「一回だけ…」 「…うん、いいよ」 ミンソクは前に、後ろからするのは嫌だと言ってしまったことがあった。 でもセフンは後ろからするの好きで、我慢させてたかもしれないと思った。 ミンソクも本当は後ろが嫌なわけでは無くて、向かい合ってして、繋がっているときにセフンに抱きついて甘えるのが好きなのだ。 それが出来なくてちょっといじけて、つい嫌だと言ってしまっただけなのだ。 「ホント?嬉しい…嫌...
フクちゃんこと福田慎二さん。〈礼霊ず〉の動画にたまに出演してくれて、「いつものゲスト」と紹介されている。普段はライブハウス兼バーを経営している人。オミさんとカイさんの音楽仲間だった人だ。動画ではちょっと強面に見えるけど、実際は笑顔の優しい面白い人だった。女性ファンも多いらしい。「フクちゃん、疲れた顔してない?」オミさんが心配そうに訊くと、「うん、最近うちの店は大人バンドコンテストが目玉なんだよね」「オヤジバンドじゃないの?」「うん最近はそうは言わないんだよね。女性も増えてきたし」そこでオーディションを通ったとあるバンドから連絡が来て、ギターボーカルの人が怪我をしたが、代わりが見つからないので誰かいないかと言われたのだという。「やる曲がよく聞いたり聞いた曲だっだから、俺がやりますって言ったよ。まあ、その代わ...62.フクちゃんとたまごっち
いつもお世話になっております。作者の阿弓晃子です。さて、急なんですが、明日、7/2にて「離しません!」の63回にて第一章が終わる予定です。その後は、ちょっと事情がありまして、「離しません!」のスピンオフ作品としまして、「オミとカイー少女の霊と俺たちとー(仮)」を更新する予定です。夏休みシーズン?にお楽しみいただけましたら幸いです。それでは次のページより、62回をお楽しみください。スピンオフ作品「オミとカイ」更新のお知らせ
ただただかわいい潤くんを描くのは、描く方も癒されるというものです。つかの間の癒し・・・・。 。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*…
洗面スペースに寄り顔を洗うとキッチンに出る。「代わるよ。お疲れ様ー」「お疲れ。話し合い、終わった?」「うん、終わった」松井は聞いていた。「新田、あの3人は」「今はパス! ほら、来るよ」途端に、威勢よくドアが開く。「お疲れ様ですー」「お疲れ様。一人一皿ね」「はーい! お、ハンバーグだ」「こっちのスープ美味しそう」「ご馳走様でした」「このサラダ、ビールが欲しくなりそうだ」「松井、グラス足りないから先に...
月夜の猫-BL小説です ぶなの森2 BL小説 良太も業界内では彼女の不倫の噂は耳にしていたが、今のところ噂どまりなのは、相手の父親である代議士からの圧力と局側による彼女の所属する大手事務所Aプロへの忖度もあり、マスコミやスポンサー側へはもらさぬよう関係者に厳重に緘口令がしかれている所以だった。 昨今、不倫には
月夜の猫-BL小説です ぶなの森1 BL小説 青森県と秋田県にまたがって数千年前から存在しているぶなの原生林は、世界最大級といわれている。 世界遺産に登録されたこの白神山地には、貴重な動植物が生息しており、手つかずの自然が広がっており、真夏というのにひんやりとした空気は動きを止めていた。 数日前からこの地で
月夜の猫-BL小説です ぶなの森(工藤×良太22) BL小説 良太は海外出張中の青山プロダクション社長工藤の命により、小林千雪原作のドラマ『ぶなの森』のロケで青森にいた。ロケの間中、良太はヒロイン役の人気俳優田辺菜摘に懐かれて、不倫話の相談を受けたりしているうちに、スタッフの間で二人のことを邪推した噂が広
咲のぞがバーを見つめて、軽く助走をつける。バーに近づくにつれてスピードが増して、体重をかけて踏み込んだ。そのまま空に向かって身体がふわりと浮き上がると、バーからかなり高い位置を背中が通過した。そして平行に身体を保ったまま、ゆっくりと着地する。数秒で終わる僅かな時間だと言うのに、スローモーションのように優雅に見えた。先月まではさみ跳びしか出来なかったはずなのに、今は1年で唯一背面跳びをマスターしてい...
ご飯を食べな がらの会話はいつもと変わらない。千晶は勉強で難しいところを正美に訊くし、正美はバスケで練習試合をした事やポジションが変わった事を話す。変わり映えしない話でも、食べながらのものはそれだけで楽しいと思えるし、食も進んだ。「洗い物はオレがするから、千晶はリビングでゆっくりしな」 立ち上がると、正美がそういうので、ありがとう、と云って千晶は自分の皿を渡すとキッチンから出た。 本当は正美の方...
「あ…ちょ、待って…」 まだイッたばかりのミンソクがセフンを止める。 「待てない」 「…あ!」 セフンがミンソクの手を抑えて激しく腰を動かす。グチュグチュと音が響き、ミンソクはただセフンに揺さぶられ快感に喘ぐ。 「あ!あぁん!…んん!」 セフンはひたすらに腰を打ち付け、高みに登っていく。 「あ、ヒョン…!出そう!」 「ん…!ぁぁん!」 セフンはミンソクの中に全て吐き出す。ミンソクは中でセフンのものがドク...
最近になってようやく、イツキは事務所の鍵を貰った。 今まで持っていなかったのが不思議なくらいだが、そこは、それ。 黒川と良い仲とは言え、仕事場に自由に立ち入られては困ることもあるのだろう。 それらの懸念も、もう構わないと思ったのか どうしてもの留守中に、電話番や、荷物の受け取りをさせたかったのか。 「……まだ、いないんだ……」 待ち合わせの…
ようやく土曜の夕方になって、オミさんが友達のところに泊まりに行くと留守にしたので(きっと麻里華さんのところだと思う)、俺はオミさんの作業室とプライベートルーム以外のところをざっと掃除した。今度から掃除の時間はオミさんと相談しなければと思った。その後は洗濯したり買い出ししたり…簡単に夕食を済ませて、それからはこの家で心霊写真が撮れないか実験した。まずはこの前オミさんのが取れた応接間。取り終えてざっと見てみたが霊らしきものは写っていない。パソコンの画面で見てみれば違うかもしれない。それで続けてオミさんの2つの部屋以外のところを撮ってみた。全部の写真をオミさんのお下がりの、仕事用のノートPCでチェックした。しかし俺の目では怪しいものは何一つ見つからなかった。これはオミさんたちに見てもらった方がいいのだろうが、時...61.心霊住み込みはつらいよ。
たったそれだけの事なのに、桑田は目くじらを立てる。松井は、桑田の怒りを収めようと声をかける。「お前の気持ちも分かるが、我慢しろ。それにやることは」「松井はあんなことを言われて悔しくないのか。腹立たないのか」「なんの事だ? さっきのは単なる社交辞令だろ」「どこがだ」新田は我慢していた。「今は仕事中だ。怒りは夜まで待ってろ」元宗も言ってくる。「新田はいいよな」宮田はこれだ。「そうそう。自分だけ良いよう...
今回の小話も読み切り短編です。が、何となく先日のものと共通点が・・・・その共通点とは何か?それは読んでいただいてからのお楽しみということで。 拍手お礼小話…
昔やりとりしてたメアド使えなくて、こちらで名前叫んですみません!こんばんは!お久しぶりでございます!!すごい前の話なんだけれど、もしかしなくてもコメント頂きましたか……🫨コメントほぼもらわないからどスルーで、昔のコメント見ながら元気出そうと思ってたら、えりりんの名前を見つけました。過保護の花男くん読んでくれて嬉しい!!LIVEにお芝居に、昔と変わらず元気そうです何よりです☺️俺も腸活してる。違う意味で笑元...
望海放課後、咲にユニフォーム姿を見せたくて電話をかけたのに、なぜか繋がらない。いつもはワンコールも待たずに電話をとる咲だから、電話に出ないのは珍しい。体育館まで距離はないから、その姿のまま部室に顔を出した。「え、のぞみん!?」部室を覗くと、ちょうど部活を終えた部員が着替えている最中だった。ラッキースケベだと思いながら咲の姿を探したが、奥まっている造りのせいで入り口から奥まで見えない。―――あー、残念...
「そっか、アルスは水属性だっけか」 普段あまり属性云々気にしてないからピンとこなかったよ、とカースが苦笑している。ハーフとはいえエルフの血が混じっているカースはどうやらファインたちとは魔法の使い方もやはり違うようだ。「やっぱカースの魔法って
「店舗を構えているとなると人件費の問題が出てくるだろう?窓口の女性や営業の人など一店舗で10人以上を配置しなくてはならない。それにオフィスビルの家賃とか光熱費その他諸経費を考えるとそれらを手数料で賄わなければならなくなる」 なるほどと思ってしまう。「最近
今夜の夕飯は、簡単に冷やし中華を作って食べる事にする。キュウリやトマト、ハムに玉子を刻んで用意しておくと、後は麺を茹でるだけ。冷蔵庫にしまって、正美が帰ってきたら準備すればいい。 取り敢えず、先にシャワーを浴びる為に浴室に向かう。身体を洗いながら、最近正美に触れられていないせいで、性欲が溜まりつつあるが、それを自分で処理する気にもなれなかった。 簡単に済ませると、浴室から出て髪も乾かさないままキ...
「そうなのか?それは少し興味があるな」 若干弾んだ声と艶やかな眼差しが夜の空気に煌めいている。ポケットからスマホを出して検索した。「この旅館ですね」 施設案内という部分をタップした。「本当だ……確かに似ているな」 彼は祐樹との距離を詰めて来てくれるのがと
はぁ、はぁ、はぁ、 2人とも荒い息をしながら見つめ合い、繋がった部分が全く萎えていないことを感じる。 「ヒョン、、あの、、いきなりごめんなさい……全然我慢できなかった」 「へ?…う、ううん、、あの、嬉しかったよ?」 「え?いきなりエッチされたのが?」 「そ、そうじゃなくて、、!あの、セフンが、俺に…こう夢中になってくれてるっていうか…」 「いつも夢中ですよ?」 セフンがミンソクを覗き込むように言うと...
13時前にはドドンッとやってくる。食洗器をフル稼働させながら、3人は焼いたりサラダを盛ったり、食器類を取り出したりしていく。「そろそろ、こっちを出すかな」ユウマは呟くと鍋を持ち表に出る。ガラッとドアが開き、声が聞こえてくる。「お疲れ様です」「お疲、あ、サトル」「大変だった?」「これからが一番大変だと思う」「食べたのか?」「3人とも食べたよ。あと、経済との関係が悪くなってる。アフターよろしく」「仕方ない...
「麻酔医自身がクローズアップされることだろうか。森さんが日本で面白い催し物を開催予定しているらしいな。田中先生もこうして皆に祝福されたら外科医をしていて良かったとしみじみと思うだろう?麻酔医だって同じだと思う。そういう意味で、日本の催し物で外科医が脇役、
番外編61:初代様にはバッテリーが居ない!※注)イラスト有!
初代様にはバッテリーが居ない!(野球部パロ) 初代様:キャッチャー(1年) 犬:ピッチャー(3年) -------- 春:出会い 初代「俺のリードに首振るクソ投手はマウンド下りてもらうからな」 犬「っは、はい!」 初代(……コイツ、マジで首
ジュニアのころの潤くんのお話を書くのはすごく楽しい。ただただかわいくてかわいくて・・・今はもうかっこいい大人に成長したので、書くのはまだまだ成長途中の潤くんで…
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