大人のためのBL、ML

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大人のためのBL、MLの記事

1件〜50件

  • クルーザーで太平洋巡り! (4) 特別出演組、登場w
    2019/09/01 09:10
    クルーザーで太平洋巡り! (4) 特別出演組、登場w

     その頃、パースではコンピューター会社の一室で重々しい空気が流れていた。 バサッと卓上に一枚の紙を置いてやる。   「これ、なんだと思う? 皆の感想を求める」   その紙を覗き見することもなく、お喋りスズメは一言だ。  「言っておくが、私のとこには来てないぞ」   「マサは?」 話しを振られるが、知らないものは知らない。 至極、簡潔に返してやる。  「なにも知らない」    「まさかとは思うが、私...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 最新作! クルーザーで太平洋巡り! (1)
    2019/08/29 08:25
    最新作! クルーザーで太平洋巡り! (1)

     なにやら博人はご機嫌だ。 ソファでうたた寝をしている友明をたたき起こそうとしている。  「友。友、友、友、友、友、友、友」  いい気分で微睡んでいた友明は博人の自分を呼び方に腹が立ち、目が覚めた。  「煩い! 人を犬や猫にみたいに呼ぶな」   しかし、博人は、こう言ってくる。  「海、行こう」  「海なんて、毎日の陽に見てるだろ」   そんな友明の文句をスルーして博人は、こう返す。  「シンガポ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! あとがき&次作のお知らせ&お盆休みのご案内
    2019/08/24 10:30
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! あとがき&次作のお知らせ&お盆休みのご案内

     いつも読みに来て頂きありがとうございます。  『貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ!』は、いかがでしたでしょうか。 やっとのことで、友明が動き出しました。 3年数ヶ月ぶりですが、この2人の話が進みました。 一歩、一歩、確実に向かっております。 どこに?というツッコミは無しでお願いします。(汗←まだ決まってない  博人視点とポール視点のシンガポール銃撃戦の詳細が表われ、その話しに関しましては、一応...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (25)は、最終話
    2019/08/23 09:10
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (25)は、最終話

     なにか言いたげな表情をしていたが意を決したのだろう。 トモヤは口を開く。  「マサ、聞いていいか?」  「なに?」  「ボスは、なにがあったのかカミングしたのか?」  「なにを?」  トモヤは言葉を選ぶ  「どうして、徘徊するのか。その理由を」  「理由は知らない。だけど左目を失明しているので、それに関わることだろうなとは思っている」  「どうして失明したのかは」  「知らない。スズメやサトルは...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (23) エピローグ
    2019/08/21 09:17
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (23) エピローグ

     空港から戻りながらマサはボヤいている。  「いったい、誰なんだ?」  「そんなにも変わった?」   「変わるわけないだろ」  「なんでスズメは知ってるのに」  「記憶力の違いだろ」  「スズメのくせにムカつく」   「あははっ。いつまで経っても仲の良さは変わらないねえ」  「誰が誰と仲がいいって?」  「ほら。2人揃ってハモってるよ」  スズメは言ってくる。  「マサ。お前の仕事は、こいつのガードだからな...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (18)
    2019/08/15 10:17
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (18)

     1ヶ月をフィンランドで過ごし、3週間をドイツとフランスを観光して戻ってきた。 雪焼けしてパースに戻ってきた。 もちろん収穫はあった。  ドイツの国立大学の医学部の入試に臨み合格した。 博人さんは国立大学の大学病院にドクターとして5年間の契約をした。 潤のチャーチを探すつもりだったのに、潤はきっぱりと言ってきた。  「僕はパースがいい」  「どうして?」  「ジンがいるし、楽しいから」  「ダディ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (17)
    2019/08/14 09:15
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (17)

     エドの「入学したら」という言葉に興味が湧く。 相談したい相手は土の下で眠っている。 お母ちゃんの墓の前で、心の中で相談していた。 1週間経って、やっと博人さんに話しを持ちかけた。  「博人さんは、私はメスドクに向いてないと思う?」  「見たことないから分からないけど。皮膚科か?」  「分からない」  「簡単に答えは見つからないよ。なにを急いでいるんだ?」  「皆がやりたいことをやっているのに、私...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (15)
    2019/08/12 09:24
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (15)

     最期のテストです。 という言葉に安心した。  しかも、こう付け加えてくる。  「4人ともしてもらいます」と言うと、封書を各自に渡す。  途端にポールは嫌そうな表情になる。  「まさか、ペーパーテスト……」  「そうです」  その声にエドは喚く。  「なんで私までっ」 クリニック・ボスのトモは安心したのか、こう言っている。  「よかった」   「時間制限、1時間です。それでは用意してください」  椅...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (12) テスト開始!!
    2019/08/09 09:17
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (12) テスト開始!!

     その翌日、ワダからメールが着た。 打ち込まれていた文章は、これだった。 「今夜、テストします。19時に昨日と同じ所に来てください」  本当にやるのか。 どんなテストなんだろう。頭を使ってのテストは苦手なんだけどな。 19時前に着くとヒロが立っていたので声を掛けると案内してくれる。  「最初は運動だよ」  「良かった。頭で考えるのは苦手だから助かったよ。どうして地下を通るの?」  「真上は道場だけど、...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (11)
    2019/08/08 09:24
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (11)

     30分後、戻ってくるだろうと思い紅茶を淹れる。 テーブルの上にはシュークリームを皿に並べ置き、エドの手前に紅茶を置く。 真っ先にエドが口を開く。  「あー……、さっきのは参った。口直しに貰う」  そのエドにヒロトは聞いていた。  「大丈夫?」  「大丈夫なような、そうでもないような」  そんなエドに和田が口を挟んでくる。  「梅酒ですよ。しかも原液のほうをストレートで一気飲みするだなんて信じられませ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (10)
    2019/08/07 09:26
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (10)

     エドは呆然としている。  「そんなことがあっただなんて……」  「トモの、オファーは断ったから言う必要はないと思ったんだ」  ヒロが口を挟んでくる。  「私は現場に居た。その現場視点から言ってもいいかな」 ちらっとトモのほうを見る。 顔色のないトモはなにを思っているのだろう。  「トモ、大丈夫か?」  微かだがトモは頷く。  「本当に大丈夫なのか?」  声は出ないが頷いている。 そんなトモにポール...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (9)
    2019/08/06 09:21
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (9)

     だが、その後が大変だった。 蓋を開ければ、研修会参加者のドクターは半数に、ここの病院勤務のドクターやナースたちはほぼ半数に減っていた。 だけどヒロが生きていたことが嬉しかった。 そして各部屋を回った。 回診ではない。 子どもが大人か、ドクターか一般人か、男か女か。それを確認するために回ったんだ。 トモのことはニックに任せていた。 普通なら、お付きが5人いるのに、私は一人で回った。だけどジョンが付...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (8)
    2019/08/05 09:26
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (8)

     いきなり散弾の音が鳴った。 こんな所で散弾だなんて、マルクはなにを考えてるんだ。それほど拒否したのが悔しかったのかと思ったが、すぐに訂正する。 マルクなら、こんな手は使わず私一人を狙うはずだ。 それに、なんで今なんだ。 今日はスキルアップ講習会だ。 しかも、今日はトモが講師をする。 それを聴こうと思っているんだ。  だが、その散弾の音は中々止まない。 警察はなにをしているんだ。 もしかして敵対し...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (7)
    2019/08/04 09:24
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (7)

     聞き終わったポールは驚いている。肝心なことはスルーして違う点を口にしていた。  「お爺様って……、え、あの”御”はヒロの? エド、驚いてないようだけど」  「今の”御”はヒロの叔父だ」  「いつから知って」  「最初から」  「はあ?」  今度の語り部はエドになった。  「一番最初に気が付いたのはホワンだ」  「なにも教えて貰ってない」  「ジジイ同士結託してるからな」  「マルクは」  「おそらく最...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (6)
    2019/08/03 09:14
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (6)

      「っ……」 そして、その夜も魘されて目が覚める。 未だに、あの悪夢から解放されない。 それでも、週に1、2回になってきてるのがせめてもの救いだ。 あれから何年だ……。 33歳になる年の5月だったから、13年半ほどか。 ふいに博人さんの言葉が過る。  「迷惑云々は考えるな。私が居る事を忘れないで欲しい。9年間苦しんできたんだ。あと9年間は同じように苦しみ悩むと思う」  ボソッと呟く。  「あと最低でも6...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (5)
    2019/08/02 09:08
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (5)

     友明も話していた。  ポールがボスをしている『ブラック・ドラゴン』。 クリニック・ボスである友明は、練習場となっていたクリニックの道場に、初めて足を向けた。 なにしろ、あの9人は元側付である5人よりもはるかに強く、『ブラック・ドラゴン』で師範するようになり道場に姿を見せなくなったからだ。 初めて足を踏み入れた道場は、所々が色褪せたり、ぶつかって出来たのであろうと思われる窪み等が見受けられる。 学...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (4)
    2019/08/01 09:07
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (4)

     日本に墓参りをしていた。 その時を思い出しながら話しをしていく。  ある和菓子屋で起こったことを友明は極力シンプルに話した。 そして、残りの一つが現れ、宝石(いし)は、本来あるべきの一つになった。 その時に登場した人物が、トモの中に入り左目に光を灯した。  シンプル過ぎだと言われ、仕方なく一部始終を話してやる。 和菓子屋に行き、起こったこと。 バイオリンの形をした蒼いモノを見た博人は即、感じ取っ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(10)
    2019/07/31 05:44
    with、◆伴走者(10)

    「・・・そうでしたね」 一瞬にして頭が切り替わって、元々の話題が蘇った。そんな長谷川へと、向井はもう一度笑ってみせた。「と、まあ、自己嫌悪にもかられてるけど。新たな発見もあったよ。・・・俺には、おまえに相談してみるっていう選択肢もできたんだって気づいた。対応策が思いつけない状態でも、相談して構わないんだ、って。・・・構わないんだよな?」「・・・・・・」 当然じゃないですかと、辛うじて返したものの。 またしても胸...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (3)
    2019/07/30 09:10
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (3)

     そして約束の日。 ポールはエドと共に、ヒロとトモが暮らしている本宅の裏門の一つから中に入った。 正門から入るとセキュリティが動いてユタカの知るところになるからだ。 ヒロが立っている。   「いらっしゃい」   「ここは不思議な建物だね」   「そう?」   「なんで、ヒロはこんな風に建てたの?」   「私じゃない」   「違うの?」   「違うよ。トモの母親がデザインして建てたんだって」   「へえ、ト...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (2)
    2019/07/29 09:06
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (2)

     クリスマスの日、博人がボソッと呟いた言葉。  「ペーパー用の講義があれば」   その言葉が頭の隅に引っかかり、それ以降ずっと考えていたということを話していた。 だが、自分一人でいい。 皆は、皆の生き方がある。  その話を聞いた博人は、友明とともにエドの部屋へ行き話した。  「内緒にして欲しい」   そう言われていたが、エドはポールに喋っていた。  「なあ、これは3人だけの秘密なんだが、手伝って欲...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(9)
    2019/07/29 05:30
    with、◆伴走者(9)

    「・・・ちょっと、先生」 一方の長谷川は、つい笑ってしまった。殊更に冗談めかした口調で、こう続ける。「先生に頼って甘えてばかりの僕の前で、そういうこと言いますか? 僕に比べたら先生は全然、弱っちくなんかないですよ」 だから安心してください、と軽く言ったら、向井からは意外なくらいに強い否定が来た。そんなことない、と断言されて、長谷川はぱちぱちと瞬きをする。 その様子をどう理解したものか、向井は慌てて言...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (1)
    2019/07/28 09:08
    貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! (1)

     パーン! と音がする。 だけど、この音は銃声ではない。 だからこそ、ベッドから動かないでいたんだ。 すると布団ごと抱きかかえられる。 何処に行くのだろうと思っていたら、リビングに連れて行かれる。 入った途端、布団ごと落とされた。 これだと受け身取れないじゃないか。  「ったいなあ……」  先ほどと同じ銃声が聞こえるが正体はクラッカーだ。 その音と二つの声が聞こえてきた。  「Happy Birthday!!」 ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 最新作! 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! 
    2019/07/27 23:12
    最新作! 貴方がいる。それが強くなれる秘訣だ! 

    いつも読みに来て頂きありがとうございます。最新作、開始です!しかも!!全年齢、対象です!エロっ気は、まったくありません!(断言w本日、7月27日は友明の誕生日です。ハッピーバースディ、友明♪なぜか友明に「誕生日なのだから、今日中に書いて更新しろ」と尻を蹴られ、更新しています。~あらすじ大学卒業後、ある事故に遭いドクターストップをもらった福山友明は、そこの病院のボスをしていた博人と恋人になった。今で...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(8)
    2019/07/27 05:28
    with、◆伴走者(8)

     患者さんのことなんですよね、と言葉を継ぐうちに、長谷川の中で悔恨の念がぐんぐんふくらんでいった。それに比例して、声も小さくなる。「だったら、こんなオープンな場で話題にするのは御法度ですよね。駄々こねて済みませんでした」 守秘義務、という、医師として絶対に忘れてはならないことが頭から飛んでいた。 ああ俺、まだまだ全然駄目だな。そう自省しつつ、それでもせっかくの向井との外食を台無しにしたくなくて、長...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 あとがき&次作の、お知らせ
    2019/07/25 09:07
    好きになったのは年上で意地悪な人 あとがき&次作の、お知らせ

     いつも読みに来て頂きありがとうございます。  『好きになったのは年上で意地悪な人』は、如何でしたでしょうか?  岡崎は退社して、本業であるバイオリンを奏でながら他にもバイトを掛け持ちし二足の草鞋で生活することにしました。 そして、宮田常務も。 今作で宮田常務の話がやっと書けてよかったです。 自分の子どもと変わらない年齢の岡崎を抱く。 そういうことに抵抗ない人だと分かって頂けたと思います。(笑) ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(7)
    2019/07/25 05:31
    with、◆伴走者(7)

     だが向井は、その場では切り出そうとはしなかった。 ここじゃ何だから、というのがその言い分だ。「帰ってから話すよ」 淡々とした口調でそう言って、また箸を動かし始めた向井を、長谷川は少しばかり恨めしげに見やった。「なんだかすごく気になるんですけど」「そうか?」「そうですよ。気になって気になって、もう食事が喉を通りません」「まあそう言わずに。ほら、天津飯、旨いぞ」 向井が取り分けてくれた皿の中身を、長...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (94) 最終話は、♡♡♡腐で可愛く!性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。
    2019/07/24 09:14
    好きになったのは年上で意地悪な人 (94) 最終話は、♡♡♡腐で可愛く!性描写あります。抵抗ある方はスルーしてください。

     まだ敦は怒っている。 悟と一緒に徹が持っている袋を渡すために外に出ている。  「返却するからな」  「使えよ」  「いらんっ」    「第一、あん……」 思わず立ち止まってしまった。 悟は、その様子を口にする。  「おや、自分で付けてる」  猫耳に首飾り、しかも尻尾まで付けている。 一瞬、可愛いと思ってしまった。 脳内では裸にした徹に自分が付けていくシーンが浮かびあがる。   「これは、また。岡崎...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(6)
    2019/07/23 05:25
    with、◆伴走者(6)

     滅多にない『こんなこと』。それをもう少し詳しく云うならば、たとえば。  頼られる。 一人前に扱われる。もしくは、対等に。 いや違うな、と長谷川は自分でも思う。どれも語弊があるし正確じゃない。でも、他にうまい表現が見つからない。 ただ、確かなのは。 今までの多くの場合、フォローする側とされる側に分けるとしたら、前者は向井で後者は長谷川だった。 向井の意見は違うかもしれない。だが少なくとも長谷川に...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (92) 告白
    2019/07/22 09:15
    好きになったのは年上で意地悪な人 (92) 告白

     優介は声を掛けてくる。  「ねえ、徹」  「なに?」  「一緒に暮らしてどう?」  「な、なにを急に」  「3階で一緒に暮らしてエッチなことしてるの?」  「ゆーすけー、お前ね、なにを言い出すんだよ」  「大丈夫だよ」  「なにが?」  あのね、と優介は話してくれる。  はいはい、どうせ優介にはバレていると思っていたよ。 それになんだって。 師匠と優介は恋人で同棲中だと。 分かんなかったなあ。 ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (91) 
    2019/07/21 09:18
    好きになったのは年上で意地悪な人 (91) 

     開店初日。 コンビニ店長と、師匠から花輪が届いた。 しかも、退社した会社の社長からも。 ああ、そういえば大学の同期で仲がよかったと言われてたな。  そして、こともあろうに卒業した大学からも。 そういえば、社長と同期なら俺と同じ大学だ。 俺とは学部は違うが、それでも同じ東響大学でも「医学部卒業生仲間より」「経済学部卒業生仲間より」「教育学部卒生業仲間より」と送り主が違う。 敦さんは、それを見て呆れ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(5)
    2019/07/21 05:46
    with、◆伴走者(5)

     向井の目が、メガネの向こうで軽く見開かれた。「え、何で?」 その表情も声音も、向井らしくもなく無防備で、だから長谷川は確信する。何かあったんだ。 すぐにでも問い詰めて聞き出したい気持ちを抑え、長谷川は微笑んでみせた。「そりゃ判りますよ。他はともかく向井先生に関することには、僕は超能力が働くんです。先生が言葉や態度に出してないつもりでも駄目なんですよ。空気だけでピンと来るので」 普段の向井なら、長...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (90) 
    2019/07/20 09:41
    好きになったのは年上で意地悪な人 (90) 

     斜め気味に設置されたヨットとクルーザーは、一店舗にするため壁を潰し天上も取っ払って広げる。 手前にあるヨットはトイレを残し、他は潰した。 クルーザーのほうは操縦席とキッチンを残し、他は潰し広げる。  キッチンには簡単な物しか置かれていない。 まずコンロ系はない。 冷蔵庫もないので、敦さんは自分の部屋のを置いているみたいだ。  「どうした?」  「部屋に冷蔵庫がないと不便では?」  「部屋にはある...

    福山ともゑ

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  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (89) 夏休み♪♪
    2019/07/19 09:12
    好きになったのは年上で意地悪な人 (89) 夏休み♪♪

     7月下旬、皆で敦さんのヨットに乗りに行く。 今日はコンビニ、道場、シュークリーム屋も休みだ。 優介は元気にはしゃいでいる。  「格好いい-」  そんな優介に師匠は牽制の意を込めて声を掛けている。  「優介、はしゃぐな」  「だって、ヨットだなんて初めてだもん」  「はしゃぎすぎると落とすぞ」  「いいよ。海パンになっとくから」  そんな二人のやり取りに、皆は笑い出す。  「んー、気持ちいいなあ」...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(4)
    2019/07/19 05:36
    with、◆伴走者(4)

    「倦怠期?」 その日は向井が日直勤務に当たっていたので、そういう週末の常として夕食は仕事終わりの向井と待ち合わせて外で食べた。 何が食べたいですかと、今日働いてきた人に尋ねたら、「餃子」と即答だった。なので、店名にも「ぎょうざの」と入っている有名チェーン店に入る。このテの店は大概どこにでもあって、味も安定しているので良いというのが、長谷川と向井の一致した意見だ。 生ビールとウーロン茶で、お疲れ様で...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (88) 
    2019/07/18 09:11
    好きになったのは年上で意地悪な人 (88) 

     話しは色々と進んでいく。  「それなら、あとは保健センターに登録して許可もらわないとな」   「夜は自分でする」  悟はなにかを思い立ったのか優介に持ちかけている。  「優介、それなら販売でなくシュークリームの卸屋でやればいい」  「卸屋って」  「昌平と宮田のところに卸す。そしたら、お前も気が楽になるだろう」  「悟さん、なにを考えて」  「忘れたか? お前は栄養士の資格を持っている」  「あ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (87) 
    2019/07/17 10:02
    好きになったのは年上で意地悪な人 (87) 

     木曜日に退院した敦さんは週末までゆっくりしていた。 入院中に考えていたことを話してくれた。   「もう、どこにも行ったり来たりできない。一つの所に腰を落ち着けた方がいいと言われたけど、私はまだ60の半ばだ。まだ働ける。どうしたらいいのか、ずっと考えていた」  「敦さんのやりたいことってなんですか?」  「分からない。今までは絶え間なくオファーあったからな」  「それなら新しく何かに挑戦されてはいか...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(3)
    2019/07/17 05:28
    with、◆伴走者(3)

     あの頃はさ、と続けた声は妙に明るくて、自分でも少し驚いた。 だがそれは微笑っているからだとすぐに気づいて安堵した。その笑みに、嘘が少しもないことにも。 大きな瞳を更に見開いて、こちらを見つめているなつめへと真っ直ぐに視線を返し、改めて微笑む。「そりゃあもう悲壮だったよ。駄目になるのは当然のことなんだから、そうなっても向井先生を恨んだり憎んだり絶対にしないでおこう、って自分に言い聞かせてね。代わり...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (86) 
    2019/07/16 09:15
    好きになったのは年上で意地悪な人 (86) 

     ※利根川視点※  もう、どうしたらいいのか分からない。 高瀬、今どこに居るんだ? なにをしているのだろう。  どうやら自分の住む住処から見つけないといけないみたいだ。 今まで贅沢していたからなあ。 ふと坊ちゃんの言葉が浮かぶ。  「社食する?」  いや、冗談じゃない。 誰が、見ず知らずの奴に作って食べさせないといけないんだ。 高瀬と坊ちゃんだったから作って食わせたんだ。  自分の力がなにに向いてい...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (85) 結果は。。。
    2019/07/15 09:12
    好きになったのは年上で意地悪な人 (85) 結果は。。。

     その騒ぎを聞きつけた副社長は利根川を社長室へと連れて行く。  「もう庇うことはできない」  「副社長」  「利根川君。君は、誰になにをしたのか分かってるかい?」  「あの男は、あいつを隠した」  「あいつとは、誰のこと?」  「岡崎です。この2ヶ月、出社せずに」  「彼は3月末で退社した」  「なにも聞いていません」  「彼は常務秘書だったからな」  「高瀬だけでなく、岡崎まで……。どうして」  ...

    福山ともゑ

    BL風味の小説

  • with、◆伴走者(2)
    2019/07/15 07:03
    with、◆伴走者(2)

    「倦怠期・・・俺と向井先生に?」 鸚鵡返しの質問で時間を稼ぎながら、長谷川は考える。倦怠期・・・、「無い、かな。とりあえず俺の方では」「今のところは、ってこと?」 一方、なつめは追及の手を緩めない。落ち着いた口調のまま、それでも間髪入れず突っ込んでくる。 だがそれは決して興味本位からではなく、裏に隠された真摯な気持ちがあることを、長谷川はよく知っていた。「今のところは。それにこれからも」 だから真面目に...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (84) 勝負は。。。
    2019/07/14 09:08
    好きになったのは年上で意地悪な人 (84) 勝負は。。。

     次男は仕方ないと思い父親のほうを振り向く。  「タヌキ」  「私に固執するな」  「それとこれとは違う。人の親を突き落として、のうのうと専務という肩書きにしがみついている大きな子どもは許されないことをした」  三男まで言ってくる。  「そうそう。なにしろ見舞いに来たのは社長と副社長の二人だけだ」  今度は長男だ。  「あと近所の、秘書課長。この三人だけだ。それに、こいつは謝罪の言葉もなしだし怒鳴...

    福山ともゑ

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  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (83) 
    2019/07/13 10:06
    好きになったのは年上で意地悪な人 (83) 

     怜は父親に言っていた。  「親父、この三人を止めて」  その言葉にため息がでそうになった父は、仕方なく言ってやる。  「そこまでして私の居場所を突き止めてどうする気だ。智弥、お前には家をやっただろう。それに生前分与で4人に分けたはずだ。これ以上なにを搾り取ろうとするんだ。何も残ってないぞ」 その言葉に即座に応じたのは末っ子の怜だ。  「親父には、残りの人生が残っているでしょ。この三人は、それを狙...

    福山ともゑ

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  • with、◆伴走者(1)
    2019/07/13 05:30
    with、◆伴走者(1)

    「百合絵ちゃんのママがね、言ったんだって。大人には倦怠期ってものがあるのよ、って」 元から大人びたところのあったなつめは、この春から中学生になって、大人っぽさに更に磨きがかかってきたと長谷川は思う。 現に、最近のトピックスを尋ねた長谷川に対する返答がこれだ。倦怠期、か。「百合絵ちゃんのママね、今、百合絵ちゃんを連れて実家に帰ってるの。だから百合絵ちゃん、今、通学に時間がかかって大変そう」 そう続け...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (82) 
    2019/07/12 09:16
    好きになったのは年上で意地悪な人 (82) 

     階段を3段飛ばしで駆け上がる。 5階に着く前に利根川専務の声が聞こえてくる。  「だから、俺は、あいつの居場所を聞きたかっただけだ」  「それで突き落としたのか?」  対峙している、この声は兄貴だ。 まだ双子より兄貴のほうがいい。  「知らんとしか言わないから」  「知らないと言うのなら、そうかと言えばいいじゃないか」  「前科があるんだよ」  「前科とは?」  「夢の島に連れて行くとかなんとか...

    福山ともゑ

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  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (81) 
    2019/07/11 09:17
    好きになったのは年上で意地悪な人 (81) 

     翌週の月曜、宮田常務の息子三人は桑田コーポレーションに向かった。 名目は末っ子の顔を見るためだが、本来は父親に怪我をさせた犯人の顔を見るためだ。 受付で末っ子に電話を掛ける。  『どうしたの?』  「今、なにしてる?」  『昼ご飯食べ終わろうとしているけど』  「利根川は?」  その言葉で気が付いた。  『やめて』  「なにを? 顔を見るだけだ」  『俺の顔なら飽きるまで見せてあげる』  「俺が...

    福山ともゑ

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  • ◆ありふれた風景33(9)◆
    2019/07/11 05:49
    ◆ありふれた風景33(9)◆

    「もういいです。判りました。ひろきも本望だと思います、向井先生にそんなに愛されて」 厭味たっぷりの諦め口調で言ったつもりだったのに、この言葉は自分の耳にも甘く響いた。ついでに右手を挙げて、向井の頬をそっと包む。 すると向井も、手を重ねてきた。ごめんな、ともう一度謝られる。「ほんと、なんかいろいろ、・・・ごめん」「いいですってば」「インクは出ないけど、ひろきは明日からも病院に連れてくから。白衣のポケッ...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (80) 
    2019/07/10 09:24
    好きになったのは年上で意地悪な人 (80) 

     何度も何度も煩く騒いでいたら、やっと出てきた。 しかも、眠たそうな表情をしている。もしかして、こんな昼間っから寝ていたのか。この位置大事なときに! という思いが湧いてくる。  「なあに? どうしたの?」  「師匠は?」  「何か用事?」  「大至急、見てもらいたい物があるんだ」 と言って、スマホを見せる。  徹が見せてくれているスマホに目をやると、優介は言っていた。  「これGPSだよね」  あり...

    福山ともゑ

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  • ◆ありふれた風景33(8)◆
    2019/07/10 07:06
    ◆ありふれた風景33(8)◆

    「それで今ひろきはどこにいるんですか」 そう問い詰めると、向井はスーツの上着をひらいて内ポケットを示した。 そこからちょこんと顔を覗かせている小さなシャチのマスコットに、長谷川は大きく嘆息する。心なしか塗装が少し薄れていて、それさえもなんだか小憎たらしい。「そんなとこに大事にかくまって・・・そもそも、向井先生ってそんな人でしたか? モノに対して執着したり感情移入したり、そういうことは一切しないタイプ...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

  • 好きになったのは年上で意地悪な人 (79) 
    2019/07/09 09:09
    好きになったのは年上で意地悪な人 (79) 

     俺は素直に言っていた。  「そんな大変なことになっていたなんて知らずに、俺は避けられているんだと思ってた。俺の気持ちが重すぎて引かれてるのかなと思って、会えたら謝ろうと思っていたんです。オファーのことは忘れてくださいって。でも、言えてよかった」  「さっきも言っただろう。考える時間はたっぷりあったって」  「言われてましたね」  「私は、その場限りが多く長続きしなかった。それに社内の人間なんて論...

    福山ともゑ

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  • ◆ありふれた風景33(7)◆
    2019/07/09 05:42
    ◆ありふれた風景33(7)◆

     長谷川としては、それ以外言いようがない。一方の向井は、ますます深くうなだれてしまう。「ごめんな。ひろきとまた仕事がしたかったのに。バネをなくすなんて、替え芯以前の問題だ。最悪だ。・・・ごめん」「ちょっと、先生、」 こみあげてきた笑いの衝動を、長谷川は懸命に抑え込んだ。誠実な口調になるよう努力しつつ、言葉を探す。「そんなに深刻にならなくても。というか、まだあのボー・・・じゃない、ひろきを使おうとしてくれ...

    なか

    ただ好きだという、この気持ち。

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