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  • 創作百合小説『好きは捨てられない』

      土曜日の朝、秋晴れらしい爽やかな青空が広がっていた。  出かける準備を終えた私は居間に顔を出した。  「ママ、真里香さんのところに泊まりに行って来る!」 「また真里香ちゃんのところ!? そんなにしょっちゅう行ったら迷惑になるでしょ。芽衣と違って真里香ちゃんは大人なのよ」 「え〜大丈夫だよ。迷惑かけてないし、真里香さんもいいって言ったもん。お義父さん、いいですよね?」 「いいよ。いいよ。真里香も妹ができたって喜んでるから」   「はい、問題なし! 行ってきまーす」  まだ何か言いたそうな母を横目に私は家を飛び出した。  住宅街を抜けて大通りに出る。歩いて五分ほどの郵便局

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  • 珊瑚星は真珠星を求む

    子どものころ、俺はいつだって集団の中に馴染み切る前にそこを去る運命だった。何かの折に以前住んでいたところに戻って見ると俺は覚えてるのに相手のほうが俺のことを忘…

    水城かなは

    コーギーと散歩

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  • 晩夏に孤独

    「暑っ……」もう9月だというのに猛暑は未だ収まることなく、沼田の町中に燦々と太陽が降り注ぐ。御殿桜のそばのベンチなんてよくこんな暑苦しい場所を選んだなと思うと…

    水城かなは

    コーギーと散歩

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  • 創作百合小説『歪な関係』

    1 歪な関係  あれは私がまだ高校二年生の時だった。  入学式の時に一目惚れして以来、ずっと片想いしていた音楽の先生、川久保美咲に告白した。  とても優しくて包容力があって、清楚で可愛らしいあの人を自分に振り向かせたかった。  女同士だとか相手が教師だとか、そんな事は私には関係なくて、ただやり場のない想いをどうにかしたくて、後先も考えずに先生に告白してしまった。  告白したところで恋人になれるのか、振られたら気まずいなんて考えていなかった。  未来のことよりも今しか頭になかった。  放課後の音楽準備室。  先生と二人きり。人気のない一番端の校舎。  はっきり何と伝えたのか、今とな

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