「2gether」「SOTUS」「Dark Blue Kiss」「TharnType」「ラブ・バイ・チャンス」「Until We Meet Again」「WHY R U?」「Together With Me」「Theory of Love」「2Moons」「YYY」「Our Skyy」etc… 世界中に沼をバラまいているタイのBL(ボーイズラブ)ドラマ、テーマがなかったんで作ってみました。
福岡博多ロックンロールバンド dope プロフィール
青森サブライム応援日記 2025年6月20日(金)
スイッチヤーを付けてみた
6/22
青森サブライム応援日記 2025年6月15日(日)
福岡 ロックンロールバンド『dope』の軌跡
Snarky Puppy を浴びる
【ギター】ついにバンドでやっていたあの曲に挑戦するぜ!
コンデンサーマイクと
バンド活動とソロ活動、どっちがいい?実体験で語るメリット・デメリット
バンド練習会に
「世界一」で話題作り!音楽に関するギネス記録まとめ
【感動✨】スターダストレビュー大分公演で、楽しい旅行を楽しもう♪2025【星屑冒険王】
今日は仕事はOFF マックスと散歩、ギター・ベースを弾く日
女子活動と練習
道場から帰ってくると峰岸からメールが着ていた。 ”DVDを受け取りに言った” その一言だけだっだ。 なにか怒られている感がするのだが気のせいかなと思い、”悪い、ありがとう”と返す。 そして、プライベートのスマホを手にする。 チカチカとなっている。 誰からなのだろうと思い開くと、宮田常務からだ。 そういえば、この間、教えたんだ。 この間……。 ポンッと頭の中で、この間のことを思い出していた。 「...
程々の時間をかけてグラスをカラにすると、佐上は立ち上がった。ご馳走様、と渚に声をかけると、こちらこそと返された。「次は二人で来てよ。ていうかさ佐上ちゃん、言われるがままに一人で来てないで、強引にでもエスコートしてきてあげなさいよ。ああいうことを言う子を一人きりにしてちゃダメよ」 あ、猫ちゃんもいるなら一人きりってわけじゃないのかしら。などと言っている渚を急かして、会計を済ませる。 ごつくて重い木...
翌週は16時に早退して病院に行っていたのだけど、誰にも捕まらなかった。 峰岸からメールがきたぐうらいだ。 それに、仕事用として配布されたスマホの着信履歴には利根川専務の名前がずらっと並んでいる。 メールのほうも利根川がほとんどで、他は峰岸。 思いが声に出ていた。 「そうだよな。俺なんか居ても居なくても会社は回る。重森君もいるし……。 峰岸とは違う。ただ勤務期間が長いだけのベテランでもなくヤリ手秘書...
「ていうか!」 渚の言葉を吟味する間もなく、大声を張り上げられて、佐上は軽く上体をひいた。すると渚はその分、前へと乗り出してくる。「忍足センセって、そんな可愛いヒトだったっけ?」「・・・可愛い人だよ。俺に対してだけね」 微笑して佐上がこう返すと、渚は大きく上体を退けてアハハと笑った。ご馳走様、という台詞とともに、さりげないい動作で灰皿を差し出されたが、それにはかぶりを振る。「煙草やめたんだ。もう一年...
3階の宮田常務の部屋へ入ると俺は言っていた。 「あの、俺は」 そんな俺の言葉を遮るように宮田常務は声を掛けてくる。 「私は、こんなに一人の人間と長く関わることはなかったんだ」 「どういう意味ですか?」 「義務感とか、そういった類いのことではない。この1週間、ずっと探していた」 「俺を?」 「そうだ。徹、君が好きだよ」 「常務……」 「二人で居るときは、どう呼ぶんだった?」 「あ...
何だろうなあ、と佐上自身も思う。そう思いつつも、取りあえず事実だけを口にする。「追い出されちゃったんだ。渉なりに、俺のこと考えてくれたみたいで」 佐上のパートナーである処の忍足渉の声が耳に蘇る。彼独特の、感情を交えない声音で、立て板に水の如くまくし立てられた。あれは絶対、あらかじめ考えて用意しておいた台詞だったんだとと思う。 ――俺は通勤時間中とか、付き合いで呑んだりとか、一人になる時間もあれば好...
常務は一口だけ飲むと、すぐに手を伸ばしてくる。 「早速で悪いが、包帯を剥がすよ」 「腫れは完全にひきました。あとはひび割れだけです」 「ひび割れって……」 「今日は1週間ぶりにお風呂につかったから、ひび割れはリアルですよ」 「そんなにも……」 「丁寧に剥がして張り直してくださいね」 「ああ」 包帯を巻き取り湿布だけになる。 湿布を剥がすときは、やはり誰がやっても痛い。 「いていてい...
この店は、忍足とまだセフレ関係だった頃によく出入りしていた。佐上が忍足に、付き合おうと初めて口にしたのもここだった。 それまでに既に、佐上も忍足もこの界隈では知れ渡っていた。職業年収外見全てハイスペックなのに中身は人でなしという、事実なだけに身も蓋もない評価を二人揃って受けていたのだ。 そういう者どうしがくっついたって時間の問題だというのが大方の意見で、渚も同様だった筈だ。佐上が忍足を口説いてい...
実際、渚は黙っているとお洒落オーラが漂う、いわゆるいい男だ。 年齢は不詳だが、長身だし体躯は引き締まっているし――勿論趣味は筋トレ――、顔立ちも整っている。 髪型は割にころころ変えるタイプで、前に見た時は髪色をアッシュブラックにしてスパイラルパーマをかけていた。こういう洋犬いるよなと忍足が言っていたのを、佐上は覚えている。 ちなみに今はオレンジがかった茶髪、セミロングのワンレングスになっている。ざっ...
ピンポンピンポンピンポン……。 煩く鳴り響く呼び鈴に腹が立つ。 「あー、煩いっ」 ドアを開けると宮田常務が立っていた。 「今日は居た。よかった」 「え……、み、宮田常務」 ぎゅっと抱きしめられる。 「いい香りだな。風呂入っていたのか」 やばいよ、この人のが押しつけてきてるよ。 「着替えてきます」 「このままでいい」 そう言い、玄関先で抱きしめられキスされる。 うっとりとしてとろ...
八段分の階段を降り、ごつくて重い木製のドアを開ける。 すると中から、間接照明の薄暗い光とごく絞った音量で流れるジャズの音色、それから幾種類もの煙草の香りが流れ出してきた。ついでに、響きのいいテノールの声音も。「あらーっ、佐上ちゃん!」 それら全てが醸し出す空気を、佐上は肺の底まで吸い込んだ。 懐かしい、と思った。「久しぶりじゃなーい、どしたの、一人? 忍足センセは?」 向かって正面に設置されたカ...
さてさて、1週間ぶりの会社だ。 しかも今日まで有給休暇なので会議が終わると帰れる。 いつも通りに会議の始まる20分前に会社に着くように行く。 常務室の扉をノックしながら声を掛ける。 「おはようございます」 「岡崎さん、調子はどうですか?」 「大丈夫ですよ。常務、来週は毎日通院するので16時上がりしたいのですが、よろしいでしょうか?」 その言葉に先に応じたのは重森君だ。 「毎日ですか?」 ...
いきなり声が聞こえてきた。 「今の人が恋人か」 「え……」 「とっても優しそうな人だね」 「な……」 後ろを振り返る。 師匠と優介が居た。 「い、いつから聞いて……」 「んー……、何を言っていたのか知らないけれど、とてもいい雰囲気だったから」 「違うから」 「徹って、渋い男性が好きなんだね」 「違うっ」 「どこが違うの?」 そう問う優介に応じたのは師匠。 「それ以上、不細工にな...
木曜の通院を終え、お父ちゃんと昼食を共に食べ、マンションまで送って貰った。 実家の道場は毎週木曜が休み。 それを利用して、サキ姉は朝から夕方までエステの一日コースに通っているので家にはいない。 軽トラの荷台には、この数日ででた家の廃棄物で持って行けと言われた物が積み上げられている。 俺は要る物だけでいいからと吟味して選んだものだ。 「へえ、こんな所に住んでいるのか」 「サキ姉には内緒にしてよ...
誰にも見つからずに帰れてラッキー。 そうそう、毎週木曜日はバイオリンを習っているんだよね。 師匠である新一さんは何か言ってくるかな。 俺の顔を見た途端、新一さんの動きが止まる。 「もしかして、夕べの最後の一発か……」 「いえ、違います」 「しかし」 「たんこぶです」 「なぜ、そんなところに……」 「バイオリンを弾くのに支障ないので大丈夫です」 「そう? ならいいが……」 雑念、邪念を追...
翌日、頭が重く感じて目が覚めてしまった。顔を洗って鏡を覗くと、おでこが赤く腫れ膨らんでいる。 「えー、なにこれ」 早い時間だけど、お店開いてるかな。師匠、こんな時間でも起きてるかな。そう思いシュークリーム屋へ向かう。チリンチリンッと鈴が鳴る。 「いらっしゃ……、と、とお、る?」 「師匠起きてる?」 「病院行った方がいいよ」 「何科に行った方がいいかな?」 「そんなの俺に聞かれても……」 優介はクルッと...
身体が揺れる。なんだろうと思ったら地面が見える。 「え、なんで……」 「起きたか。なら自分で帰れるよな」この声は……、もしかして、俺は宮田常務に担がれているのか。うへぇ、相手は常務だよ。しかも一度ならず二度までも。すると急に目の前に顔が現れ、思わず見つめてしまった。 「何も返事がなかったが。起きて目も空いてるな」そう言うと、苦笑顔になった。 「……でもなさそうだな。おい、ちゃんと起きてるか?」 なんて言...
1時間もすると疲れた。体力ではなく、精神のほうだ。 「大変だ……」 「はははっ。誰かに教えるというのは本当に疲れるからねえ」 「新一さんは」 俺の言葉を遮るように新一さんは言ってくる。 「休憩時間だから体力を使ってみよう。一本、相手して」 「俺が?」 「他に誰がいる?」 「師匠」 「岡崎師匠?」 その言葉に人差し指で示される。 「いや、道場主の師匠です」 「悟とやると異種に持ち込むからなあ」 「嫌で...
ラジオ体操と屈伸、腕立て伏せをした後、本番に入る。 「足は軽く床に付け、腰から下の下半身を屈伸させながら拳を突き出します」こういう風に。と言って、手本を見せる。新一さんの声が聞こえてくる。 「それ言うなら、拳の作り方も必要だな」 「あ、そうか。それもそうだ」 「拳を作った後に、さっきの膝から下の屈伸付きで突き出す、だな」 「待ってください。メモります」 一人ずつ相手をしていく。優介には掠りもしなけ...
ドアの向こうから言い合いしてるのか、そんな感じの声が聞こえてきた。 「だから、私は体育系じゃないって言ってるだろ」 「だから、うってつけなんだよ」 「おい、悟」 ドアを開けた師匠は声を掛けてくる。 「もう一人連れて来たぞ」 そう言いながら、師匠は宮田常務を連れて入って来た。 思わず声が出ていた。 「げ……、怪我させたら俺の責任になる」 「怪我したら、そいつの運動神経が鈍いという...
めでたく六段に受かったので、師匠に11月にある会社の研修で自分が空手を教える事を話す。 「それなら、ギャラを貰え。2,000でもいいし、3,000でもいいから」 「どう教えればいいのでしょうか?」 「自分が教えて貰ってるように教えるのが一番だぞ」 「いやいや、皆は空手とは無関係な人達ですよ。そんな人に教えるなんて」 溜息吐ついて出てきた言葉はこれだった。 「仕方ないな。来週の水曜、師匠デビュー...
「わあ、これが噂の・・・! やってみたかったんですよ、ね、向井先生!」 月を目指して、初めて三人で梯子を組んだその夜からしばらくして。 司は向井に、学は長谷川に、それぞれが写真を添付して布教メールを送りまくった結果、向井と長谷川が土日一泊で大島家へ遊びに来る運びとなった。 目的はもちろん、月を掴まえるべく長く高く梯子を組むことである。「まあまあ皆さん、まずは腹ごしらえしましょう。といってもカレーで申...
スマホの液晶には優介の名前が出ていた。 「もしもし、どした?」 『あ、ちゃんと起きてた』 「もちろん起きてるよ」 『死んでないか気になって』 「ありがと。大丈夫だよ。今は昼飯食ってるから」 『それは良かった』 「もしかしてモーニングコールのつもりだったとか?」 『そうそう』 「起きてました」 『元気そうな声で良かったよ。それじゃ』 「ありがとな。優介も頑張れ」 『ありがと...
外箱を再び引っ繰り返して、表側に描かれたイラストを司は見つめた。「月まで届く梯子をかけていく・・・」 以前学に聞いた話が脳裏に浮かぶ。それはすぐさま、司の中でひとつの影絵となって浮かび上がる。 ランドセルを前に、背中には小さな息子を背負った男の影。その背中から空へと伸ばされる、小さなてのひら。 月へと向かって。「・・・いいですね、すごく」 声には自然に気持ちがこもり、笑みになってあふれた。 対する大島...
2人で朝食兼昼食を食べていた。 BGMはバイオリンの音色。 しかも、この楽曲ってオリジナルのだ。 ちょっと待ってよ、なんで自分の演奏を聴かないといけないんだ。 自分のは聴きたくないという思いで話し掛けていた。 「あの、常務は体育系ですか?」 「いや、私は文系だけど。どうして?」 「先程、お話で空手されてたと仰られてましたので」 「ああ、薫の事か。私はもっぱら応援する方」 「強い方なんです...
そう言うなり、大島はやおら身体を傾けて食卓の下へと手を伸ばした。そうして再び司に向き合った時には、二人の間にはひとつの箱が置かれていた。「・・・『月を掴まえろ』?」 箱に書かれた商品名は英文だったが、訳すとこうなる。パッケージも幻想的で、黄金色に染まった雲を突き抜けるようにして立った梯子とその上に乗って手を伸ばしている人物の背中、そしてその先に大きな三日月が、淡い水彩画のようなタッチで描かれていた...
「あのー・・・ええと、司くん」 夕食の後で大島がそう発言するまでは、それはごくありふれた土曜日でしかなかった。 司は土日祝日が休診日だが、大島書店の定休日は日曜だけだ。だから、司の土曜の過ごし方は完全に定型化している。 まず、朝食後に出勤していく大島と学を見送った後で皿洗い及び台所の掃除。 その後病院に顔を出してから、帰宅して学の詰めてくれた弁当を食べ、一息ついてから居間と風呂場の掃除。 その後、持...
常務は、こんな事まで言ってくる。 「まさか君が常務秘書だなんて思いもしなかったんだ。だから持ち帰ったんだけどね」 「あ、あの、もしかして……」 気になっていたけど、どうやって切り出そうかと迷っていた。 「私がホモかどうかなのを知りたいと?」 その言葉に頷いていた。 「違うよ、ホモじゃない」 その言葉に安心していた。 すると、こう返ってきた。 「私は男も抱ける。両刀だよ、バイな...
目が覚めると、時計に目がいく。 12時を過ぎたみたいだ。 えーと、ここは何処だ。 やたらと身体の節々が痛む。 「うー、喉が渇いた。そういや優介から水を貰ったっけ」 もそもそとベッドから降りようとしたら落ちてしまった。 「てぇなぁ……」 ガチャとドアが開いた。 「おはよう。よく寝てたね」 「お、おはよございます」 「お腹空いただろう。朝昼兼用だけど、どう?」 「ありがとうございます...
ある夜は司が意気揚々と、「ボードゲームの王道、言っていい? 人生ゲーム」 しかし簡単に撃沈。「この家の三人とも、実際の人生がヘビー寄りだからなあ。ゲームでまで、浮き沈みがある人生を味わうのはちょっと、どうでしょうか」「・・・確かに」 そしてある夜は、学が満を持して。「スポーツ系なんてどうですか? サッカーとか野球とか」 しかし今度は司が、「長続きするかなあ。いや俺が。スポーツ全般、あんまり興味ない...
足に力が入らない。 ガクガクする。 しかも、尻の孔に指を突っ込まれているし。 「ん……」 指が動いてる。 その動きは快感を味わわせてくれる。 「ふ、う……」 「徹は感じやすいんだねえ」 そう言われるが、こんなのは今迄に感じた事がない。 拓ちゃんにだって触らせたことないし、言動で断ったり躱したりしていたんだ。罰としてグラウンドを走らされたりされていたんだ。短距離なのに長距離並みに走らされ...
かくて司と学は夜な夜な――といってもお互いに無理のない範囲で――、企画立案と検討を重ねた。 まず最初に決めたのは、家の中でできることにするということ。そして、テレビに接続したりネットを経由したりする類のものは除外するということだった。「時間と場所を選ばず、思い立ったらすぐに始められるようなのがいいと思うんだ」 そう主張したのは司だったが、学もすぐに同意してくれた。「ですね。デジタル系だと、親父の奴、...
逃げ出したいのに逃げれない。 常務の力が強いし、頭の中がしびれていく。 「はあ……、中に出す」 「ん……」 「ぐ、うう」 意味が分かった。 冗談じゃない、なんでという思いで言っていた。 「あ、だ、だめ」 「遅い」 もっと尻を押される。 「アアアッ……」 俺のが弾け飛ぶと、中に放たれた事を知った。 体の中に、宮田常務のが……。 ああ、でも駄目だ。 意識がどっかに持っていかれそうだ。...
「えーっと、それは・・・」 そんな学の言葉に、司としては首をひねらずにいられない。「無神経とか重いとかウザいとか、そういうこと? それとも俺、ちょっとバカ?」 考えあぐねた挙げ句そう訊くと、大笑いされた。「違いますって、ていうか何でそうなるんですか。俺、今、全力で褒めたのに」「そうだったかなあ?」 更に首をひねる司に、学はにこりとしてみせた。「そうですよ。俺が好きになった人ってこういう人だよなって、...
何かがお尻に当たってくる。 それは、もしかして常務のか。 嘘だろ、マジでされるのか。 指が俺の中から抜け出る。 それと同時に下から何かが押し込まれてくる。 まさか……。 「あ、あ……」 「逃げない」 腰を捕まれ押さえつけられる。 「う……」 「もっと奥に押し込むから力抜いて」 「はっ、ふ、う……」 「おかざ」 その人は言い直した。 「徹」 驚いた。 名前なんて教えてないのに、ど...
「うーん・・・」 学はもう一度そう唸ると、湯呑みを両手で包むようなしてしばし考え込んだ。 それから、ふと思いついたように司に尋ねる。「あ、司さん、ごはんのおかわりは?」「うん、ください」 一口だけ残していた茶碗を差し出すと、学はそれを受け取って身軽に立ち上がり、ごはんをよそうと食卓に戻って来た。 はい、と両手で茶碗を渡され、司もまた両手で受け取る。「ありがとう」 こういう時、いつも言っている言葉を今...
あれ、ここは何処だ。 目が覚めると風呂の湯に浸かっていた。 声が聞こえてくる。 「目が覚めたか」 「え……」 覗き込んでくる人は誰だっけと思っていたら苦笑された。 「もう忘れたみたいだな。まあ、でもこれからが本番だ」 「本番とは……」 その人は俺の背中に腕を回し横抱きしている。 しかも、もう片方の腕はどこにあるのか。 頭が回らないので、パッと浮かんだ言葉を口にする。 「あの、これは...
「え?」 その日のメニューは鰆の塩焼きと豆ごはんと菜の花の辛子酢味噌和えだった。ちなみに鰆は、司の帰るコールに応じて一人分焼いてくれたので、できたてだ。 ほかほかと湯気の立つ皿が並んだ食卓を眺め、春だなあと内心ほっこりした司だったが。「このままこういうの、ってどういうのですか?」 温かい番茶の湯呑みとともに、学からの問いかけを目の前に置かれて、司ははっと我に返った。「お父さんのこと。俺たちとの同居...
かくて。 この役割分担に沿って、現在の大島家は動いている。 まず朝食。仕度は基本的に学だ。それを三人揃って食べる。 その後、司が最初に出勤していく。その際に、学が詰めてくれた弁当を忘れずに持って出る。 ちなみに学も、昼食は手弁当で済ませているが、大島は「開業以来、昼飯はここと決めている」という定食屋で食べる。 夕食はというと、司は帰宅時間が決まっていないので、学と大島だけで先に済ませてもらうこと...
※宮田常務視点※ じっくりと身体を眺める。 イイ身体をしてるな。 ふいに、ある考えが閃く。 よし、風呂に入れてやるか。 先に湯を張り、自分も服を脱いで岡崎を肩に担ぎ入る。 尻の形がいい。 なでなでと触っていた。 ああ、気持ちがいいな。 今まで出会った事のない身体だ。 担いだままザバッと湯に浸かったが、どうしようかな。 このまま寝させておくと風邪を引くのは分かっ...
それから季節はひとつ移り、春。 三人暮らしも、ぎこちながらも徐々にペースができてきた。いや単に、ぎこちないことに慣れてきたというべきだろうか。 その暮らしというのは、たとえばこんな具合だ。 生活費の徴収及び管理については、学が担当する。食事の仕度もメインは学だが、大島が思い立って得意料理を作ることもあり――学曰く「親父の必殺技」、内訳は炒飯とカレーとオムライスと豚の角煮――、そこは割合、流動的だ。 ...
※宮田常務視点※ 「あ、だ、め……」 尻を触り揉み込んでやる。 感じているのは分かっている。 なので床にしゃがみ込み、そのモノを咥え先っぽを舐めてやる。 「あ、や、やめ。お願い、そこは」 吸ってやる。 強く、強く吸ってやる。 ああ、出てきそうだな。 口の中で、彼のモノを扱き吸ってやる。 「あ……、め、で、出る……。め、だ」 イケよ。 口の中に放ってこい。 「あ……、アアアアッ」 ...
※宮田常務視点※ 外出から帰ってくると、目の前で誰かが地面に倒れそうになっているので手を差し伸べていた。 道着のままで外に出てきたその人は、どこか弱い感じを受けた。 それにフェロモンが出まくりになっている。 「道着のままか」 その呟きに相手は返してきた。 「あ……、着替えてない」 肌に触れたい。 素直にそう思ったから持ち帰ったんだ。 ソファに寝そべらしてやると、こう言ってきた。 「あ...
「・・・そっか」 すっかりしみじみしてしまいつつ司が相槌をうつと、学は途端に照れた顔になった。「って親父の腰の犯人、実は俺だったりして。悪いことしたなあ。だから、そういう意味でもね、早々にばあちゃん家に越しときゃ良かったんですよ」 いや、と司は微笑してかぶりを振った。それから、目の前に居る学の頭に手を乗せ、優しく撫でてやる。「愛着があったんだよ、お父さん。学のお母さんと、ちっちゃい学と、三人で暮らし...
その時に、この家との関わりについても学は話してくれた。「この家で生まれ育ったって、百パーセントの意味でいえるのは親父だけですね。俺は、ばあちゃんが亡くなるまでは店の近くのアパートで暮らしてたから。お袋が亡くなるまでは親子三人で、その後は親父と二人で」 しかし、母の病没後は、学は学校からまず祖母の家を経て帰宅することになる。「で、おやつ食べて宿題して、ばあちゃんと一緒に夕メシの支度をして食べて、店...
こんなのは駄目だ。 しかも大事な所を触ろうとしてくる。 「や、め……」 もしかしなくても、この人はホモで、俺が誰なのかを知らないのか。 そう思い当たると、先っぽを舐められているのに気が付いた。 「あ、や、やめ。お願い、そこは」 吸われる。 「ふ、く……」 強く、強く吸われる。 「あ……、め、で、出る……。め、だ」 足に力が入らない。 「だめ」 相手は離してくれなさそうだ...
3階にある宮田常務の部屋に入ったところで目を開ける。 あれ、どうしてここに? たしか3階は3LDKだっけ。 それにしては物が置かれてないし生活環が感じられないな。 「あの……、ここまで運んでくれてありがとうございました」 「どういう意味だ」 「え、どういうって」 「私は持ち帰りしたんだ。道着を着てる男をな」 「持ち帰り……」 すると上衣を大きく広げられた。 「あの」 あろうことか乳...
でもなあ、と司は言ったものだ。「学もお父さんも、あの家には思い出がたくさん詰まってるんじゃないのか? 特にお父さんには、養子縁組の話を受け入れてもらっただけでも精神的な負担を強いてるのにさ。その上、余計な出費まで」「気にしないでくださいってば」 学はそう繰り返し、またも笑った。「リフォームったって、玄関を二つにするとか二階建てを三階建てにするとか、そういう大がかりなものじゃないし。単に、古くなっ...
でも、とんでもない人に抱き止められたもんだな。 穴があったら入りたい。 そういう思いで口を開く。 「あ、あの……」 だが、相手は抱き抱えようとしてるみたいだ。 「ありがとうございます。もう大丈夫ですから」 「道着のままか」 「え……、ああ、そう言えば着替えなかったな」 溜息を吐かれたがどうしよう。 「あの……」 その人は何かを呟いたみたいだが声が聞こえてこない。 なので、もう...
司が名実ともに大島家の一員となったのは、街がまだクリスマスイルミネーションに彩られていた頃のことだった。 それに伴い住民票も、それまで大島が一人で住んでいた家――大島の実父が建て、父親の死後は母親が独居していた木造家屋――へと移した。 要するに大島と同居するべく引っ越した、のだが。 それに至るまでには、二階部分の改築工事を経る必要があった。大島が、それが必要だと言い張って退かなかったのだ。 もっとも...
「2gether」「SOTUS」「Dark Blue Kiss」「TharnType」「ラブ・バイ・チャンス」「Until We Meet Again」「WHY R U?」「Together With Me」「Theory of Love」「2Moons」「YYY」「Our Skyy」etc… 世界中に沼をバラまいているタイのBL(ボーイズラブ)ドラマ、テーマがなかったんで作ってみました。
女装子になってヾ(๑╹◡╹)ノ" 夜な夜なお出掛け
詩で物語を書いて行くスタイルです。
日々の生活ブログを書いてます。 ニューハーフですがよろしくお願いします( ^ω^ )
できあがったカップルよりニアホモに萌える方! 親友以上恋人未満とか、四六時中ライバルのこと考えて頭いっぱいのクセに気がついてないとか、俺の命はお前に預けた! 的な相棒とか、師弟、主従なにそれヤラシイwとかその辺が美味しくてたまらない紳士淑女の皆様、いらっしゃいませんか? そういった作品(マンガ、イラスト、小説、一次二次問わず)、日記、呟き、ブログに上げられましたら是非ご参加くださいませ。
お好きにトピ・アンケート作っちゃってww セクシャル不問。勿論、ノンケだって構いません(同性愛に理解がある方であれば) 片思いだろうと不倫だろうと、何でもこーーーーい(恋)!! 世間の常識に囚われずにみんなの『愛・恋・好き』の気持ちを応援したい!応援されたい!見守りたい!見守られたい! 基本自由☆仲良くしようよw
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BL同人誌に参加してみたいけれど、機会のなかった方、仲間がいなかった方。この機会に一緒に同人誌を作りませんか? ダウンロード販売できるシステム「パブー」を利用して販売できる同人誌を一緒に作りましょう。 *印刷できるクオリティのものを仕立てるノウハウを持った主催者が本を仕立てます *BLなら小説もマンガも参加OK *本の体裁はこちらで整えますが、小説など編集・校正は済ませた状態で参加できる方お願いします *Eメールで頻繁(少なくとも1日1回)は連絡を取り合える方でお願いします *参加者は基本的には選びません。ただ作品を見せていただいて、他の作品と一緒に載せられない(内容が著しく異なり、同梱するのが難しい、など)場合は、参加回に限り、お断りする可能性がございます。ご了承くださいませ。 *収益は等しく等分に分ける予定です。このため参加者全員に「パブー」のアカウントを取っていただく必要がございます。 *ご質問は、有生の作品ブログ「卵乃緒戸」の「お問い合わせ・ご意見」ページよりお問い合わせください。 http://oeufnote.net63.net/?page_id=17 まずは、4月末までに第1作を出してみたいと思います。 興味のある方は奮ってご参加ください。 *参加方法は、以下の通りです。 --同人誌に載せたい作品の「目次ページ」か「最初のコンテンツ」をトラックバックしてください。そのページのリンク先へのコメント欄で、こちらから最初のご連絡をいたします。その後はメール連絡となります。
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