「あの、お隣さんの揉め事は俺も想定外だった。悪かったよ」 飲みながら、素直に松田が謝罪する。 「…ハーバルの店を構えるにあたって、あの辺り一帯、調べたんだけどね…。 割と新しい土地柄で、ハバを利かせてる組も無かったんだけど…」 三浦に関するトラブルは、あの場所と言うより三浦個人のもので さすがにそこまでは、松田に予知出来るものでも無かったのだ…
月夜の猫-BL小説です 月鏡26 BL小説 忍び込むってのはまず難しいよな。 プロじゃないと。 俺のデスクまでくらいなら、沢村と小田先生の話は聞かれなかったと思うけど。 良太の頭に不安材料が一つ増える。 『千雪さんが戻ったら、他の階へ』 良太もメモに書いて加藤に見せる。 加藤はその間に、盗聴器の
「……景虎の純米を冷やで2合。あと、ハムカツ。 肉豆腐は2つ、…あ、大きい? じゃあ、1つにしようかな。 そうそう、黒川さん、ハーバルの話は聞いてる?」 追加の注文と一緒に松田がサラリと話を振る。 松田は良く言えば軽い。その分、相手の懐に入ることに長けている。 「…どの話だよ。イツキが偉そうに仕切っている話か?」 「店長代理で頑張ってるからね…
なんとなく浮かない顔のまま、翌日黒田は岸のクラスを訊ねた。特進科の生徒はいかにも勉強熱心な顔をした者ばかり。その中で、見た目派手な岸の姿は浮いていた。だからなのか、教室を覗けばすぐに岸の姿は見つけられる。「岸、帰ろうか」 黒田が教室に入って行けば、周りの生徒がチラチラと黒田に視線を向ける。岸とのバランスが悪いのは昔から。対照的な風貌のふたりが親友同士だとは思われないだろう。それでも、この3年目に...
月夜の猫-BL小説です 月鏡25 BL小説 「ああ、髭? 何や、今度のクライアントがきっちりしたとこやからて。あいつ、フリーのプログラマーやねん、一応」 鈴木さんも帰っていたので、自由にどこでもどうぞと良太が言うと、加藤は早速探知機で隅から調べ始めた。 「一応って何ですか」 「まあ、その手の業界では名の知れ
月夜の猫-BL小説です 月鏡27 BL小説 何かの時にはまた、お願いしてみよう。 良太は頭の中にメモる。 「あと一応、警備員室とかもお願いしますけど、とりあえず腹ごしらえしてください」 「そういえば腹が減ったな」 加藤が顔を上げた。 いつの間にか八時を過ぎていた。 オフィスに戻ると、千雪が手持無沙
<<はじめから読む! <(11) リッカは、父のことを知らない。兄弟の元には、折りに触れ、贈り物や手紙が来ていたが、自分宛のものはなかった。 その理由を、母は教えてくれなかったが、幼いながらにリッカは、悟っていた。 きっと僕のお父様は
20年振りの再会を喜び、互いの近況を語り合う時間はいくらあっても足りないくらいで。しかし、アルフレードが言った通り迎えはあっという間にやって来た。それが、この見本市の会場となっているフランクフルトメッセの管理部門に属していると名乗った職員だったことにも十分驚かされたが、「これはこれで」とファビオは瞬きも忘れた。恐らく管理部門のそれなりの地位に就いているのであろうその職員に案内されるまま足を踏み入れた...
<<はじめから読む! <(13) 冬の寒さが厳しくなってきた。故郷では珍しかった雪も、こう毎日降ると、ありがたみが薄れてくる。 「さあ、お茶が入ったよ」 久しぶりに、離宮には活気が満ちていた。アンジュが王城から離宮に宿下がりするに当たっ
「あ、セフナ……」 ミンソクが物欲しげにセフンを見つめる。 目が涙で濡れていて、セフンは何でもあげたくなる気持ちと、意地悪したくなる気持ちがごちゃ混ぜになる。 セフンはじっとミンソクの目を見ながら、ぬるりと胸を舐める。 「ぁ……」 ギリギリ胸の頂には届かない。 乳首の周りを執拗に舐める。 ジンジンと体に熱が溜まり、ミンソクはそこを舐めて欲しくてたまらない。 「ぁ…ん…セフナ……も、やだ...
フォルアが初めてモナと出会った時のことを思えば、そして気が遠くなるような永久の時を経てもあれほどモナを求めていたフォルアを思えば、何ら不思議ではないと思えた。 アルスはといえば、そう聞いてから隣にいたフォルアをぎゅっと抱きしめている。さす
ランチはカレーだ。ライスではなく、ナンだ。「美味しい。この黄色はカボチャだ」ヒロはダディが食べているナンを指さす。「その赤色って人参か?」「甘くて美味い」「緑色、これはなんだろう」そう呟いたヒロは嬉しそうな表情をする。「ほうれん草だ」ダディは赤色のナンばかり食べているので、言っていた。「ダディ、人参ばかり食べないで。僕も人参食べたい」ヒロは声をかける。「赤色のナン、デカいのを2枚追加お願いします」...
■■ はじめに・・・ ■■ *当ブログは2人組で運営しております。*内容は男性同士の恋愛等をメインに取り扱った一次創作です。 BLなどのご理解を頂けていない方、嫌悪感を抱かれる方は回れ右でお願い致します。 ま
馬と遊び、ダディとヒロの3人で食事をする。当たり前のことだけど、期限付きというのは嫌だ。ジュンヤ先生の言うことも納得がいく。いくのだけど、それでも離れたくない。しかし、3日目の朝は無情にもくる。朝食を食べると馬を見に行く。見ていると心が落ち着く。ヒロが話してくれていた。叔父のマルクが乗り方を教えてくれて、それがきっかけで馬と仲良くなった。それを聞いて、僕も仲良くなった気がしていた。何かに顔を舐めら...
この前アップされたお友達のレオさんをお祝いするシウちゃんの写真… かわいすぎましたよね! どなたにもたれかかってるの?? 何、あの赤ちゃんみたいな顔。 いつものことだろうけど、 セフンちゃんはやきもち焼いちゃうでしょ! と思って書きました。 私の妄想の中のセフンちゃんは 「ヒョンにこんなことされたらみんなヒョンのこと好きになっちゃうでしょ!!」 と本気で思っていて、取られな...
なんだかぼさっとしてたら北国の長い冬が始まろうとしている。「ぅわ、もう雪が降ってる」「もう11月だしね」空から白い粒がちらちらと降ってくるそれは、まぎれもなく…
「ヒョン!!!」 「え、なにー?」 ミンソクがシャワーを浴びて冷蔵庫の前で水を飲んでいるとセフンがと大きな声で呼ぶ。 「ちょっと来てください!」 「?」 なに怒ってるんだ? ミンソクは不思議に思いながらセフンのところに行くとグイッと引っ張られ、足の間に座らされる。 「これ何?」 「……」 友達のレオの誕生日のお祝いの時の写真がインスタにアップされている。 つい楽し...
「一ノ宮さんも誘えば良かったかな。 あの人とも、ゆっくり話してみたいんだよね。 ……黒川さんの、裏話とかさ」 ビールから日本酒に切り替えて、松田は、黒川にも同じ酒を注ぐ。 松田は、たまに冗談を言ったり、無遠慮に踏み込んだことを聞いてみたり。 それでも黒川が怒る事はない。 おそらく、黒川より10歳ほど年下の、その明らかな差が丁度良いような気がする…
狂犬を手なずけたら溺愛されました
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更新情報(2024/11/03)
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