓がある。窓の外には海の景色が広がるオーシャンビューだが、今はもちろん、どっぷりと深い闇に包まれていた。 ソファに倒れ込む…

  • 洗濯板に捧げ銃〈3〉 彼女を殺した醜聞
    2020/03/24 20:41

    洗濯板に捧げ銃〈3〉 彼女を殺した醜聞

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • 神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(了)
    2020/03/24 19:48

    神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(了)

    ご読了ありがとうござました。「神無月の巫女」が大好きな皆さまも、初めての方も、ごきげんよう。拙文にお目通しいただきありがとうございます。私がこのアニメ作品を観たのは、十一話放映がはじめてでした。巫女服のふたりが出てきたので、歴史ファンタジー物だと誤認していたわけです。あとからDVDを揃えますと、巫女の儀式などは二義的なもので物語の大半は、学園ドラマにおける恋愛劇だということを知り、おどろいてしまいました。前書きにも書きましたが、この二次小説は全編をほとんど観ずに書いたものでして。アニメファンからご覧になると、首をかしげくなるような性格づけや設定があります。前作の後書きにでも触れましたが、オリジナルからの改編がどこまで許されるのかはわかりません。姫子と千歌音の前世の話は、原作者の介錯先生が〇五年五月(あたりだった...神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(了)

  • 神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(拾参)
    2020/03/24 19:48

    神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(拾参)

    苅田になけなしの穀をもとめて、一羽の白い翼がとどまっていた。餌を啄みおえて満ちたりた白鷺は、丸まった長い首から、くぐもった鳴き音をだしていた。背に生えた飛翔の意思を逆八の字にひろげて、たかく舞いあがっていく。まったくどうして、鳥はあんなにも世界を濁さず、優雅にもの食むことができるのだろう。くちばしに捕らえたものはたにしや青虫であるのに、あれほどうつくしく鋭い唇の生き物はいない。ぱくぱく喘いで無駄に空気をとりこむような魚めいた浅ましさもなく、生きることにかけてはとにかく慎ましい。眠ることにかけても優雅。腹這いや仰向けになって寝転がったりしない。存在することにおいても潔い。地を踏み荒らすことのない細長い足。鳥は最高に気高い生き物だ。そして、姫子は鳥だった。姫子の腕は、お陽様の翼だ。あたかくて、やわらかくて包み込んで...神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(拾参)

  • 【大人限定】ひさびさに、あのシリーズを更新しました。
    2020/03/24 16:44

    【大人限定】ひさびさに、あのシリーズを更新しました。

    あぁかれこれ、一年以上放置していましたねぇ、このシリーズ。本当に短編にしてよかった。連載であげていれば、いまごろ運営さんからび「この小説は〇か月更新されていません」の文字に怯え続ける羽目になっていました。というわけで、本当にひさびさに、物語を書きました。といっても、大人の皆さま限定。一年以上前に「続きはそのうち」なんて言っていたシリーズの更新です。記事タイトルでも書いてあるように、大人の皆さま、妄...

  • PERFECT BLUE 01-05
    2020/03/24 07:54
  • 【ライトノベル(少女小説)レビュー】塩の街(角川文庫)
    2020/03/24 05:07

    【ライトノベル(少女小説)レビュー】塩の街(角川文庫)

    新規レビュー更新しました。 何となく読むのを避けていた有川 浩さん自衛隊3部作。 その記念すべき1作目「塩の街」を読んでみたならば・・・予想外のべた甘ラブストーリーでした。 レビュー記事は下記リンクか

  • 【TLコミックレビュー】♂♀生き残りゲーム【特装版】  (恋するソワレ)
    2020/03/24 05:07

    【TLコミックレビュー】♂♀生き残りゲーム【特装版】 (恋するソワレ)

    新規レビュー更新しました。 美人な癖に小学4年男子レベルの単純おバカな主人公妙(たえ)の猪突猛進ラブストーリー。 主人公のおバカぶりと、豪快なすれ違いぶりが、もう楽しくて仕方ない「♂&#

  • 【TL小説レビュー】お気の毒さま、今日から君は俺の妻 (ベリーズ文庫)
    2020/03/24 05:06

    【TL小説レビュー】お気の毒さま、今日から君は俺の妻 (ベリーズ文庫)

    新規レビュー更新しました。 よくある契約婚物語ではあるのですが、ヒーローの野獣っぷり、溺愛っぷりに、その他のエピソードが霞みまくりなべた甘物語。 強引野獣系ヒーロー好き!べたべた溺愛モノ大好き!という

  • 【TL小説レビュー】転生したけど、王子(婚約者)は諦めようと思う (アイリスNEO)
    2020/03/24 05:06

    【TL小説レビュー】転生したけど、王子(婚約者)は諦めようと思う (アイリスNEO)

    新規レビュー更新しました。 気がついたら乙女ゲームの主人公の恋敵役に転生していた  。 自分の大好きな婚約者である王太子が、他の人を好きになってしまう未来を知って絶望する主人公クリスティーナが、あまり

  • PERFECT BLUE 01-04
    2020/03/23 07:07
  •    ジェミニなボクら③
    2020/03/22 23:45

       ジェミニなボクら③

    第三章 さっきの要領で自転車を乗せたあと、助手席に乗り込んだ昴は運転席に座る男にそっと目をやった。 慧児の姿を見てホッと安心するなんて、戻ってきてくれて嬉しいと感じるなんて、彼に反発をおぼえていただけの今までの自分には考えられない、信じられない変化だ。 思えば、これまで彼とはどこぞの出版社で顔を合わせるくらいで、こんなふうに接触する機会はなかった。ましてや、車で一緒に移動するなんて、想像もつかなかったのだ。 昴の安堵を感じ取ったのか、慧児は前方を見つめたまま、静かに話しかけた。「銀河くんなら心配はいらない。打撲だけで済んだようだし、フロントで救急箱を借りて天宮が手当てをしているところだ」「そう…

  • PERFECT BLUE 01-03
    2020/03/22 07:02
  • 【完結済】この視線の先に、あいつがいる…『その先にあるもの』(*BLです)
    2020/03/21 20:05

    【完結済】この視線の先に、あいつがいる…『その先にあるもの』(*BLです)

    本格的にあったかくなってきました。いつもご愛読ありがとうございます。今回はレジンコミックスの人気BLマンガ『その先にあるもの』をご紹介します。作品詳細*ジャンル:ボーイズラブ*キーワード:魂の入れ替わり、学園、クール攻めX強気受け、ハッピーエンド*対象:全年

  •    ジェミニなボクら②
    2020/03/21 13:55

       ジェミニなボクら②

    第二章 三十分とかからないうちにフェリーは凪島へと到着した。 青い空、エメラルドグリーンの海に緑溢れる島の姿が映え、風になびくオリーブの木々が異国情緒を演出しているが、さりとて地中海に来た感じはしない。 日本の、瀬戸内海の島から脱却していないのだが、それは外国風のイメージを売り物にしている全国どこの施設でも同じことが言えるだろう。所詮ここはジャパン・日本という国なのだから。 イタリアかスペイン辺りを意識した周囲の白い建物と、昔ながらの漁村の面影が残る港の光景はどこかちぐはぐで、昴はその渾然一体となった景色をファインダーに収めるとシャッターを切った。「とりあえずホテルに腰を落ち着けてから行動開始…

  • ★★神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十三話 更新★★
    2020/03/21 12:41

    ★★神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十三話 更新★★

    2020年も月と地球と太陽と元気があればそれでイイ!********神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十三話:太陽と稲穂の或る風景を更新しました。「でもね、稲穂がさいしょから稲穂じゃないのは、それは神様がお決めになったこと。さだめられた運命のために変わっていくからなの」大地とは、その人を支える信念か、慈しみ育てやがて塵芥と成り果てる肉体の集積場。人はなにかの信念に縋りつかねば生きていけない。人間はそのために無数の神聖なる存在と超越世界とを夢想して、多くの宗教や哲学や神話を創案してきた。それでも、数千年も数万年も人間の迷いは尽きないし、悩みは増えるばかり。これからも、果てしなく問い掛けられる生の疑問。人間の本質はどこにある。今、生きていることの本質は……。(「創作小説ご案内」→「神無月の巫女二次創作小説...★★神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十三話更新★★

  • PERFECT BLUE 01-02
    2020/03/21 08:19
  • PERFECT BLUE 01-01
    2020/03/20 07:12
  • PERFECT BLUE Prologue-2
    2020/03/20 07:12
  • PERFECT BLUE Prologue-1
    2020/03/20 07:12
  •    ジェミニなボクら①
    2020/03/20 01:58

       ジェミニなボクら①

    第一章「あった! あの船だ。ほらほら、兄貴ってば早くしろよっ!」 季節は初夏、爽やかな朝の港にあたふたと現れたのは若い男の二人連れ。タクシーからの猛ダッシュに、勢い余って海に落っこちるのではとハラハラする周囲の目が注がれているが、ご当人たちはそんなことを気にしてはいられないらしい。「待って! お願い、その船待ってくださーいっ!」 白い船体に鮮やかな緑のペンキで『リゾートホテル・オリーブアイランド』と描かれた小型のフェリーにドタドタと乗り込んだとたん、出発の汽笛が鳴り響いた。船は桟橋を離れて海原をゆっくりと進み始め、お騒がせな二人は客室に入ると、黄緑のビニールを張った横長の座席まで進み、五列のう…

  • 洗濯板に捧げ銃〈1〉 美しき身代わり
    2020/03/18 23:50

    洗濯板に捧げ銃〈1〉 美しき身代わり

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • 淡路島で出会ったのは (18) 
    2020/03/17 20:02

    淡路島で出会ったのは (18) 

    俺の通っている高校は神戸電鉄の岡場駅で降りるのだが、途中に建設中の図書館がある。その外側は完全にできあがっているので、皆が横目で見ながら学校へと行き、帰りは駅へと向かう。三学期も終わろうとしていた、その日も同様にチラ見していた。図書館のスタッフなのだろう、声が聞こえてくる。 「陽樹君、今度はこっちをお願い」 「はい」 「陽樹君、そっち終わったら搬入口で待機な」 「いよいよですね」 「ああ、新しい本...

  • 洗濯板に捧げ銃〈1〉 「リリー」の誕生
    2020/03/15 19:34

    洗濯板に捧げ銃〈1〉 「リリー」の誕生

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑦(最終章)
    2020/03/15 01:05

       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑦(最終章)

    SCENE №007 パトカーの赤いランプが去っていくのを見送ると「無事解決ですね」と言って立花は微笑んでみせたが、こちらの二人は浮かない顔をしたままだった。 簡単な事情徴集とはいえ──詳しくはのちほど立花が説明しに行くということで開放されたのだ──刑事に質問されたのは初めてだ。これまでにない疲労が隼人を襲った。「二人とも疲れたでしょう。車で来ていますから、とりあえず戻りましょうか」 商店街専用の駐車場に停めてあったPHカンパニーのロゴ入りの銀色ワゴンに乗り込むと、立花がアクセルを踏んだ。 後部座席に尊と並んで座った隼人は腕組みをした難しい表情をチラリと盗み見た。(怒ってるのかな、当然だよな……

  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑥
    2020/03/15 01:05

       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑥

    SCENE №006 また連絡すると言ったにも関わらず、この数日間、尊からの電話はなかった。 毎日でも会いたい、せめて声を聞きたい。そんな気持ちは強まるばかりだが、何かと忙しい人に対して、こちらからかけるのは気が引けるために、そのままにしている。 隼人の生活はバイトを始める前と同じサイクルのまま、今日も平凡な一日が終わろうとしていた。 風音とは学校で顔を合わせたが、お互いに視線で合図を送るだけで、会話をするには至らない。学園アイドルと親しげに話すだなんて、彼女のファンに袋叩きになってはかなわないし、PHカンパニーについて、外部で話題にするのは避けた方がいいだろうと考えてのことだった。 ところが…

  • 淡路島で出会ったのは (17) 
    2020/03/14 20:34

    淡路島で出会ったのは (17) 

    それから1週間後に連絡が着た。「滅多にしないから気がつかないことがある」とのことだった。まあ拒否されないだけいいかと思い直し、了解と返事をする。だけどメル友関係では物足りなくなってきた頃、メールが着た。一言だけだった。 「住むところが決まった」それを見て返していた。 「おめでとう。どこに住むの?」 「神戸」 いや、それは分かってるよ。神戸のどこなんだよと思っていたらピコピコッと追加がくる。 「仕事...

  • 2年F組の生徒と席配置
    2020/03/13 06:35
  • DOQとは
    2020/03/13 06:34
  • ローズマリーの詩〈33〉 産まない反逆、産む反体制
    2020/03/12 21:48

    ローズマリーの詩〈33〉 産まない反逆、産む反体制

     連載   ローズマリーの詩   33 産まない反逆、産む反体制破産して家の離れに間借りするおじと、出戻りの私。それぞれの愛の物語。体制に取り込まれることがイヤで、「子どもは嫌いだ」と口にしたことを後悔しているおじ。一方、聡史は、反体制を貫くために「子どもが

カテゴリー一覧
商用