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BL・GL・TLブログ テーマ(新着記事)

1件〜50件

  •    背徳のカプリッチオ ①
    2020/02/16 13:36

       背徳のカプリッチオ ①

    第一章「おっ、帰ってきたぞ。ヤツだ」 田ノ浦(たのうら)警部補の押し殺した声を耳にして、全身に緊張が走る。 横浜市港北区にある高級マンション脇の駐車場にて、張り込みを始めて三時間あまり。太陽がすっかり西に沈んでしまった今、ようやく重要参考人のお出ましだ。 本部事務所の説明によると、今日の授業は都内の二つの校舎で午前と午後一番の二コマのみ。 夕刻には自宅へ戻る予定じゃなかったのかとも思うと、ちょっと納得いかないけれど、予定は未定ともいう。待つことを苦にしていたら、この仕事は務まらない。 さて、ここからがスタートだ。 オレは武者震いをしながら、黒塗りのセダンから降り立った男を食い入るように見つめた…

  • CP考察Ⅱ その人、攻? 受?
    2020/02/16 13:34

    CP考察Ⅱ その人、攻? 受?

    ブログのカスタマイズにハマッた稀腐人です。そればかりやっていたせいで肝心の記事を書いていない……見やすく・読みやすく・わかりやすくを心がけてのカスタマイズですが、却ってわかりにくくなっていたら申し訳無いです。 さて今回は久しぶりにCPについて考察しちゃおうかな。個人による解釈の違いって、そりゃあ百人いりゃ百通り、千人いりゃ千通りだと思うのですが、皆さんはCPの定義をどう考えていますか? NLまで含めると面倒なのでBLに限っての話にしますけど、二人の間にはライバルとか友情レベルにとどまらない、恋愛感情(一方通行も含む)が発生している関係と定義してよろしいのかな? 相手を愛している、できることなら…

  • 淡路島で出会ったのは (4) 
    2020/02/16 09:17

    淡路島で出会ったのは (4) 

    するとゴンッ!と鈍い音がした。 「逃げて」 「え、あの」 「いいから早く」その人と一緒にバイクを走らせる。なんかスースーとするのはなぜだろう。寒気がする。思わず声が出ていた。 「さみっ」その人は俺の方を向くと、ぷぷっと笑ってくれる。 「前をちゃんと閉じないとね」その言葉で、あの野郎にジッパーを下げられたことに気がつく。バイクを止め、ジッパーを顎下までキチッと上げる。 「何年生?」 「高1」 「君、...

  • 神無月のちょこ巫女 2020年改訂版
    2020/02/16 05:59

    神無月のちょこ巫女 2020年改訂版

    新型コロナウイルスで日本列島大激震の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。ストレスが溜まったりすると、糖分が摂取したくなったりしますよね。甘いものは食べるものとは限らない訳でして。私、年一回は「神無月の巫女」の漫画版を読み直します。憂さ晴らしに手持ちの漫画をあれこれ開くのですが、最後に楽しむデザートみたなもので、必ず残しておくのがこの漫画ですね。なおアニメのDVDじゃないのは、全十二話ぶっ通しで観ると、休日丸つぶれで、1箇月ぐらい後をひいてしまうからです。そして、ヲタクの楽しみ、妄想記事のお時間です。十月だけが神無月祭りじゃないさがわが信条の拙ブログは、どこでも電波をキャッチしたら書きます、やります、神無月愛の駄日記を。さて、このブログ記事画像。いまからさかのぼること10年以上前のコラ画像です。元記事はコチラ。...神無月のちょこ巫女2020年改訂版

  • 淡路島で出会ったのは (3) R18! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。
    2020/02/15 16:43

    淡路島で出会ったのは (3) R18! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

    同棲相手である陽樹《はるき》さんとは、バイク旅行で知り合った。16歳の誕生日にバイクの免許を取ると買って貰い、夏休みを利用して行った。姫路に行こうかと思っていたのだけど、天気が良く“海が俺を呼んでるぜ”となぜか思ってしまい、淡路島に向かったのだ。暇だし、海風を身に受けて走るのもいいなと思ったからだ。自宅から三宮までは下り坂なので楽にスイスイと走る。それでも時間は掛かるので休憩をして地図を広げ見る。今度...

  • ローズマリーの詩〈32〉 「結婚宣言」と「家出宣言」
    2020/02/15 15:18

    ローズマリーの詩〈32〉 「結婚宣言」と「家出宣言」

     連載   ローズマリーの詩   32 「結婚宣言」と「家出宣言」破産して家の離れに間借りするおじと、出戻りの私。それぞれの愛の物語。「結婚しよう、いますぐ!」私が妊娠を告げると、聡史はそう言って私の手をとった。「そんなふしだらな……」と、気色ばむ母に、おじ

  • 淡路島で出会ったのは (2) 
    2020/02/13 17:52

    淡路島で出会ったのは (2) 

    しかも、相手は二年の時のミス成南に選ばれたクィーンが黒幕だった。 「何やってるんだっ」 「だ、だって槇君が」 「英次、お前、何か言ったのか」話しを向けられた槇英次は、とんでもないことを言ってのける。 「岳斗は女子に興味がないから煩く付きまとうなって言ったんだ」 「え……」英次の、その言葉に驚いた。 「なによ、岳斗君がモテるから嫉妬してるんじゃないの」 「岳斗君、違うでしょ」だが英次に脅しは効かない。...

  • ピンちゃん〈12〉 待ち伏せ
    2020/02/12 19:52

    ピンちゃん〈12〉 待ち伏せ

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  •    ムーンライトダンス ⑦(最終章)
    2020/02/12 18:22

       ムーンライトダンス ⑦(最終章)

    最終章 けっこう重症だった胃潰瘍の治療もメドがつき、オレは晴れて退院となった。 退院当日、迎えに来てくれたのはこの日を一番待ち望んでいた辰哉で、オレはようやく二人のスウィートホームに戻ってきた。 いやまったく、このオンボロな寮がスウィートだなんて、笑っちゃうよな。 道すがらの、辰哉の説明によれば、次期理事長を巡るその後の騒動はとりあえず終結したようだ。 辰哉の理事長就任は取り止めとなり、婚約の話ももちろん自然消滅。柿崎さんあたりが説得したのか、善司ジイさんは態度を変えてこれまでの辰哉に対する扱いについて詫び、孫と祖父は和解。 また、近いうちにその座を岳大パパに譲ると承知し、その代わりキャンパス…

  •    ムーンライトダンス ⑥
    2020/02/12 18:22

       ムーンライトダンス ⑥

    第六章 目が覚めたら天国だった。 いや、そんなはずはない。オレが行くのはどうみても地獄の方だろうに。 それにしても、何でベッドなんかに寝てるんだ? 白い壁、ブルーのカーテン、地獄らしくない、どっちかっつーと病院みたいな感じの場所だ。「おい、気がついたか?」 こちらを覗き込む地獄の番人は辰哉にそっくりだ。だからオレの担当にしてくれたのかな、地獄って、けっこーサービスがいいところなんだな。「ラムネ、俺の顔がわかるか?」「あ……」 ここは地獄じゃなく、本当に病院だった。 オレってば、意地汚なくも生きていたってわけだ。死ぬ、死ぬと大袈裟に吹聴していたのが何とも恥ずかしい。 医師の診断によって病名判明、…

  • 淡路島で出会ったのは (1) 
    2020/02/11 09:18

    淡路島で出会ったのは (1) 

    高校二年生に進級した岳斗《たけと》は女子に囲まれるようになった。去年の夏まではまったくなかったことだった。それがウザくて、岳斗は逃げるように男子の輪に入っていく。そんな岳斗が昨年の秋に開催された文化祭で、ミスター成南高校に選ばれた。それを機に、引っ切りなしに女子から声が掛かるのだ。嫌がっているのは明らかなので、男子は「俺たちの岳斗から離れろ」と言って女子の手から保護していたぐらいだ。それでも女子は...

  • 短編『アップデート』あとがき&次回作予告
    2020/02/10 06:43
  • アップデート-2
    2020/02/10 06:42
  • アップデート-1
    2020/02/10 06:42
  • アップデート~はじめに~
    2020/02/10 06:42
  • 先輩の好きにしていいですよ? -女子大生Mの件愛事情- 50 ※R-18
    2020/02/09 23:55

    先輩の好きにしていいですよ? -女子大生Mの件愛事情- 50 ※R-18

    二人は、バスタオルで互いの体に付いた水滴を簡単に拭った後、ベッドに倒れ込んだ。うつ伏せになって目を閉じた快人が、このまま何もせずに眠ってしまうのではないかと危惧した夢野は、「ねえ、アレって何ですか?」と快人の体を揺さぶった。「ん?」パチと目を開けた快人は、夢野を見るとニヤリと口の端を上げ、「そんなにしたいの?まだ足りない?」と訊いた。...

  • 淡路島で出会ったのは 登場人物の紹介
    2020/02/09 09:18

    淡路島で出会ったのは 登場人物の紹介

    登場人物の紹介岳斗 (たけと)神戸市に住んでいる高校2年生家族構成 父、母、弟との4人家族。陽樹 (はるき)淡路島に住んでいる高校3年生家族構成 姉夫婦と暮らしている。槇英治 (まき えいじ)岳斗の幼馴染み良太(りょうた)岳斗の父違いの弟...

  •    ムーンライトダンス ⑤
    2020/02/09 08:34

       ムーンライトダンス ⑤

    第五章 すぐに気を取り戻したがそのまま寝入ってしまい、目が覚めたのは翌朝七時。辰哉はけっきょく帰ってこなかった。理事長の具合は相当悪いんだろうか。 のろのろと起き上がると、汚れた床を雑巾で拭いてから、これまた汚れた服を着替えて洗面台へと向かう。 鏡に映った顔はオフクロ自慢の美少年でもなんでもない、血の気が失せた最低最悪の顔色をしていた。 これが心臓麻痺とかだったら、とっくにあの世逝きだ。いっそ、そうなっちまった方が楽かもなどとノー天気らしくない、気弱なことを考えてしまう。「辰哉……」 ふと、名前を呼んでみる。 あいつが帰ってきた時にオレの死体が転がっていたらどんな気分かなんて、イヤなことばかり…

  •    ムーンライトダンス ④
    2020/02/09 08:34

       ムーンライトダンス ④

    第四章 翌朝、病院へ行くつもりで辰哉よりも先に部屋を出たオレだが、診察の結果を──それも最悪の──告げられるのが恐くて、けっきょく取り止めにしてしまった。 ならばせめて、病状について詳しい情報を得ようと思ったけれど、手持ちの通信手段はケータイのみ。それも学割の特約を使った一番安価な契約でギガ放題とかもなく、辰哉のパソコンを拝借してネット検索をしているという状況では無理だ。 けっきょく無料で調べられる図書館に足を運んで『家庭の医学』と書かれた、ぶ厚い蔵書やら医学書の類を棚から取り出し、パラパラとページをめくる。 オレが感じていた症状から考えられる病名は急性胃炎、胃潰瘍に十二指腸潰瘍、肝硬変、そし…

  • 最新作! 『淡路島で出会ったのは』
    2020/02/08 19:49

    最新作! 『淡路島で出会ったのは』

    いつも読みに来て頂きありがとうございます。最新作、開始です!以前、執筆しました『君と出会ったのは淡路島』の改良版です。~あらすじ走ることが好きな岳斗(たけと)はバイクを買って貰いツーリングにハマっていた。高校1年生の夏、淡路島までバイクを走らせていた。陽樹(はるき)は義理兄に抱かれていた最中で、それを邪魔したからという理由で、岳斗は陽樹の義理兄に殴られエッチされそうになった。それを助けてくれたのが...

  •    ムーンライトダンス ③
    2020/02/06 22:33

       ムーンライトダンス ③

    第三章 窓から差し込む日差しが瞼を撫でて、すっかり寝坊していたオレは慌てて飛び起きた。まるでお決まりのギャグみたいだった。 時計に目をやって愕然となる。もうすぐ昼メシ時じゃねえか。なんてこった、二限には間に合いっこない。 宇都木はちゃんと起きたらしく、気配は消えていた。ちくしょー、ベッドがどうのこうのと気をまわすぐらいなら、起こしてくれればいいのに。仕方ない、三限から出よう。 昨夜の酒と一緒に買い置きしておいたパンをかじっていると、胸の辺りがムカムカしてきたので食べるのをやめた。 このオレが缶二本分のアルコールで二日酔いになるとも思えない。よっぽど体調が悪いのかな。 それでも無理して校舎へと向…

  •    ムーンライトダンス ②
    2020/02/06 22:33

       ムーンライトダンス ②

    第二章 次の日、クラスメイトの中でも情報通の富田をとっ捕まえて聞いたところによれば、宇都木のジイさんが──宇都木善司という名前も初めて知った──この大学の理事長だという話はけっこう有名で、ほとんどの学生が知っているらしかった。 会社でいえば社長、学校法人暁学園という法人のトップなわけで、もちろんそれなりに資産もあるお金持ち、いわばセレブだ。 セレブなんつー、ムカつく言葉で語られる理事長の孫という立場。宇都木に向けるみんなの眼差しにはそれに対する憧れや恐れなんかも混じっているのかもしれない。 そういや、ヤツが身につけている服とか小物、シンプルだけど質が良さそうだったし、部屋に置いた家具類もそこら…

  • お前の帰る場所は俺の所だよ あとがき&次作のお知らせ
    2020/02/06 20:50

    お前の帰る場所は俺の所だよ あとがき&次作のお知らせ

    読みに来て頂きありがとうございます。今作の『お前の帰る場所は俺の所だよ』は如何でしたでしょうか?『留年決定!』という、初っぱなから大打撃を受けた治ですが、こればかりは仕方ないですよね。俊平もそうですが、父親である副学長も驚いていたぐらいだから。母親も飛び込んできて大学内で騒動を起こすのかと思えば、なんとか円満に話しが進みだしました。良かった、良かった。治のショックだった理由も晴れて(?)分かったこ...

  • ピンちゃん〈11〉 彼女の部屋に飾られた一枚の絵
    2020/02/06 11:40

    ピンちゃん〈11〉 彼女の部屋に飾られた一枚の絵

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • お前の帰る場所は俺の所だよ (12) 最終話は、治視点
    2020/02/04 09:11

    お前の帰る場所は俺の所だよ (12) 最終話は、治視点

    俊平との接点は大学だけになってしまった。だけど、俊平のマンションには俺の部屋がある。俊平のマンションの鍵を見ながら、そう思っていた。そう思うと頑張れる。あの日、お母ちゃんが居るからエッチはなかったけれど、優しくキスをした後に付け足してくれた言葉。 「お前の帰る場所は、母の居る所と、俺の所の2箇所だよ」あの言葉が嬉しかった。もう、お父ちゃんを拝もうとは思わない。俺にとって大事なのはお母ちゃんと俊平だ...

  • 魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(八)
    2020/02/02 06:30

    魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(八)

    ふたりの足は、女子のロッカールームへと向かっていた。女子ロッカー、そう女子ロッカーである。OLの赤裸々な噂話から、体育会系女子の度のすぎた友情までじんわりいい具合に醸成されてしまう、乙女の聖域である。ここで鍛えられた女子が脱ぐものは、さわやかな血と汗と涙を吸ったトレーニングウェアや制服だけではない。たとえこの部屋を出るときには取り繕いの笑顔をスタンバイしたとしても、ロッカーの扉の裏にある鏡は、年年歳歳戦い疲れた女子の綻びた顔を忘れてはいないだろう。そしてまた、在籍人数にしては多すぎるグレーのボックスに囲まれた空間の中央にあるベンチは、手早い着替えが要求されるこの部隊にあって、長居してしまう同僚のからだの温みを覚えてもいた。なのはに肩を組まれたまま、そこへ連れ込まれたというに等しいティアナは、顔が熱くほてってしか...魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」(八)

  • ☆☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」 第八話更新☆☆☆
    2020/02/02 06:30

    ☆☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」 第八話更新☆☆☆

    がんばって、がんばって努力した年は未来のあなたを裏切らない!******Lesson-08:ティアナ・ランスター誘惑される朝っぱらから三時間みっちりの教導を受けたティアナは、早く汗を流したかったから、もちろん向かう場所であったはず。いつも訓練のあとにシャワーは日課になっているので準備のよかったティアナは、すぐにもシャワーに向かうはずが、その足を止めているのはひとえに同行の師。さっきのなのはへの答えは出ていない。なのはも答えを出していない。答えを先読みしてしまう自分も怖い。******やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず。愛する家族のために、ある学び直しを決意した高町なのはさんたちの奮闘記。初めての方は、「創作小説御案内」→「魔法少女リリカルなのは二次創作小説」が入口です。**********★二...☆☆☆魔法少女リリカルなのは二次創作小説「高町家のアフターレッスン」第八話更新☆☆☆

  • お前の帰る場所は俺の所だよ (11) 
    2020/02/01 09:31

    お前の帰る場所は俺の所だよ (11) 

    一人暮らしをするマンションが決まった。特急に乗れば新宿まで一駅という近さにある調布駅よ西側にあるマンション。築10年の10階建てで、4階までは2DKで、5階以上は3LDKになっている。そのマンションの3階にある部屋を借りることにした。しかも学生割引という限定対象物件で、2DKで50,000円という安さで借りられた。不動産屋で部屋を契約する時、20歳を過ぎているのでという理由で自分名義の通帳から家賃を払うことになる。そ...

  • ピンちゃん〈10〉 奪われた手袋
    2020/01/31 20:07

    ピンちゃん〈10〉 奪われた手袋

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • 早く言ってよ(歩×春海) ※微R-18
    2020/01/31 07:09
  • お前の帰る場所は俺の所だよ (10) 
    2020/01/30 16:56

    お前の帰る場所は俺の所だよ (10) 

    翌日の朝、おばさんに言っていた。 「おばさん、部屋探しなら郊外をお勧めしますよ」 「郊外かあ。区内より安いよね」 「アパートやマンションはたくさんあり、学生専用のところもありますからね」治が口を挟んでくる。 「でも、近いところがいいな」 「調布なら特急に乗れば一駅で新宿だ」おばさんも遮るように言ってくる。 「地震とか大丈夫そう?」「んー……、それを言われると……」治が助け船を出してくれる。 「日本は島...

  •    ムーンライトダンス ①
    2020/01/30 00:00

       ムーンライトダンス ①

    第一章 オヤジが死んだ。 胃ガン、それもスキルス性で、あっという間に進行してしまい、長くはないとわかっていたけど、やっぱりショックだった。 享年四十五歳って、いくら何でも早すぎるんじゃねーの。長寿の時代に、少子高齢化社会に、そんなのアリかよ。 人生、たかだか二十年がグラグラと崩れていくのがわかった。ノー天気なオレにしちゃあ、メチャメチャ凹んだ。「あなたが気に病むことはないのよ。学費なら心配いらないわ、お父さんがちゃんと遺してくれているからね」 オフクロは学生生活を続けるようにと励ましてくれた。 オレよりずっと辛いだろうに、我が母ながら気丈な人だと尊敬する、けれど──「……ったって、そっちのこれ…

  • お前の帰る場所は俺の所だよ (9) ソフトな性描写あります!
    2020/01/28 09:24

    お前の帰る場所は俺の所だよ (9) ソフトな性描写あります!

    治の部屋は電気が消えて真っ暗だが、ベッドに体操座りをしているみたいで、こんもりと山ができている。その山に近づき抱きしめる。 「治、頑張れ。俺も頑張るから。この部屋は治の部屋だ。泣きたい時、寂しくなった時はおいで。でも、卒論は手助けできない。卒論は一人でやっていくものなんだ。俺は大学4年になる前に教職を取った。4年生になると卒論があるからだ。『好きなことを武器にする』をテーマにして、走りと英語をかち...

  • お前の帰る場所は俺の所だよ (8) 
    2020/01/26 09:15

    お前の帰る場所は俺の所だよ (8) 

    俊平は、大学から帰ってきた治の母親との会話を思い出していた。 「俊ちゃん、今まで治の世話をしてくれてありがとう」 「おばさん、どうしたんです?」 「治は一人暮らしさせるから」 「は?」 「あの子は俊ちゃんに頼り切っている。今のままだと、あの子は甘えることしかできない。もっと挑戦していって欲しいの」 「それは、学生生活以外のことですか?」 「そうよ。俊ちゃんが高校から大学卒業して数年ほど仕事してたよ...

  • ヒーロー(大河&冴島)
    2020/01/26 08:35
  • ピンちゃん〈9〉 友情という名の「勇気」
    2020/01/25 15:12

    ピンちゃん〈9〉 友情という名の「勇気」

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • ビンちゃん〈8〉 絡み合う指の束の間の乱舞
    2020/01/25 15:12

    ビンちゃん〈8〉 絡み合う指の束の間の乱舞

    「愛」の「不純さ」を知ってこそ、「愛」の「純粋さ」に思い至ることができる。人間関係に関する著作を手がけるエッセイスト・長住哲雄が、「愛って何?」を、科学的、文学的、ときどき叙情的(?)に解き明かす恋愛論ブログです。

  • お前の帰る場所は俺の所だよ (7) 
    2020/01/25 11:45

    お前の帰る場所は俺の所だよ (7) 

    その夜、母と恋人である俊平から話しを持ち掛けられ反論していた。 「ど、して……。お母ちゃんっ」 「一人暮らしして自分の力を試しなさい」 「そんな急に」 「いつまでも俊ちゃんに頼るな」 「俊平は」 「治、なにかあったら手を貸す。俺も一人暮らししていたから治の不安は分かるよ」 「なら一緒に」 「あと1年で卒業するんだろ。なら、せめて自力で頑張れ」 「しゅ、ん……」 「卒論に専念するんだ」 「頑張るよ。でも...

  •    紅蓮の炎 ⑤(最終章)
    2020/01/24 18:26

       紅蓮の炎 ⑤(最終章)

    最終章 「大志、そろそろ時間じゃないのか」 栄吉の呼びかけに顔を上げた大志は時計を見て、慌てふためいた。「ヤベッ、もう二時かよ」「ほら、急いで。そこの風呂敷を忘れずに持って行くんだよ」「うん。ジイちゃん、ありがと」 孫を見送るため、玄関まできた病み上がりの祖父を振り返ると「本当に一人で大丈夫?」と大志は訊いた。「私のことは気にしなくていい。それより、右京さんの傍でお役に立てるように。大変なのはこれからだよ」「わかった。じゃ、また来るからね」 待ちに待った土曜日、祖父の元を訪れた大志は自転車をぶっ飛ばして『かどくら』の店から静蒼院家へと戻る道をひた走った。 約束の時間をとうに過ぎてしまった。自分…

  •    紅蓮の炎 ④
    2020/01/23 13:24

       紅蓮の炎 ④

    第四章 その日は朝から重い雲が垂れ込めるイヤな天気だった。 学生の正装は制服ということで、着替えを終えた大志は部屋の外に出て、またしても恐ろしいものを目にして慄然とした。 今度は貼り紙ではない、扉に直接書かれた赤い文字は……『殺ス』 震える脚を何とか引きずり、右京の部屋の前まで行ったが、彼は既に準備へと向かったらしくそこにはいなかった。(『殺ス』って、いったい? どうしてオレがそこまで……) 今すぐ逃げ出したい思いにかられながらも右京のところへ行けば何とかなるだろうと、大志は気力を振り絞った。 会場は彩月荘一階の十二畳と十畳の和室を続きにした大広間で、座布団や湯茶を用意したり、続々とやって来る…

  •    紅蓮の炎 ③
    2020/01/23 13:24

       紅蓮の炎 ③

    第三章 けっきょく右京は帰ってこなかった。 それだけではなく、翌日もそのまた翌日も大志の前に現われなかった。 たまりかねて菊蔵が電話をかけたが、携帯電話の電源は切られたままで音信不通になっていた。 消えてしまった師匠の代わりに、大志の指導は洸が受け持つことになった。 貼り紙をした犯人探しをする気にはなれなかった。ヘタに騒ぎ立てると余計な刺激を与える気がする。行為がますますエスカレートしそうで怖かった。 いや、これまでの大志ならばそんな弱音など吐かず、見えない敵との闘いに臨んだかもしれない。だが、今の彼は生きる気力を失いかけていた。 あれは月夜が見せた右京の幻だったのだろうか──互いの想いを確か…

  • お前の帰る場所は俺の所だよ (6) 
    2020/01/23 11:05

    お前の帰る場所は俺の所だよ (6) 

    紅茶を飲みながら久々の夫婦気分を味わっていた千鶴は、やっと切り出した。 「ところで、治の、どうしよう」 「んー……。一人暮らしさせたらどうだろう」 「一人ねえ」 「いつまでも俊平君が居ると思っているからだよ。突き放すのも有りだよ」 「由君は一人暮らししていて、どうだった?」 「両親が死んだからね。どのみち一人だった。大変だったけど楽しかったよ。それに千鶴に出会えたからね」 「そうだった。由君は苦学生...

  • お前の帰る場所は俺の所だよ (5) 
    2020/01/21 09:22

    お前の帰る場所は俺の所だよ (5) 

    ふ・ふ・ふん♪ 「さあ、あのキレッキレ野郎と勝たないとね」そう意気込んでいたら声が掛かる。 「千鶴?」 「え?」私の名前を知ってる人は……と思い振り返ると懐かしい顔があった。 「あ……、よ、よ、し……」思わず抱きついていた。 「由君っ」 「うわっ」思わずよろけそうになるが踏ん張っていた。 「相変わらずの童顔ね」 「あのね……」抱きしめていた。 「元気そうで良かった」 「このまま連れて帰ろっかなぁ」 「治の...

  • 兄バカ(『直感』後日談)
    2020/01/21 07:52
  • startling news~はじめに~
    2020/01/21 07:52
  • 新人賞は遠きにありて思ふもの
    2020/01/19 10:34

    新人賞は遠きにありて思ふもの

    こんにちは、稀腐人です。1/13付のブログで、BL商業誌の新人賞に応募した作品に触れましたが、その当時を思い出して、ちょいちょい語ろうかと思います。出版社名をアルファベットにすると、実存する会社の頭文字かと誤解を招く恐れがあるので、ギリシャ文字で表記しますね。 同人から足を洗ったあと原稿を書く機会がなくなり、手持ち無沙汰なのと、趣味と実益を兼ねようという企みから、新人作家募集への応募を検討していたワシ、当時、BL商業誌はおろか、今で言うライトノベル系の雑誌もあまり存在しておらず、あるのは少女マンガの小説版といったもののみでした。業界に詳しい我が師、アバンKに相談すると「α社はやおい系のノリが好…

  • BL偏差値70!? コロコロコミックがヤバすぎる件
    2020/01/19 10:34

    BL偏差値70!? コロコロコミックがヤバすぎる件

    来週はいよいよセンター試験ですね。昨年の今頃は子供の受験で落ち着かない日々を送っていたのが嘘のように平和。ちなみに彼は今日(1/12)成人式を迎えました。 受験→偏差値という連想、いささか強引に話を持っていきますが、1/5付のブログにてジャンプ作品について色々と語った中で「BL偏差値はコロコロの方が上」と述べました。原因はそれぞれの雑誌の対象年齢、ジャンプ→小学生(中高学年)・中学生世代(実際はもっと上の世代も読んでいるが)と、コロコロ→幼稚園・小学生(低学年)世代の差にあるとは思いますが(※個人の見解です)何しろ、足を洗ったはずなのにコロコロのせいで腐女子に返り咲いた身としては、世の中にコロ…

  • お前の買える場所は俺の所だよ (4) 
    2020/01/19 09:21

    お前の買える場所は俺の所だよ (4) 

    インターホンが鳴る。 「はい」 「俊ちゃん、治は?」 「居ますよ。どうぞ」数分後、やってきた。 「部屋?」 「はい、こちらです。大学から通知がきてから、ずっと籠もりっぱなしで……」そう言うと、おばさんは溜息をついていた。部屋の前にくるとドアをノックすることもなく、バンッと大きな音を立てて部屋のドアを開けると荷物を後ろに放り投げてくる。なんとかキャッチしてると大声が聞こえてきた。 「治! あんたは何を...

  • ★★神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十二話 更新★★
    2020/01/19 06:13

    ★★神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十二話 更新★★

    2020年も月と地球と太陽と元気があればそれでイイ!********神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十二話:夕映えの穂波をたてる風を更新しました。姫子の説くなんだか煙に巻かれたような議論に、黒髪の少女は鼻を啜り上げつつ、やや困惑した表情で見つめていた。「ね、聞こえない?」「聞こえるって、なにが?」「稲穂の産声が、聞こえてくるの」やわらかな手がたわわな穂先を、黒髪に隠されないしろい耳元へ寄せる。ちくちくする軽い痛みに耐えながら、千歌音が耳をそばだてる。風がかるく唸りをあげて、頬をなで横髪を梳きあげた。(「創作小説ご案内」→「神無月の巫女二次創作小説(其の一)」→「禁色の圃(ほ)」)********神無月の巫女生誕15周年企画。いつか、どこかの、姫子と千歌音、前世の巫女ふたりのお話。神無月の巫女二次創作...★★神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」第十二話更新★★

  • 神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(拾弐)
    2020/01/19 06:13

    神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(拾弐)

    地面に目を落としていた姫子は、顔を千歌音のほうへ向け、自分の胸にそっと手を当てる。千歌音はその言葉の含意と仕草に訳が分からなくて、もどかしそうに顔をしかめる。「でも、私は私で、姫子は姫子。そんな土くれと一緒になるなんて嫌よ。ぜったいに嫌。私も姫子も、一生このままで生きていたらいい。変わらなければいい。変わって、違うものになって、また別れてしまうくらいなら、最初から存在なんてしなければいいのに…」千歌音の瞳からぽたり、ぽたりと落ちた涙の雫。それが足元の地面に透明な斑点となり染みこんでゆく。この子はこんなにも脆い。拙い。儚い。神のように完全な美しさに近くあるのに、かよわい。だからこそ闇に囚われてしまう。邪神に魅入られてしまう。でもだからこそ、とても愛おしい。人間には善か悪かでとらえきれない危うさがある。神の呪いを受...神無月の巫女二次創作小説「禁色の圃(ほ)」(拾弐)

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