いよいよ正三角関係、始まりますね!幸運にもチケットを手に入れることができましたので、今からドキドキでございます。あ、こちらのお話は『きみに会いたかったシリーズ…
咲「おい、起きろ。」「あ……れ?今野?」田中の肩を揺すると、俺をぼんやりと見つめながら瞬きを繰り返す。膝の上にはのぞが体操着姿で熟睡していて、しがみつくように田中の腰に腕を回しているのが、非常に気に喰わない。渋滞に巻き込まれながら、予定よりも1時間遅れの到着。のぞが家で待ちきれずに朝から学校に行っていると恵さんから連絡をもらい、口元を緩ませながらバスから降りたのに、のぞは校庭にいなかった。どこにいる...
「私から説明致します。京都は観光地としても有名なのは皆様もご存知のことかと思います。昔はメインの仕事、つまり男性に肌を許すことでしたが、今ではお酌をしたり話し相手になったりすることの方(ほう)が多いらしいです。しかし普通の女性では『鬼退治アニメ』のような恰
オレンジ色の照明は落としてあるとはいえ、スマホの画面は充分に見える。「え?100株保有していれば500円サービス券が4枚貰えて200株だと10枚、つまり5千円分が実質無料で食べることが出来るのですか?呉先生が泣いて喜びそうですね」 呉先生は可憐な野のス
…片側が崖のようになっている道で、確かに危険だった。そして…俺達のライトの中に浮かび上がった神社は、本当にこぢんまりとしていた。カイに逃げられないようにと、音をたてないように歩くが砂利がうるさい。まあ、ライトがついているのだから、誰かがやってきたということはもちろんバレているだろう。「カイさんいますか?ダイキです…」俺は呼びかけなかった。カイが俺に我慢できなくなったから、こんな事態になっているのだろうから。とはいうものの、カイの方が声も出せない状態だと大変なので、ライトを当てて、境内をくまなく探した。しかし、気配もない。お社はカイが横になれるほどの広さもないし、裏は崖ということもあって、こんな所で寝起きをする訳もないが…でも、どうせなら、ここですぐに見つかってほしかった。諦められない俺はダイキと、いつも動...小説「オミとカイ」8.無言のままカイを。
教育学5人はスタンダードに餅を焼く。焼きノリがあるので、それをぐるぐる巻きにして醤油を付けて食べる。「美味いっ」「2つだなんて取りすぎたかなと思ったけど、食べきったな」「あー、満腹」「満足だ」もう一つ声が足りない事に気が付く。「高橋は?」「そういえば、どこ行ったんだろう」ジャジャジャジャーンッと効果音が聞こえてくると高橋が何かを持ってきた。「高橋、どこに」「これ見て」そう言って、持ってきた物を4人に...
番外編31:「接待」と「実益」を兼ねるような時間の過ごし方を鑑みて一番効果の高い方法を選択したまでですが、なにか??
【前書き】 夏のある日、アオイがタローを映画デートに誘う話。 R表現は温いですが、無いワケじゃない。そんな感じ。 デートの合間に、アオイがタローをトイレに連れ込んで日焼け止めを塗ってあげてます。 アオイ視点での、建前上最強にツンツンしつつも
Kindle電子書籍『雨宿りの恋』表紙リニューアル、インスタアカウント開設
大変ごぶさたしています。久々の投稿は、以下の2つのお知らせになります。①Kindle電子書籍『雨宿りの恋』の表紙をリニューアルしました!2022年4月に発売して早2年、念願だったキャラクターを描いた表紙が実現しました。画像生成AI・Dall-e3のおかげで、私の頭の中にあった聖人たち登場人物をようやく可視化できて、本当にうれしいです。↓ここから読めます。tinyurl.com/mwr5wzm4Kindle Unlimitedにご加入であれば無料で読めます...
BLマンガにでてくる「メガネをかけている攻めが好き」という人は多いですよね。 そんな私もメガネ+黒髪(攻め)が大好物です! でもメガネ攻めのBL作品が多すぎて、いつも探すのに時間を取られてしまう…。 この記事では、メガネ攻め好きな私が個人的
月夜の猫-BL小説です ぶなの森12 BL小説 「ああ、えっと『ぶなの森』無事オールアップです。あ、俺、明日、ヤギさんと『知床』の打ち合わせで……」 とっとと立ち去りたいばかりの良太は適当なことを並べ立てる。 「今夜はあいてるんだろう。メシでも食うか」 良太の言葉を遮るように、工藤が言った。 「……長い
潤ちゃんが天使になっても兄ズは基本変わりません。潤ちゃん溺愛です。 。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・:*。・ 「おっそ…
「今日は1人?」「あ、昨日の……。」昨日と同じようにゲーセンでぬいぐるみを狙っていると、見た顔に声をかけられた。昨日は制服姿だったのに、今日は緩い私服姿。緩くあいた首元には、昨日よりも濃い痕が刻まれている。―――やっぱり、彼女いるんだよな……?「覚えててくれて嬉しい。」「どうも。」人のモノに露ほどの興味もなく、ぬいぐるみをじっと見つめる。教えてもらったようにアームを動かしているつもりが、微妙に先端がズレて...
「TNT爆薬というのが最も破壊力が大きいとどこかで読みました。あれなら大正時代にもあったと思いますが、タイミング良く爆発させるのは難しいですね。少しの衝撃で爆発まではしないらしいですし……。そういえば、狭心症に劇的に効くニトログリセリンはダイナマイトの原
「え、っと……ごめん」 勢いなどに圧倒されながらもアルスが謝ると、ファインはハッとしたような顔になり、またアルスを抱きしめてきた。「いや。オレが悪い。声荒げてごめん。あと調子悪くて寒いっつってんのに体離してごめん
月夜の猫-BL小説です 月澄む空に151 BL小説 「ああ、はい、えっと、カリカリもレトルトも冷蔵庫の上のかごに入れておくので、まあこのくらいずつ」 この人ほんとに世話してくれるつもりなのか。 良太はまだ半信半疑で工藤を見た。 良太が猫たち用のテーブルの上に器に盛ったカリカリを置くと、猫たちははぐはぐと
会社に戻っても、ダイキにカイは戻って来ていないと言われ、用意されたライトや何かを持って二人、高井神社に向かった。もしそこでカイが倒れていたとしても、それは自死とは関係ないと俺は思う。普通の人なら、死に場所を求めてという可能性もあるかもしれないが、カイは俺と同じように、心霊スポットで霊、そしてその霊の曰くなどと向き合って、死については余計に考えてしまった人間なのだ。それに、カイの強さは自分から死を近づけるとは思えない。俺よりも霊を、死を深く考えていたようだから。今のこの状態は住み家から一時離れて行っただけ。車に乗って旅に出ただけなのだ。きっと。…ただ命より大事な動画、それもまだ完成していないものを置いていったのは不思議だったが…俺が嫌だというだけなら、もっと違う方法はあったはずだ。とにかくもう一度カイを動画...小説「オミとカイ」7.カイとオミと心霊系
今日の小話は前回の翔潤の続きです。一応短編なので今回で終わりですが、読んでいただくと何かと繋がっているのがお分かりいただけるかと思います。そのあたりもお楽しみ…
サトルはタカに言う。「餅は夕食に食べるって」「何個?」「3個」3個をサトルに手渡す。すると、新田と海堂も言ってくる。「こっちにも2つ」「だって、さっき3個」だが新田は強気だ。「10人で3つだよと言ってるんだから。経済は2つ」同じく海堂も強気に出る。「教育も2つ。夕食まで時間あるから水に浸しておこうかな」その言葉に新田はすかさず応じる。「それ、いい考え。包丁で切りやすくなってるかもね」サトルはボスに聞...
月夜の猫-BL小説です ぶなの森11 BL小説 「お疲れ様でした~」 スタジオを出たところで、良太に声をかけてきたのは花束を抱えた菜摘だった。 スタジオでの撮影も無事クランクアップし、良太もやっと肩の荷が下りたはずだが、どうも気分の方は上昇する気配がない。 「菜摘さん、お疲れ様でした。またドラマの打ち上げ
望海「望海、もうちょいマシなとこ行こうよ。」「なんで?」「デートにゲーセンは色気なさすぎない?」「だって、咲はゲーセン嫌いだし。」「ここだと死ぬほど職質されるんだけど……。」「あー、俺たち似てないからね。」退屈すぎる時間を持て余し、連絡もせずに始発の電車に飛び乗って、陽兄の住むマンションに向かった。陽兄は、俺のことを一番かわいがってくれる。年が離れていようが、血が繋がっていなかろうが……親に抱かれるよ...
(BL小説)風のゆくえには~1999年7の月というお話を以前に書いております。1999年。まだ大学生の慶君と、就職3年目の浩介君。若いー!可愛いー!それから何年?25年!?きゃー!!ということで、1999年7の月II、2024年7月のお話です。【慶視点】久しぶりに浩介と帰宅時間が重なって、駅から一緒に歩くことになった。「なんか……すごい空だねえ」「だな……」予報では、これから雷を伴った激しい雨が降ってくるらしい。薄暗い空の中に黒い雲が見えている。「なんか……この世の終わりって感じだね」「この世の終わり……」浩介の言葉に、ふっと昔の記憶がよみがえる。『1999年7の月、恐怖の大王がおりてくるんだって』妹の南が、友達から借りたという本を見せながら言ってきたのだ。まだ、自分も南も小学生だった。あの頃そういう話が...(BL小説)風のゆくえには~1999年7の月Ⅱ
千晶の異変に気付いたのは、夏休みが終わり二学期が始まってすぐの事。正美の部屋にも時々来る事はあり、正美はあの夜の事がトラウマの様になっていて、千晶に触れる時は細心の注意を払っていた。でないと、容易に壊してしまいそうで怖かった。 その晩も、千晶は正美のベッドに潜り込んでくると、性急に身体を求めて来た。そして、いつもの様に優しく触れる正美に対して、急に上体を起こすと「正美は俺の事負担に思ってるんだ...
ブログ放置が長くなるとがんサバイバーの私の場合、本当に死んだと思われてしまうかもしれないので、 「とりあえず生きています」と知らせるためにお久しぶりのブログ更新をしております。 今、予定外にごたごたしていて代理で携帯持っていない友人の個人情報(顔画像含む)をネットに無断でさらされるという被害について、事件の詳細調査やネット上の不当に公開された情報の削除要請をするために忙しく動いていて自分がやりた...
「……聞いたんです。 イツキさんも以前、俺と同じように…仕事、してたって。 それで、その内、恋人同士になったって……」 「まあ、そう……かな」 「そんな事、あるんですか?だって…、あの人…酷いッ」 そこまで話して、ユウは何かを思い出したようで 身を強張らせ、唇を噛み締めた。 話を聞かずとも想像はつく。 何も知らない素人の少年をこの道に引…
Dateは、2人の始まりの妄想。 セフンちゃんはシウちゃんのことが好き、 シウちゃんは全く意識してない。 シウちゃんは弟と思っているセフンちゃんをこの告白とデートをきっかけに少しずつ意識して、気づいたら好きになっている…という妄想です。 (シウちゃんは自分の気持ちにもにぶい) セフンちゃんは女性経験なし。 キスもエッチもシウちゃんが初めて。 (あの見た目でシウちゃんしか知らないの最高。で...
仕方なく俺はカイが行っていないかを友也くんに尋ねたが、来ていないという。それで、カイが置き手紙をおいて、いなくなったことを説明するとあてはないが様子を見に行くと言って、1人でカイの部屋まで来てくれた。両親はそれぞれ出張中なのだという。そしてカイとは最近では正月や夏休みぐらいにしか会っていないので、交友関係はわからないという。「すみません、兄がご迷惑をおかけして…」「いや、僕にも至らないところがあったからだと思うので…」そんなことを話したくらいだった。カイが立ち寄りそうな親戚もいないと思うが、両親に尋ねてみるという。みんな混乱しながらカイを心配していた。とりあえず警察に捜索願いは出しに行ったが、今のところ事故なんかの該当者に、カイはいなかった。カイが自殺を選ぶとは思わなかったが、事故に巻き込まれていては困る...小説「オミとカイ」6.廃神社はカイの手がかり
キッチンに入ると、ボスは包丁の柄の部分を握り持っている。「ボス、今の音はなに?」「餅が割れた音」「は?」餅ではなく、どこかの台を壊したのではないかとキッチン台を見ていく。そんなサトルに声をかける。「乾燥しきってないからレンジで30分焼いたらパリパリになって、包丁のこの部分で叩き割っただけ」だけどサトルは目ざとく見つける。「ググっていたのか」「バレたか」サトルと一緒にキッチンに入ってきた新田はこう言う...
番外編30:推し推し推し推し??押せ押せ押せ押せ!!(アオイ×タロー)
-------- 7月7日 認知されなくても良いって思ってた みなさん、こんばんは。 七夕の夜にやってまいりました、コタローです^^ 皆さんは七夕の夜をいかがお過ごしでしょうか。俺は、今期の夏アニメの1話を見てました。七夕は俺と夏アニメ第1
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