「2gether」「SOTUS」「Dark Blue Kiss」「TharnType」「ラブ・バイ・チャンス」「Until We Meet Again」「WHY R U?」「Together With Me」「Theory of Love」「2Moons」「YYY」「Our Skyy」etc… 世界中に沼をバラまいているタイのBL(ボーイズラブ)ドラマ、テーマがなかったんで作ってみました。
気が付くと、しーんと静まっていた。 今は何時だと荷物から腕時計を取り出して見る。 「お、あと少しで終わるのか。トイレ行ってから覗こう」 ああ、今日は本当に疲れた。 まさか、66発を受ける羽目になるとは思いもしなかったなあ。 トイレに籠ってると、自分の部屋に戻れる体力と気力が出てきた。 よし、帰るべ。 トイレから出ると、優介と目が合った。 「あ、トイレだったんだ。良かった、顔色が元に...
優介から聞いたのか、師匠が声を掛けてくる。 「無理しなくていいぞ。今迄の奴等はここで寝て昼頃に帰るコースだから」 「でも」 「気にしなくていい」 「すぐ目の前なのに……」 「ま、せめて後30分は横になる事を勧めるね」 「どうして」 「でないと、飲み食いした物を吐くぞ」 「それは嫌だ」 「だろ。だから、そのまま横になってろ」 その言葉に素直に横になる。 そっか、六段に合格して師匠...
「ようやくヒットか」 「今回は楽しめるな」 「ちょ、ちょっと、ちょっと待って……」 「15人相手にして体力使い切った感じだな」 「疲れてるんですよ」 「プラス65人が相手だ」 「多過ぎ……」 「去年、俺がなった時は80人だった。それを思えば少ない」 「は……、ここって空手は何人」 すると、とんでもない事を言ってきた。 「大人の部で通いは193人だけど、六段を含めると師匠は89人」 「げ、な...
師匠、飛ばし過ぎ……。 ヘロヘロになった俺は師匠の後を付いて道場の板の間に入った。 途端に紙吹雪に襲われた。 「え、え、え、な、何これ……」 「おめでとー!!」 「え、あ、ありがとうございます」 師匠の声が聞こえてくる。 「おい。誰が、こんなものをばら撒いてるんだ」 「後で掃除しますから」 「ったく、こいつ等は……。あれ、人数が増えてるのか」 「当然でしょう。師匠が誕生したんですから」 ...
今までは筆記で落ちていた。 年齢制限もあり40歳を過ぎないと受けれないし、色々と条件付きの昇段審査会になるので休む事はできない。 狙いを定めた岡崎は2週間後に控えた審査会に意識を向けた。 こうなるとコツコツ派の岡崎には利がある。 そして、45歳の秋。 三度目の受験で、六段を合格した。 その証として賞を貰うのだが、それは年明けだ。 タオルで顔を拭いていたら、ふいに声が掛かった。 「おめでとう」 その...
秘書課長も思ったのだろう。 『訂正』という件名で戻ってきた。 ・一泊二日なら、両日とも午前から ・DVDに頼らない ・せっかくの発表の場をなくさない ・前回の良さを生かせてない これらの事を踏まえ、再度考え直す事。 前回の良さ。 前回は峰岸がいたから何度も何度も駄目出しされて2人でと言うか、ほとんど峰岸の企画だったのだ。 もう一度、皆で集まり決めていく。 日曜 8:30 集合 9:00 秘書課...
桑田コーポレーションの常務に引き抜かれた宮田敦が入社して2ヶ月後の11月下旬に、岡崎が企画した秘書研修が開かれる。その企画を考えてるが、中々に進まない。前回は峰岸から駄目押しされて、やっとの事でできあがったのだ。その峰岸は今回は忙しそうなので、上二役秘書と各重役のメイン秘書とで考え企画したのだ。 前回同様、DVDを借りて研修をする事になり、早々と連絡をして予約を取る。 一泊二日の宿泊研修になる。 皆...
もともと、つなぎとしての期間限定で常務をしていた桑田政行は、バイト先である人材育成センターで正社員になり働きだした。 自宅からだと時間掛かるので恋人である新田嘉男名義の家で暮らしながら働いている。 ここからだと嘉男さんの仕事場への通勤時間は電車と徒歩になるが、20分も掛からない。 マンションからだと徒歩で20分強掛かるけどね。 公私共に充実していた。 人材育成センターのボスの父親は嬉しそうに毎日の...
いつも読みに来て頂きありがとうございます。昨年のリーマン物である『俺はノーマルだ!』の続編です。~あらすじ岡崎をものにしようと躍起になっている利根川専務。その手から逃れようとする岡崎。そして、遂に利根川に全身を貪られてしまう岡崎に、救いの手が伸ばされてきた。その手の持ち主は、会社の社長の同期で卒業した宮田だった。しかも、その人は父親と言えるほど年齢が離れている。利根川専務と、宮田常務。その二人に、...
いつも読みに来ていただきありがとうございます。『平成最後の花見』は如何でしたでしょうか?皆さんは平成最後の花見をされたのでしょうか?私は花粉症が再発してしまい、外を出歩く回数を減らしています。その花見をモチーフにして、この作品を無料配布としてサークル参加してきました。イベント『うちの子が一番可愛い』、通称うちカワです。前半7話までは無料配布と同じ内容ですが、後半の8話からはWEB限定です。博人の強さ...
返事が来ない。まだかまだかと待ちくたびれているときに、やっと日本から添付メールがきた。しかも、この一言付きだった。『一番最後まで残ったのは、合気道もしている護身術の師匠だった』ええ、なにそれ。ボスも一緒に戦ったんだろう。最後はボスじゃなかったのか。5分という短いのか長いのか分からない動画には最初から最後までが写っていた。そうか、護身術は自分の身を守るための術だ。攻撃型でないので、最後まで残るのは当...
くそぉ……。くそったれ、クマ野郎め。なんで、こんなに元気なんだ。新一さんは敦史さんにも声を掛けてサブボス同志の決戦が見れると思っていたのに。あのクマ野郎。腕に覚えがある少林寺と空手野郎は、岡崎君を含めて24人が有志となって一緒に手合わせをしていたのにも関わらずだ。最後まで残ったのは、意外にも優介だった。優介は鳴りを潜めていた合気道で対抗しているが護身術を得意としている。柔道と護身術での決着。オリャー!...
そんなやりとりも楽しく、何より憧れのメガネを手に入れた長谷川が始終嬉しそうにしているので、向井の顔も自然とほころんでしまう。「メガネ、さっそく掛けてみれば?」 そう言ってやると、長谷川はさも呆れたという顔をしてみせた。「LEDディスプレイから出る青色光をカットするメガネなんですよ。サングラスじゃないんですから。昼日中の道ばたで掛けるものじゃ、」「いいじゃないか。俺とほぼお揃いのフレームなんだぞ。せ...
ランチは地下街ではなく、地上に出て食べることにした。 イタリアンレストランのオープンテラスに空席があったので、そこに決める。「本日のパスタ」――菜の花とベーコンのバジルソース――を二つと、ピザメニューの中から一つ注文して分けることにする。「先生、どれがいいですか? こういうところのピザには玉ねぎは乗ってないと思いますけど」「トマトソースでサラミが乗ってたら後は何でもいいよ」「ていうと、えーと、ピッカ...
サトルは皆に聞いていく。 「他に聞きたいこと、知ってることはないか?」真っ先に口を開いたのはワンだ。 「ショウに属していた三人のサブボスは日和見とナイフ使いと指使い。もしかして昌平さんはインサイダーと呼ばれていた?」 「よく知ってるな」 「夜が活動時間で昼間は寝てるっていう、あれだよね」 「そうそう。他には?」 「それだけで終わりじゃない。放浪癖なのは親の代行ではなく、自分から進んで行っていったの...
悟は知り得た情報をオーストラリアに居る連中に送ってやる。それを受け取った豊は驚いている。 「はあ? 今、あっちに行っているのか。それじゃ、あの部屋に居るのは替え玉か」真っ先に行ったのは、隣の警備警護会社だ。 「マサ居るか?」 「なんだよ。息せき切って」 「ボスの居所なんだけど」 「ああ、平成最後の花見に招待されたからって日本に帰国したけど」 「お……、まえは、知ってたのか」 「そうだけど」 「それな...
向井がそう言い足すと、長谷川は嬉しそうな表情になった。改めて鏡を見やり、その中の自分を物珍しげに眺める。「・・・憧れだったんです、メガネ」 照れた口調でそう繰り返すと、長谷川はそのフレームを外した。これにします、と言いながら店員に手渡す。「ありがとうございます。では、ブルーライトカットの強度なんですが」 以後のやりとりは、向井には馴染みのものだった。長谷川の選択は、コーティングは強、ブルーライトカ...
そのどちらも、長谷川には似合った。しかし感想を求められた向井は、やはり言葉を濁した。 オーバル型は賢そうになるしボストン型は可愛いし、どっちもそこらの有象無象の輩から「おっ」と思われちまうじゃないか、という本音は、もちろん言わずにおく。「・・・あ、これは?」 その次に長谷川が手に取ったのは、スクエア型とボストン型の中間のようなフォルムのフレームだった。ウェリントン型ですね、と店員が言う。「丸みを帯...
しかし、シメようにも二人とも素早いし強い。息が切れそうだ。 「なんだ、もうギブか」 「オー、スト、ラリ、アで、……」言いたいことが分かったのだろう。ヒロは、こう言ってくる。 「毎日馬と駆けっこしてるからな」 「馬あ?」 「十回のうち三回しか勝てないけどな。それに柔道だけでなく空手と少林寺と合気道もしてるし」 「くそぉ、してないものとばかり」 「おあいにく様」悔しいと思ったのか、新一は叫んでいた。 「...
長谷川もだんだんその気になってきたようで、店員に断りを入れると、ぎこちない動作で黒縁のそのメガネを掛けた。 どうですか、と言いながら、鏡より先に向井を見る。「うーん・・・悪くないけど」 正直、似合っていた。素だと柔らかな印象を与える長谷川の顔立ちが、ぐっと引き締まって、男前の度合いが上がって見えた。 そんな感想を、しかし向井は呑み込む。「ちょっとキツく見える、っていうか、冷たい感じになってないか?...
友明は昌平に聞いていた。 「昌平さん、聞いていいですか?」 「友、なに?」 「一緒に付いてきている新一さんのことは、どう思われているのですか?」 「え……」新一は驚いて何も言えないでいる。 「ったく、ボスは、いつまで経ってもそういうところは健在だな……」と呆れた表情をしているのは悟。 「ダイレクト過ぎ」と博人は手で目を覆っている。友明は、そんな二人を無視して言葉を紡ぐ。 「嫌いではないでしょ?」 「そ...
でしたらこの辺りですね、と慣れた様子で先導する店員に、まず向井が続き、その後を長谷川が追う。「こちらのコーナーのものでしたら、調整後すぐにお持ち帰りいただけます。他にご希望のフレームがありましたら、後日お渡しという形でレンズを入れさせていただきますし。どうぞ、ご試着なさってみてください」 それだけ言うと一歩下がった店員に見守られつつ、向井と長谷川はその一角に並んだ見本を一通り眺めた。「顔の形で似...
六人で焼き肉を食べて、各自好きな飲み物を飲んでいた。博人はナポレオン、友明は日本酒、悟はウイスキー、優介はウーロン茶、新一はビール、昌平はコニャックだ。なんの前触れもなく昌平は博人に聞いていた。 「ヒロ、恋人の作り方を教えて」ぶっ!一斉に皆が飲み物を吹き出す。 「ショウ、どうした?」 「欲しくなって」すると末っ子の悟が口を挟んでくる。 「昌平は好きな人いるじゃない。それでいいのでは?」 「たくさん...
親友の博人は追いかけっこをしているのか。友に追いかけられ、それを楽しんでいる。いいなあ、オーストラリアでの生活が目に浮かびそうだ。しかも反対方面では末っ子の悟は同棲相手と仲良くしている。ああ、くそ。こっちも楽しそうにリア充だなあ。そんな二人を見て昌平は呟いていた。 「いいなあ……。私も恋人が欲しい」その言葉を聞いた、もう一人の人物はビールを盛大に吹き出していた。 「新一、大丈夫かあ?」 「い、今、な...
向井としては、苦笑せずにいられない。「・・・そういう台詞を言う時は、表情も可愛く揃えてくれると尚嬉しいんだけどな。そんな、睨みつけたまま言われても」「だってくやしいですから。向井先生のために何かができたと思っても、すぐに倍返しにされちゃって」 猫舌以前にバカップル全開の会話だな。そう思わないでもなかったが、こういうのは開き直った方が勝ちだ。 向井はおもむろに携帯を取り出し、この辺りのメガネ屋を検...
大好きな友兄から引き剥がされ不満一色になった優介は路上エッチなるものを実行しようと思っていた。 いつも悟さんにエッチされ自分だけ気分よくなっているので、たまには悟さんにも気分よくなってもらおう。そういう思いが普段からあるからだ。 「悟さん、天気がいいので横になりましょうよ」 「それならシートで」 「ううん。桜の木の下で、二人だけで居たいの」 はいはい、と言って付いてきてくれるので、優介は博人とは...
取りあえず、いくつかの路線が乗り入れている駅で降りた。「本当はどこまで乗ってったっていいんだけどな」 こんな台詞が口を突き、言った本人である向井も驚いたが長谷川も驚いたらしい。だがその後すぐ、長谷川はくすっと笑ってくれた。「そういうわけにもいかないでしょう。さ、コーヒー飲みに行きましょう」 自宅で飲む時は、長谷川のカップにはコーヒーと同量の冷たい牛乳が投入される。 そうすれば、熱いコーヒーも猫...
そんな二人をそっちのけで博人は友明を自分の方に振り向かせ抱きしめる。 「え、ちょっと」 博人の唇が友明の唇に触れると、すぐ離れていく。 「博人さん……」 優介に対しての友明の気持ちはどんなものなのか分かっているが、それでも心穏やかではない。こんな風に抱きしめて自分の方を振り向かせることしかできないのだ。ボソッと呟く。 「路上エッチ、いいかも」 その呟きを耳にした友明はクスッと笑い言ってやる。 「風...
「・・・俺とデートしたくないのか、おまえは」 早々に向井は伝家の宝刀を抜くことにした。表情もそれらしく、しかめっ面を作って長谷川を見やる。 すると思惑通り、長谷川は慌てた様子でぶるぶるとかぶりを振った。「そんなことないです! でもっ、こんな、何でもない日に、」 デートなんて、と、これは蚊の鳴くような声で囁いた長谷川の頭を、向井は笑って小突いた。「何でもない日だから、店も決めてないし予約も何もしてない...
そんなわけで、その次の休み。 それは即ち、長谷川がかねてから言っていた「冬物クリーニングが二十パーセントオフになる日」でもあったため、まずは自宅近くのショッピングモールに冬物衣類を持っていく。 そうして最初のミッションを無事達成し、身軽になったところで。 向井は、殊更にさりげない口調でこう提案してみた。「じゃ、せっかくだからちょっと足を伸ばすか。まずはどっかでコーヒーでも飲んで、それから適当にぶ...
ここは博人の亡き父の持つ土地だが、今では博人名義になっている。車道に沿って等間隔に桜の木が植えられた桜の木は、見事に満開だ。他の人たちからは桜公園とも呼ばれており、敷地内には桜の木がこれでもかと植えられている。その中でも、幹が太くがっしりと固い桜の木が数本並んでいる。その前にはビニールシートが敷かれている。この季節になると、昼夜問わず花見と称しての宴が繰り広げられる。そのエリアに向かって歩いてくる...
長谷川曰く、「メガネを掛けている人は頭がいいというイメージがある」のだそうだ。「いや、そんなこともないだろう」 向井はつい笑ってしまったのだが、長谷川はムッと口角を下げて反論してくる。真剣だ。「本当かどうかは関係ないんです! イメージの話なんですから! あと、メガネの角度を直す時の仕種にも憧れるし」 長谷川曰く。 メガネのあしらい方は、どれをとっても様になるのだそうだ。 ブリッジを指先でくいっと...
いつも、読みに来ていただきありがとうございます。先日のイベントで無料配布として、こちらの『平成最後の花見』を、お渡しすることができました。来てくださった皆様には感謝しかありません。それでも、いつも読みに来ていただいている方々にも読んでいただきたく、勝手ながら一話からブログでの公開をさせてもらいます。無料配布では七話まででしたが、その続きがあるのです。~あらすじ~亡き親友の忘れ形見である優介から「平...
何か欲しいものはないか、とせっついた向井に、長谷川は戸惑った表情を向けてきた。先刻の、「今年は開業準備」という宣言で頭がまだいっぱいらしい。 が、「えっと・・・そうですね・・・」 それでも律儀に、向井の質問について考えてくれるところが長谷川らしい。 そして。「・・・じゃあ、メガネ」 長谷川のこの答えに、向井は目を丸くした。「おまえ、視力落ちたのか?」 思わず口を突いた問いには、わずかの喜びが混入していた...
片瀬副学長が声を掛けてくる。 「で、肝心なことはどうだったの?」 「肝心なこと?」問いに質問で返してしまった俺に雅副学長が答えてくれる。 「治の英語力」 「あー……、んー……、深く考え込まなくなったかも、しれないです」片瀬副学長は笑いながら言ってくる。 「英語って単語だけでも会話は成り立つからねえ」 「それは、そうですが……」英語も教えている俺に対しての言葉かよと思っていたら、雅副学長はこんなことを言っ...
キッと睨み据えると、長谷川は反射的に首をすくめた。はい、と小さな声で返事をする。 その様子につい心が溶けそうになったが、敢えて表情を引き締め、向井は続けた。「俺はな、クソ寒い時にこの手袋を嵌めてマフラーを巻いてると、おまえに直接あっためてもらってるような気持ちになる。ボールペンのひろきだってそうだ。一日の大半を過ごす病院で、神経すり減らす仕事をしてても、白衣の胸ポケットにひろきがいるだけで元気で...
「って何? 何を、俺はおまえにやった?」 向井としては、そう詰問せずにいられない。対する長谷川は、軽く瞬きをしてから、アイロンの電源を切った。長くなりそうだと判断したのかもしれない。「まずは、僕のことを好きになってくれたでしょう。それに、隣どうしの生活もそうだったし、今の同居生活だって、向井先生が僕にくれた大事なものですよ」「そういうんじゃなくて物品」「ええと・・・あ、おさむさん! おさむさんも誕生...
「どうかしました?」 しゅっしゅっとスチームの音を立てながら、手際よくワイシャツを片付けていく長谷川の傍らに立つと。 向井はまず、手に抱えたままの衣類のうち、コートだけを床に置いた。というか、正確には振り落とした。そして、残り二つを長谷川へと差し出す。「これ」「あ、はい。それとコートですね。他はいいですか? セーターとかは?」「そっか、セーターも出しといた方がいいよな。・・・じゃなくて、これを見ろっ...
「治、帰るぞ」 「うん。あのさ、1本あげたんだけど」 「スポドリか。いいさ、1本ぐらい恵んでやれ」 「ん……」そこからでると、外には数人の人が居た。 「え、え、なに……」ユウゴの声が後ろから聞こえてくる。 「見つかってよかったよ」 「よかったね。迷い子ちゃん」治は、その迷い子ちゃんと言う言葉に反応してしまった。 「迷い子ちゃんって……、え、清水さん?」ユウゴが紹介しだす。 「ついでに言うなら、こっちは...
そんなものを持っているところからも判るように、長谷川はアイロン掛けが嫌いではないと言う。皺の寄っていたものがぴんとするのは気持ちがいいし、簡単かつ短時間で達成感が味わえるからというのが長谷川の見解だ。 医師という仕事は、常に明瞭な結果が出るとは限らない――というより出ないことの方が多い。常に中腰でいることを強いられるようなところがある。 だから、判りやすい達成感を得たがる長谷川の気持ちも、向井には...
なかなか出てこない。いらだちが募る中、ユウゴはやっと姿を見せた。 「ユウゴッ」 「有益情報もらったぞ」 「どんな?」ユウゴは喋りだす。 「チビじゃないが、日本人男性が勝手に居座ってるらしい。そいつは着の身着のままで、自分で石を動かしてテントにしているってさ」 「石のテント?」 「石器時代の人間か?」 「そいつは体格が良くて目はギラギラしている。近寄ると吠えるって」 「なにそれ」 「獣か」 「あれ?...
「あ、向井先生。クリーニングに出す冬物、まとめておいてくださいね」 近所にあるショッピングモールに入っているクリーニング屋の名を上げて、今度の週末に出すと二十パーセントオフなんです、と長谷川が言い添えた、その段階では。 向井も普通に返事をして、それからすぐにクローゼットへと向かった。俺のパートナーは本当にしっかりしていると内心で讃えつつ。 今すぐじゃなくてもいいですよ、と、笑いながら長谷川が言うの...
「2gether」「SOTUS」「Dark Blue Kiss」「TharnType」「ラブ・バイ・チャンス」「Until We Meet Again」「WHY R U?」「Together With Me」「Theory of Love」「2Moons」「YYY」「Our Skyy」etc… 世界中に沼をバラまいているタイのBL(ボーイズラブ)ドラマ、テーマがなかったんで作ってみました。
女装子になってヾ(๑╹◡╹)ノ" 夜な夜なお出掛け
詩で物語を書いて行くスタイルです。
日々の生活ブログを書いてます。 ニューハーフですがよろしくお願いします( ^ω^ )
できあがったカップルよりニアホモに萌える方! 親友以上恋人未満とか、四六時中ライバルのこと考えて頭いっぱいのクセに気がついてないとか、俺の命はお前に預けた! 的な相棒とか、師弟、主従なにそれヤラシイwとかその辺が美味しくてたまらない紳士淑女の皆様、いらっしゃいませんか? そういった作品(マンガ、イラスト、小説、一次二次問わず)、日記、呟き、ブログに上げられましたら是非ご参加くださいませ。
お好きにトピ・アンケート作っちゃってww セクシャル不問。勿論、ノンケだって構いません(同性愛に理解がある方であれば) 片思いだろうと不倫だろうと、何でもこーーーーい(恋)!! 世間の常識に囚われずにみんなの『愛・恋・好き』の気持ちを応援したい!応援されたい!見守りたい!見守られたい! 基本自由☆仲良くしようよw
BL小説の新人賞に関することをトラバしてください! 新人賞の募集情報、新人賞の結果発表、新人賞受賞作の感想、紹介など BL小説の新人賞にまつわることでしたらなんでもOK! ご自身の受賞作のPR、苦労話も大歓迎です! 新人さんの作品が大好きな方、いっしょにウォッチしましょう(^.^)
BL同人誌に参加してみたいけれど、機会のなかった方、仲間がいなかった方。この機会に一緒に同人誌を作りませんか? ダウンロード販売できるシステム「パブー」を利用して販売できる同人誌を一緒に作りましょう。 *印刷できるクオリティのものを仕立てるノウハウを持った主催者が本を仕立てます *BLなら小説もマンガも参加OK *本の体裁はこちらで整えますが、小説など編集・校正は済ませた状態で参加できる方お願いします *Eメールで頻繁(少なくとも1日1回)は連絡を取り合える方でお願いします *参加者は基本的には選びません。ただ作品を見せていただいて、他の作品と一緒に載せられない(内容が著しく異なり、同梱するのが難しい、など)場合は、参加回に限り、お断りする可能性がございます。ご了承くださいませ。 *収益は等しく等分に分ける予定です。このため参加者全員に「パブー」のアカウントを取っていただく必要がございます。 *ご質問は、有生の作品ブログ「卵乃緒戸」の「お問い合わせ・ご意見」ページよりお問い合わせください。 http://oeufnote.net63.net/?page_id=17 まずは、4月末までに第1作を出してみたいと思います。 興味のある方は奮ってご参加ください。 *参加方法は、以下の通りです。 --同人誌に載せたい作品の「目次ページ」か「最初のコンテンツ」をトラックバックしてください。そのページのリンク先へのコメント欄で、こちらから最初のご連絡をいたします。その後はメール連絡となります。
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