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オリジナルBLの小説の記事

1件〜50件

  •    ジェミニなボクら⑩
    2020/04/06 22:44
       ジェミニなボクら⑩

    第十章 銀河が部屋に戻った様子はなく、昴は仕方なく一階まで降りてキーを受け取り、再びエレベーターに乗り込んだ。 扉が開いたその時、左の廊下から「ゴメン、慧ちゃん、一生のお願い」と情けなくも懇願する言葉が聞こえてきた。声の主は光だとすぐにわかった。部屋の前で光と慧児が問答している。ということは、昴がラウンジを出た直後に慧児も引き揚げたのだろうか。 当の慧児は腕組みをしたまま、手を合わす光を呆れた様子で見やっていた。「三日かかって何の進展もないようじゃあ、今夜一晩で前進するとも思えないが」「そんな意地悪言わないでよ。これがラストチャンスなんだ。頼むよ~、どうかお願いします」「仕方ないな」 嘆息し、…

    ネオ稀腐人

    Welcome to MOUSOU World!

  •    ジェミニなボクら⑨
    2020/04/03 23:48
       ジェミニなボクら⑨

    第九章 午後になると、四人は昨日休館だった凪島博物館を訪問して取材を開始した。 博物館は公民館が進化した程度の建物だが、最近建てられたので壁も白く新しい。黒地に金色の文字の標札は博物館というより小学校に使われるもののようだ。 ここの所有者は島の出身で、さる大企業を起こした、いわばつい最近まで社長だった人物だが、会社を後継者に譲り、生まれ育った島に戻ってきた。一説によると、レジャー開発の会社に凪島の観光化を持ちかけたのも彼だといわれている。そして当人は私財を使って博物館を設立し、自らオーナー兼館主におさまり、余生を過ごしているらしい。 慧児と銀河が館主の説明を聞く横で、昴と光は展示物を撮影してい…

    ネオ稀腐人

    Welcome to MOUSOU World!

  • 今、燦々と生きる 6
    2020/04/02 23:19
  •    ジェミニなボクら⑧
    2020/04/02 22:49
       ジェミニなボクら⑧

    第八章 部屋に戻ってからしばらくして、ドアをノックする音が聞こえた。銀河が帰ってきたのとは様子が違うようだ。 扉を開けるとそこに慧児が立っていて、思わぬ登場に、昴は身を固くした。「あれ、ずいぶんとお早いお帰りだけど、メシは?」「天宮と銀河くんで食堂にいる」「あんたはどうしたんだよ? また大酒くらうんじゃなかったのかよ」 そんな厭味を言うつもりはないのに、つまらないセリフが飛び出して、昴はわけもなく焦った。「今夜は博物館に合わせて休肝日にした」「あ、そう」 休館日とかけた、くだらんシャレだと言うのはやめた。「どうにも食欲が湧かなくてこれにした。一緒にどうだ」 レストランでテイクアウトしてきたらし…

    ネオ稀腐人

    Welcome to MOUSOU World!

  •    ジェミニなボクら⑦
    2020/04/02 22:49
       ジェミニなボクら⑦

    第七章 せっかく目的地まで車を走らせたのに、扉に掛かった白い札に『本日臨時休館』という赤い文字を見つけた彼らはすっかり落胆してしまった。 だが、田舎の小島、平日、おまけに公共施設ではない、個人が所有する凪島博物館が臨時休館なのは仕方のないことだとあきらめ、そこでの取材は明日の朝に持ち越された。 お蔭でスケジュールが予定よりも早く終わり、四人は早々にホテルへと引き揚げてきた。オレンジ色の夕日が海に沈む様が部屋の窓に映る。昨日銀河が転んだのはこのぐらいの時刻だったか。 夕食までの間、今日の取材の件で光たちのところへ行くと言って銀河が部屋を出たので、昴は商売道具の片づけを終えたあと、一人でテレビを観…

    ネオ稀腐人

    Welcome to MOUSOU World!

  •    ジェミニなボクら⑥
    2020/04/02 22:48
       ジェミニなボクら⑥

    第六章 ぎくしゃくとした、そして重い空気を乗せたまま、彼らは次の取材地である秘密の教会──通称・礼拝堂と呼ばれている建物に到着した。 ここは島の中心よりやや東寄りで、オリーブアイランドの白亜の殿堂が望めるあたり、思ったより近い位置まで戻ってきたのだとわかる。 お籠もり堂とは違い、林やら木立のある場所ではなく、どちらかといえばいくらか拓けたところだが、一面の草むらのせいで寂れた感じは歪めない。 昔は民家がたくさんあったようで、青苔の生えた塀などが残っているが、辺りにこれといった建物はなく、一軒だけぽつんと建っているのが問題の礼拝堂だった。「ええーっ、これがそうなの?」 昴と光は揃って不満の声を上…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは あとがき&次作のお知らせ
    2020/03/29 20:35
    淡路島で出会ったのは あとがき&次作のお知らせ

    いつも読みに来て頂きありがとうございます。今作の「淡路島で出会ったのは」は、如何でしたでしょうか。ついに、あの男を目掛けて、また一歩何かが動き出しました。父親の存在を知ったが為に走ることをやめた陽樹に、チビと呼ばれて走ることをやめていた岳斗の2人は出会ってしまった。本来ならば出会うことは叶わない2人だった。それでも、何かが重なったのだ。それでも陽樹は何かに思い当たると覚悟を決めたようで淡路島から神...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 今、燦々と生きる 5
    2020/03/26 23:18
  •    ジェミニなボクら⑤
    2020/03/26 17:48
       ジェミニなボクら⑤

    第五章 翌朝、昴と銀河はルームサービスで朝食を摂った。建物内の移動で銀河の脚に負担がないようにというのは表向きの理由で、本当はあのレストランにて朝から彼らと遭遇することに気後れしていたからである。 オレンジジュース、トマトとツナのサラダ、湯気を立てているスクランブルエッグとコーヒーがテーブルに並ぶ。トーストにバターを塗りながら、銀河が上目遣いに昴を見た。「ねえ、さっきから考え込んじゃって、いったいどうしたの?」「どうって、何もねえよ」「いや、おかしい。何かある。昴がそういう顔をしているときは何か悩みを抱えているときだよ。生まれてからこの方二十五年間、長きに渡ってつき合ってるボクの目は誤魔化せな…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (22) 最終話
    2020/03/26 09:12
    淡路島で出会ったのは (22) 最終話

    後ろから何かが追いかけてきているという気配を感じ取った岳斗は立ち止まり振り返って見ていた。誰なのだろうと、じっと見ているとランニング姿の人だ。 「誰だろう……」次第に、その人物のシルエットが近づいてくる。思わぬ人だったから呆然としていた岳斗に、その人は大声をだしてくる。 「20ペナルティでも追いついたー」 「え……、う、嘘。陽樹さん?」てか、ちょい待ち。早くないか。ダッシュを強めにかけ走りながら陽樹さん...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  •    ジェミニなボクら④
    2020/03/25 01:25
       ジェミニなボクら④

    第四章 ようやく晩餐がお開きになり、四階のエレベーターの前で慧児たちと左右に別れた昴と銀河はふらふらしながら、自分たちにあてがわれた部屋へとたどり着いた。 広さは十畳、いやもう少し広いだろうか。入ってすぐ右側にユニットバスがあり、反対側にはウォークインクロゼットが、さらに中へと進むと、ラタンのテーブルを挟んでベージュ色のソファが一組、向かい合わせに置かれている。 奥にはサイドテーブルを間にセミダブルの大きさのベッドが並び、その向こうにコバルトブルーのカーテンがかかった大きな窓がある。窓の外には海の景色が広がるオーシャンビューだが、今はもちろん、どっぷりと深い闇に包まれていた。 ソファに倒れ込む…

    ネオ稀腐人

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  •    ジェミニなボクら③
    2020/03/22 23:45
       ジェミニなボクら③

    第三章 さっきの要領で自転車を乗せたあと、助手席に乗り込んだ昴は運転席に座る男にそっと目をやった。 慧児の姿を見てホッと安心するなんて、戻ってきてくれて嬉しいと感じるなんて、彼に反発をおぼえていただけの今までの自分には考えられない、信じられない変化だ。 思えば、これまで彼とはどこぞの出版社で顔を合わせるくらいで、こんなふうに接触する機会はなかった。ましてや、車で一緒に移動するなんて、想像もつかなかったのだ。 昴の安堵を感じ取ったのか、慧児は前方を見つめたまま、静かに話しかけた。「銀河くんなら心配はいらない。打撲だけで済んだようだし、フロントで救急箱を借りて天宮が手当てをしているところだ」「そう…

    ネオ稀腐人

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  •    ジェミニなボクら②
    2020/03/21 13:55
       ジェミニなボクら②

    第二章 三十分とかからないうちにフェリーは凪島へと到着した。 青い空、エメラルドグリーンの海に緑溢れる島の姿が映え、風になびくオリーブの木々が異国情緒を演出しているが、さりとて地中海に来た感じはしない。 日本の、瀬戸内海の島から脱却していないのだが、それは外国風のイメージを売り物にしている全国どこの施設でも同じことが言えるだろう。所詮ここはジャパン・日本という国なのだから。 イタリアかスペイン辺りを意識した周囲の白い建物と、昔ながらの漁村の面影が残る港の光景はどこかちぐはぐで、昴はその渾然一体となった景色をファインダーに収めるとシャッターを切った。「とりあえずホテルに腰を落ち着けてから行動開始…

    ネオ稀腐人

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  • 今、燦々と生きる 4
    2020/03/20 22:45
  •    ジェミニなボクら①
    2020/03/20 01:59
       ジェミニなボクら①

    第一章「あった! あの船だ。ほらほら、兄貴ってば早くしろよっ!」 季節は初夏、爽やかな朝の港にあたふたと現れたのは若い男の二人連れ。タクシーからの猛ダッシュに、勢い余って海に落っこちるのではとハラハラする周囲の目が注がれているが、ご当人たちはそんなことを気にしてはいられないらしい。「待って! お願い、その船待ってくださーいっ!」 白い船体に鮮やかな緑のペンキで『リゾートホテル・オリーブアイランド』と描かれた小型のフェリーにドタドタと乗り込んだとたん、出発の汽笛が鳴り響いた。船は桟橋を離れて海原をゆっくりと進み始め、お騒がせな二人は客室に入ると、黄緑のビニールを張った横長の座席まで進み、五列のう…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (18) 
    2020/03/17 20:02
    淡路島で出会ったのは (18) 

    俺の通っている高校は神戸電鉄の岡場駅で降りるのだが、途中に建設中の図書館がある。その外側は完全にできあがっているので、皆が横目で見ながら学校へと行き、帰りは駅へと向かう。三学期も終わろうとしていた、その日も同様にチラ見していた。図書館のスタッフなのだろう、声が聞こえてくる。 「陽樹君、今度はこっちをお願い」 「はい」 「陽樹君、そっち終わったら搬入口で待機な」 「いよいよですね」 「ああ、新しい本...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑦(最終章)
    2020/03/15 01:05
       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑦(最終章)

    SCENE №007 パトカーの赤いランプが去っていくのを見送ると「無事解決ですね」と言って立花は微笑んでみせたが、こちらの二人は浮かない顔をしたままだった。 簡単な事情徴集とはいえ──詳しくはのちほど立花が説明しに行くということで開放されたのだ──刑事に質問されたのは初めてだ。これまでにない疲労が隼人を襲った。「二人とも疲れたでしょう。車で来ていますから、とりあえず戻りましょうか」 商店街専用の駐車場に停めてあったPHカンパニーのロゴ入りの銀色ワゴンに乗り込むと、立花がアクセルを踏んだ。 後部座席に尊と並んで座った隼人は腕組みをした難しい表情をチラリと盗み見た。(怒ってるのかな、当然だよな……

    ネオ稀腐人

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  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑥
    2020/03/15 01:05
       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑥

    SCENE №006 また連絡すると言ったにも関わらず、この数日間、尊からの電話はなかった。 毎日でも会いたい、せめて声を聞きたい。そんな気持ちは強まるばかりだが、何かと忙しい人に対して、こちらからかけるのは気が引けるために、そのままにしている。 隼人の生活はバイトを始める前と同じサイクルのまま、今日も平凡な一日が終わろうとしていた。 風音とは学校で顔を合わせたが、お互いに視線で合図を送るだけで、会話をするには至らない。学園アイドルと親しげに話すだなんて、彼女のファンに袋叩きになってはかなわないし、PHカンパニーについて、外部で話題にするのは避けた方がいいだろうと考えてのことだった。 ところが…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (17) 
    2020/03/14 20:34
    淡路島で出会ったのは (17) 

    それから1週間後に連絡が着た。「滅多にしないから気がつかないことがある」とのことだった。まあ拒否されないだけいいかと思い直し、了解と返事をする。だけどメル友関係では物足りなくなってきた頃、メールが着た。一言だけだった。 「住むところが決まった」それを見て返していた。 「おめでとう。どこに住むの?」 「神戸」 いや、それは分かってるよ。神戸のどこなんだよと思っていたらピコピコッと追加がくる。 「仕事...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 今、燦々と生きる 3
    2020/03/12 00:50
  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑤
    2020/03/11 23:06
       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)⑤

    SCENE №005 翌日曜の朝、時計が問題の十時を示すと、十文字家の門前に一台の車が停まった。 言わずと知れた黒いクーペから降りてきた尊はこれから隼人を泉泰大のキャンパスに案内しがてら、そこの図書館で勉強をさせたいと早苗に持ちかけた。 彼にすっかり惚れ込んでいる早苗はもちろん了解し、リュックを抱えた隼人が乗り込むのを待って、黒い車体は動きだした。 約束通りに迎えに来てくれた尊、二度と会えないと思っていた人とこうして一緒にいる。会いたいという思いが通じたのだ。 昨日の事件も、冷たく感じた彼の態度も、バイトを辞めたいと思ったことも忘れてウキウキしている自分に気づくと、隼人は急にうろたえてしまった…

    ネオ稀腐人

    Welcome to MOUSOU World!

  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)④
    2020/03/11 23:06
       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)④

    SCENE №004 再び黒いクーペの助手席へと乗り込んだ隼人だが、相変わらず無言のままで車を走らせる尊の態度に、次第に失望を感じていた。 優しく話しかけてくれたのは慰めたつもりなのではと、勝手な解釈をした自分にも腹が立った。相手に親しみを抱くようになった分、失望感も大きかった。 尊自身の仕事は隼人を会場へ連れて行くことと、北斗たちに引き合わせること。隼人の初仕事での大失敗も、人々の冷たい反応に遭うのも、彼にとってはどうでもいい出来事なのだ、それで当たり前なのだ。(ちっくしょう、何がエナジー指数だ、何がバトルモードだ。そんなのもう、知ったこっちゃない! そもそもだ、バトルモードで暴走する可能性…

    ネオ稀腐人

    Welcome to MOUSOU World!

  • 今も前を往く
    2020/03/09 18:28
  • いで気高く、
    2020/03/09 18:15
  • 絶え果つことなき意地を
    2020/03/09 17:51
  • 淡路島で出会ったのは (14) ソフトな描写あります。
    2020/03/08 21:10
    淡路島で出会ったのは (14) ソフトな描写あります。

    引き戸を開けて入りバカ弟に声を掛けてやる。 「良太、煩いぞ」 「あ、兄貴見てみて。陽樹さんのデカいよ」 「なにが?」 「陽樹さんの息子さん」 「息子さん?」 「そうそう、男のシンボル」 「ああ、それね」 「兄貴、知ってるの?」 「知るわけないだろ」 「兄貴のは、どうなのかなぁ」 「るさいっ。見世物じゃねえよ」 「小さいのかあ」 「お前はどうなんだよ。見せてみろ」 「やん。兄貴のエッチ」弟の良太は外...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)③
    2020/03/08 01:25
       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)③

    SCENE №003 次に二人が向かったのは『ひまわり保育園』、午後はこの場所にて、さっきのふたば保育園と同じイベントをやるのだ。 駐車場に車を入れると、先に到着した三崎たちが準備をしている姿が見え、尊はといえば、携帯電話を取り出してどこかに電話をかけ始めたが、よく見るとその電話機が黒っぽく光っているのに気づいた。(あんな機種、あったっけ?) 自分の知らない、新発売されたものかもしれない、などと考えていると、こちらを向いた尊は「ヤツらに連絡がついた。行こう」と促した。 車を降りて向かったのは保育園の建物から少し歩いたところにある公園だが、土曜の昼間にしては小学生らの姿もなく、所在なさそうにして…

    ネオ稀腐人

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  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)②
    2020/03/08 01:25
       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)②

    SCENE №002 ビルの裏側にある駐車場まで来ると、尊は自分の車に乗るよう、隼人を促した。 漆黒の車体、スポーツタイプのクーペは黒ずくめの美男子にこれ以上ぴったりな車はないという車種である。隼人がおずおずと助手席に乗り込むと、車は軽やかに発進した。エンジン音はさほど大きくない、このテの車にしては静かで落ち着いた乗り心地だ。 尊がカーステレオを操作すると左右のスピーカーからジャズが流れてきて、こんな気障っぽい演出も彼ならでは。 黙って運転を続けている相手に話しかけることもできず、隼人は仕方なく景色を眺めていたが、繁華街を抜け、住宅地にさしかかったところで、思い切って口を開いた。「あの……交通…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (13) ソフトな描写あります?
    2020/03/07 12:53
    淡路島で出会ったのは (13) ソフトな描写あります?

    外面のいい陽樹さんは母だけでなく弟受けもよかった。にこにことして身体の線が細い陽樹さんはスムーズに受け応えている。 「ねえ、本当に男なの?」 「こら、失礼なことを言うな」 「だってパッと見が女っぽいもん」 「だからって」 「脱げば胸の膨らみがあるとか」 「ないわっ」 「叩かないでよ。暴力兄貴」バカ弟が変なことを口にしたせいで夕べのことを思い出してしまった。しかも母まで、そっちの話しを口にしてくる。...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  •    PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)①
    2020/03/06 00:04
       PROMISEHERO009(覚醒編 BLVer.)①

    SCENE №001 育ち盛りは腹が減る。話題に乗り遅れないように、マンガ雑誌に目を通さねば。お気に入りのCDも、新しいゲームソフトも欲しい。みんなと盛り上がるためのカラオケボックス、携帯電話の料金は自分の小遣いで支払えと母のお達し。高校生だって何かと物入りだ。 先月まで勤務していた書店が閉店となり、目下失業中の隼人はその日、自分の部屋でアルバイト情報サイトを検索している最中に、ある求人広告に目を止めて思わず呟いた。「『誰にでもできる仕事ですが、やりがいもあります』って、何か矛盾してないか?」 依頼の主は株式会社PHカンパニー。まったく聞いたことのない社名である。 ✰ 記 ✰ ◎正社員・契約社…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (12) 
    2020/03/05 22:50
    淡路島で出会ったのは (12) 

    岩屋から猛スピードで明石大橋を一気にスピードダウンすることなく走り抜けると、海岸線は安全速度で神戸の水族館まで走る。三時間強掛かって水族館に到着した。その駐車場で涼を取っていた。「あっちぃー」「やっと追いついたー」「ここが水族館だよ」「今は飲み物が欲しい」「はい、どうぞ」ペットボトルを1本買い渡すと、一気に半分を飲み下している。ゴックンと音が聞こえ、喉仏が上下に動く。その喉仏に沿うようにペットボト...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 淡路島で出会ったのは (9) 軽く性描写あります。
    2020/03/01 20:31
    淡路島で出会ったのは (9) 軽く性描写あります。

    やばい、でる。でそうだ。 「出していいよ」その言葉に促され出してしまった。 「気持ちよかったんだね。僕も気持ちよくなったよ」 「俺は」 「寝るのは風呂から出てからだよ」 「それもそうだね」眠気もあるが、してはいけないことをしてしまったと、後悔の念がわく。俺から離れた陽樹さんは言ってくる。 「最後に貸して」なんのことが分からない俺は、その最後という言葉に頷いていた。 「いいよ」ありがとうと返してきた...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  •    背徳のカプリッチオ ⑦(最終章)※18禁指定にした方がいいかな?(気弱)
    2020/02/28 17:18
       背徳のカプリッチオ ⑦(最終章)※18禁指定にした方がいいかな?(気弱)

    第七章 よく晴れた日、久しぶりに見る「緑のお屋敷」別名「樹神御殿」は昔とちっとも変わっていなかった。 高くそびえる木立も、水滴を涼しげに振りまく噴水も、咲き乱れる花々も二十年近く前のあの頃と同じだった。 いや、屋根や壁がいくらか古びたり、窓の奥のカーテンの色が変わったりと、それなりに変化しているのだが、オレの記憶の中にある姿をとどめていた。「うっわー。懐かしいな」「さっきから懐かしいの大安売りだな」 建物を目の前にして、同じ感嘆句ばかりを口にするオレに、傍らの健吾がやれやれと苦笑する。 隣の公園では数人の子供たちが遊具で遊んだり、砂場でじゃれ合ったりしていたが、野球をやる少年たちはいなかった。…

    ネオ稀腐人

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  •    背徳のカプリッチオ ⑥
    2020/02/28 17:17
       背徳のカプリッチオ ⑥

    第六章 樹神の危惧が現実となり、オレは今、この場所にいる。時刻はたぶん、夜の十一時ぐらいのはずだ。 この場所で──恐らく新宿からほど近い、どこかの廃ビルの一室──目覚めたのはほんの数分前、クロロホルムを嗅がされたせいか、未だに頭がぼうっとしたままだ。 当然ながら電気は通じていないが、床に転がされた懐中電灯が室内の一部を照らしているので、そこに脚が傾いた事務机やら書類棚、ひっくり返ったクズカゴなどがあるのはわかる。以前はオフィスとして使われていたのだろう。 事務机の御供だったであろうスツールに全身を縛りつけられたオレは身体を揺すって脱出を試みたが、ガッチリと固められたロープが肌に食い込むだけで、…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (8) R15! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。
    2020/02/27 22:22
    淡路島で出会ったのは (8) R15! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

     「く……」 「君はイイ表情をするね」でも、何も返せないでいた。だって、何かが出てきそうだから。 「まだだよ」そう言って俺の息子を握ってくる。 「あ……」しばらくされていると嫌な気持ちがなくなり快感になってくる。 「いい感じになってきたね。もらう」 「はぅ」俺の上に乗っかっていた陽樹さんはジワジワと降りてくる。 「あ、ん」なんだか色っぽい。そう思うと俺の息子は反応した。即座に陽樹さんの身体がビクつく。...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  •    背徳のカプリッチオ ⑤
    2020/02/24 21:39
       背徳のカプリッチオ ⑤

    第五章 心を鬼にして、鉄の意志で捜査にあたるオレはその日も樹神を張り込んでいた。 今日の服装は黒いスーツにロイヤルブルーのワイシャツ、シルバーのネクタイにお決まりのサングラス……と、かなりド派手。 どう見ても先生に相応しくない、職業を間違えている格好だけど、イイ男は何を着ても許されるというか、その男ぶりを引き立てているのだから、大したものだ。 さて、彼はふだんどおりに予備校の事務所へと出勤し、そこから講義を担当する校舎へと向かった。当然あとを尾ける。 オレに尾行されていると承知の樹神はこちらの存在を無視するかのように、無表情のままでさっさと車に乗り込んだ。 教室に入るのを確認すると、出入り口が…

    ネオ稀腐人

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  •    背徳のカプリッチオ ④
    2020/02/24 21:39
       背徳のカプリッチオ ④

    第四章 降り注ぐ太陽の光を受けて、キラキラと輝く緑の葉をつけた木々が林立する広い庭、白いカーテンのかかった黒枠の出窓に赤茶色のレンガ造りの大きな西洋館── あれ、何だっけ? 何て呼ばれていたんだっけ? うーん、ダメだ。 近所で「緑のお屋敷」あるいは「緑屋敷」と呼ばれていた建物の、もうひとつの呼び名がどうしても思い出せないが──まあ、いいや。 とにかく、その「緑のお屋敷」のすぐ隣にある広い公園がオレの小学生時代の放課後の遊び場だったのは確かだ。 公園にはたくさんの遊具の他に、芝生の広場が設けられているのだが、そこで野球をやるのが高学年男子の楽しみであり、ステータスでもあった。「あー、また入っちゃ…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (7) 性描写あります?
    2020/02/23 11:11
    淡路島で出会ったのは (7) 性描写あります?

    陽樹さんは微笑んできた。 「ふふ、嬉しいな。君は童貞なんだね」 「どうて……。って、え、ええっ」 「やっと目も頭も起きてきたってことだね」嘘だろう。やっと自分の異変に気がついた俺は陽樹さんが俺の上に乗っかっていることに気がついた。 「重い」 「ごちそうさま」陽樹さんはクスクスと微笑みながら言ってくるが、男相手にするものじゃないだろ。そう思うと言っていた。 「もしかしてホモ」 「じゃあないけど、好みの...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 淡路島で出会ったのは (6) ソフトな性描写。。。?
    2020/02/21 09:17
    淡路島で出会ったのは (6) ソフトな性描写。。。?

    だめだ、もう我慢できない。そう思ったら身体が震えた。 「ああー」でた。それも、他所様の家で。恥ずかしい、穴があったら入りたい。落ち込んでいたら声が聞こえてくる。 「起きたんだね。夕べは目を覚まさなかったから今夜も大丈夫かなと思ったのだけど」でも、俺はその意味が分からなかった。だって、俺の頭の中には「初めて他所様の家で漏らした」という言葉で占められていて、他の言葉なんて耳に入ってこなかったからだ。だ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  •    背徳のカプリッチオ ③
    2020/02/21 01:14
       背徳のカプリッチオ ③

    第三章 未だ容疑者を一人に絞り込めない状況の中、確固としたアリバイがない樹神への容疑は強くなる一方だった。 彼が食事を摂ったという横浜の店での証言は得られたが、帰宅時間から逆算して、店からいったん川崎の被害者宅へ向かい、横浜に引き返して自宅に戻るのは充分可能だったからだ。 また、防犯カメラに残る映像の人物、黒い服の男に似ているのも彼を不利な状況に追い込んでいた。 この人物は犯人と考えてほぼ間違いないし、捜査本部もその方針で動いているため、樹神は容疑の濃さでは重要参考人中でナンバーワンになってしまった。「最重要参考人ってわけか。こりゃ面倒なことになったな」 田ノ浦さんは柔和な顔に難しい表情を浮か…

    ネオ稀腐人

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  •    背徳のカプリッチオ ②
    2020/02/21 01:14
       背徳のカプリッチオ ②

    第二章 捜査状況を報告するため、その日のうちに捜査本部のある川崎署へ戻った。 午後十時からの捜査会議まで休憩を取っていたオレは自動販売機コーナー前のベンチに座ってぼんやりとしていた。中身の入った紙コップが手から落ちそうになり、慌てて持ち直す。 帰り際のあのキスはいったい、どういうつもりだったのか。 容疑者に不意を突かれた、それだけでも刑事失格なのに、挙句の果てに唇を奪われたなんて。 奪われたのが拳銃だったら最悪の事態になっていただろう。そんなの、比べる対象じゃないけど。 それにしても、よりにもよってキスをするだなんて、ふざけるにも程がある。 自分より年下のくせに、いっちょまえに刑事ぶっていて生…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (5) 
    2020/02/18 22:50
    淡路島で出会ったのは (5) 

    それがきっかけで淡路島を観光案内してくれた。その人は俺より二つ上の高校3年生。陽樹さんは俺より幼く見えるが、そのことは黙っていた。泊まる宿は洲本なので、岩屋から洲本に向けて走らす。「淡イチ」と呼ばれ、海沿い百五十キロを一日で走るのが一般的だそうだ。だけどゆっくりでいいので、のんびりと走りたかった。風景を見るのも醍醐味だから。岩屋から洲本までは車が多いので気を付けないとねと言われ、でもマナーあるよね...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  •    背徳のカプリッチオ ①
    2020/02/16 13:36
       背徳のカプリッチオ ①

    第一章「おっ、帰ってきたぞ。ヤツだ」 田ノ浦(たのうら)警部補の押し殺した声を耳にして、全身に緊張が走る。 横浜市港北区にある高級マンション脇の駐車場にて、張り込みを始めて三時間あまり。太陽がすっかり西に沈んでしまった今、ようやく重要参考人のお出ましだ。 本部事務所の説明によると、今日の授業は都内の二つの校舎で午前と午後一番の二コマのみ。 夕刻には自宅へ戻る予定じゃなかったのかとも思うと、ちょっと納得いかないけれど、予定は未定ともいう。待つことを苦にしていたら、この仕事は務まらない。 さて、ここからがスタートだ。 オレは武者震いをしながら、黒塗りのセダンから降り立った男を食い入るように見つめた…

    ネオ稀腐人

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  • 淡路島で出会ったのは (4) 
    2020/02/16 09:18
    淡路島で出会ったのは (4) 

    するとゴンッ!と鈍い音がした。 「逃げて」 「え、あの」 「いいから早く」その人と一緒にバイクを走らせる。なんかスースーとするのはなぜだろう。寒気がする。思わず声が出ていた。 「さみっ」その人は俺の方を向くと、ぷぷっと笑ってくれる。 「前をちゃんと閉じないとね」その言葉で、あの野郎にジッパーを下げられたことに気がつく。バイクを止め、ジッパーを顎下までキチッと上げる。 「何年生?」 「高1」 「君、...

    福山ともゑ

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  • 淡路島で出会ったのは (3) R18! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。
    2020/02/15 16:45
    淡路島で出会ったのは (3) R18! 性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

    同棲相手である陽樹《はるき》さんとは、バイク旅行で知り合った。16歳の誕生日にバイクの免許を取ると買って貰い、夏休みを利用して行った。姫路に行こうかと思っていたのだけど、天気が良く“海が俺を呼んでるぜ”となぜか思ってしまい、淡路島に向かったのだ。暇だし、海風を身に受けて走るのもいいなと思ったからだ。自宅から三宮までは下り坂なので楽にスイスイと走る。それでも時間は掛かるので休憩をして地図を広げ見る。今度...

    福山ともゑ

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  • 命の泉、ヴィータの人
    2020/02/14 22:15
  • 命の泉、ヴィータの人
    2020/02/14 00:12
  • 淡路島で出会ったのは (2) 
    2020/02/13 17:57
    淡路島で出会ったのは (2) 

    しかも、相手は二年の時のミス成南に選ばれたクィーンが黒幕だった。 「何やってるんだっ」 「だ、だって槇君が」 「英次、お前、何か言ったのか」話しを向けられた槇英次は、とんでもないことを言ってのける。 「岳斗は女子に興味がないから煩く付きまとうなって言ったんだ」 「え……」英次の、その言葉に驚いた。 「なによ、岳斗君がモテるから嫉妬してるんじゃないの」 「岳斗君、違うでしょ」だが英次に脅しは効かない。...

    福山ともゑ

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  •    ムーンライトダンス ⑦(最終章)
    2020/02/12 18:23
       ムーンライトダンス ⑦(最終章)

    最終章 けっこう重症だった胃潰瘍の治療もメドがつき、オレは晴れて退院となった。 退院当日、迎えに来てくれたのはこの日を一番待ち望んでいた辰哉で、オレはようやく二人のスウィートホームに戻ってきた。 いやまったく、このオンボロな寮がスウィートだなんて、笑っちゃうよな。 道すがらの、辰哉の説明によれば、次期理事長を巡るその後の騒動はとりあえず終結したようだ。 辰哉の理事長就任は取り止めとなり、婚約の話ももちろん自然消滅。柿崎さんあたりが説得したのか、善司ジイさんは態度を変えてこれまでの辰哉に対する扱いについて詫び、孫と祖父は和解。 また、近いうちにその座を岳大パパに譲ると承知し、その代わりキャンパス…

    ネオ稀腐人

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  •    ムーンライトダンス ⑥
    2020/02/12 18:23
       ムーンライトダンス ⑥

    第六章 目が覚めたら天国だった。 いや、そんなはずはない。オレが行くのはどうみても地獄の方だろうに。 それにしても、何でベッドなんかに寝てるんだ? 白い壁、ブルーのカーテン、地獄らしくない、どっちかっつーと病院みたいな感じの場所だ。「おい、気がついたか?」 こちらを覗き込む地獄の番人は辰哉にそっくりだ。だからオレの担当にしてくれたのかな、地獄って、けっこーサービスがいいところなんだな。「ラムネ、俺の顔がわかるか?」「あ……」 ここは地獄じゃなく、本当に病院だった。 オレってば、意地汚なくも生きていたってわけだ。死ぬ、死ぬと大袈裟に吹聴していたのが何とも恥ずかしい。 医師の診断によって病名判明、…

    ネオ稀腐人

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