「どうする?遊ぶ?……どちらでも」 ここ最近の遊び相手、二条虎松からメールが入りイツキは 少し、迷ったものの、YESの返事をする。 今、黒川との関係は良好で、不満も愚痴も、鬱憤を晴らすこともそう無いのだけど まあ別に特に。深くは考えず約束だからと、男と遊びに行く。 待ち合わせをして軽く食事と酒を楽しみ、ホテルへ。 感情が無くともセックスが出来るのは、…
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった66 BL小説 女性の方が結構年上でというだけで結婚なんてあり得ないとするようなこの街で、高校教師が、しかも男同士がつきあうとか、考えも及ばないに違いない。 先生なんて呼ばれるような人間じゃないと思っていた響だが、いつの間にかそう呼ばれることに慣れてしまった。
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった65 BL小説 放課後は理科系の会議があるらしいし、今日は井原の顔を見ないで終わりそうだ。 もっとも響こそ、井原とどんな顔をして会えばいいかわらからなかったから、少し胸を撫でおろしていた。 ぼんやりしていたので、ドア口に人がいるのに気づかなかった。 「和田
主演俳優や監督が登壇する特別な上映会はスポンサー企業の重役など業界のキーパーソンが多数出席するもので、多くのメディアも集まり、まさに“プレミアムイベント”と呼ぶに相応しいものだった。たった一夜のために費やされた時間は膨大で、多くの人が成功という1つの目的のために真剣に取り組んだ。だからこそ、スピーチをするはずだった配給会社の代表が急病で搬送されるというトラブルにも冷静な対応ができた。司会者との連携も...
「それで、その、ホテルの部屋に入って、あ、無理だって思ってんです」 ミンソクはセフンに視線を戻す。 「触りたいとか全く思わないし、というか、あの、失礼なんですけど…気持ち悪いと思ってしまって…… キスとか、、そのセックスなんて絶対無理だと思って、、 それで慌てて逃げるように帰りました。 何もしてないです。 …もしかしたら、僕は女の人が無理なのかもと思ったけど、男の人でも同じでした。 ...
「どうする?遊ぶ?……どちらでも」 イツキの元にメールが入ったのは、黒川が仕事で留守にした週末。 もともとその予定を知っていて、そんな誘いを受けていて どうしようかと…思っていた所だった。 「ごめんさない。辞めておきます。いろいろ、相談に乗って貰って ありがとうございます。 話しはまた今度、改めて…」 返信を送って、ふうと一息をついた…
「薔薇の花束や、この百合に込められた悪意は私でも説明出来ますが、未来の嫁姑問題に関しては、正直自信がありません。独身者には荷が重いですし、説得力にも欠けます。そういうのに詳しいのは柏木先生ではないでしょうか?祐樹、確か彼も救急救命室勤務だっ
ジュンヤはジュンの未来を知っている。あのいじめっ子と一緒にいるだろう。何度占っても、ジュンの傍にいるのが現れるからだ。ジュン。逃げ場所は一つだけではないよ。新しく作っていくものだ。10年間、私を逃げ場所に指名してくれてありがとう。君の未来に幸あれ。声がかかる。「前、通ります」「どうぞ」通りやすくシートと足の間を開けてやる。その人はたどたどしい英語だけど意味が通じたのが嬉しかったのか、安心顔をしてシー...
月夜の猫-BL小説です そんなお前が好きだった64 BL小説 「へいへい。なんかこうこの部屋息が詰まりそうだから、ちょっと緊張をほぐそうとしただけじゃん」 お茶らかした寛斗のセリフを聞くと、響もこれは一息ついた方がいいかと立ち上がった。 「ようし、ちょっと休憩しよう。肩に力入り過ぎてる気もするから、寛斗、お
今の祐樹に出来ることは、精神科の医局の情報を清水研修医から聞き出して、森技官が帰ってきた時に補足情報を引き出す程度だ。『ああ、あの二人ですか。患者さんではなくて、老害の顔色をうかがっているだけです。老害が『カラスは白い』と言えば、『そうで
<登場人物・あらすじ>渋谷慶……医学部6年。身長164センチ。中性的で美しい容姿。でも性格は男らしい。本編主人公1。桜井浩介……高校教師3年目。身長177センチ。外面明るく、内面病んでる。慶の親友兼恋人。本編主人公2。女友達の「一之瀬あかね」に恋人のフリをしてもらっている。渡辺恵……医学部6年。身長155センチ。慶と同じ実習グループの一人。あだ名はナベちゃん。本読み切りの主人公。高校2年生のクリスマス前日から晴れて恋人同士となった慶と浩介。それから7年数か月。浩介が就職して、慶の大学の近くにアパートを借りているため、現在は半同棲状態。まわりには仲の良い親友と言っている。渡辺恵ちゃん、3回目の登場です。短編「王子の王子」で、浩介に、慶に手を出さないよう釘をさされた女の子です。短編「王子の王子とバレンタイン」...BL小説・風のゆくえには〜王子の王子と浴衣デート(前編)
ヒョン、もう僕とは話もしたくもないのか… それはそうか… ミンソギヒョンは、僕のこと好きだとせっかく気持ちを伝えてくれたのに、僕は応えもせずに、初めてのセックスに夢中だった。 セフンは、ミンソクのことを好きと自覚して、自分のしたことがどれだけ傷つけることだったのか自覚した。 嫌われたのは、仕方ない。 自分のせいだ。 だけど、好きだと気付いた気持ちだけ、 伝えたいーーー 「...
ピロン スマホの通知音がなり、カトクを眺め、はぁと息を吐く。 ーー着きました。宿舎の前にタクシーいるのでそれに乗ってください ミンソクはグッと帽子を深くかぶり、外に出る。 タクシーに乗るとセフンも後部座席に座っている。セフンだけ仕事だったのでミンソクを迎えに来たのだ。 ミンソクが乗るとタクシーは走り出す。 ミンソクはどこに行くのか聞きたかったが黙っていた。セフンもじっと黙...
仏壇仏具だと、祐樹の実家にあるお仏壇に灯す細いロウソクしか売っていないような気がする。あんな小さいロウソクだと彼の紅色に染まった艶やかな肌は少ししか拝めない。「すみません、キャンプに行きたいのですが、防災用としてロウソクも持っていきたいの
極楽湯・RAKU SPA×GQuuuuuuX~お風呂って、自由ですか?~
機動戦士GUNDAM GQuuuuuuXと極楽湯・RAKU SPAのコラボに行ってきました~。うちからだとRAKU SPA鶴見が一番行きやすかったので、レポです。無料送迎バス主要駅からの無料送迎バスが出ているかと思います。バスにもジークアク...
ジュンヤとジュンのパース出発日は同じ日だった。ジュンヤは飛行機でシンガポールへ行き、そこからアメリカへ。ジュンはエドのジェットで、庭から直接ドイツのフォン・パトリッシュ家へ。ジュンはジュンヤがどこに行ったのかは知らない。でも、また会えるだろう。そんな気がする。鞄の中にはジュンヤ先生から貰った2通の手紙が入っている。手紙とはいえ、サークルの皆と同じものだ。「2年後、自分はいなくなるだろう。自分の可能...
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