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オリジナルBL小説・・・ストーリー系

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オリジナルBL小説・・・ストーリー系
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オリジナルBL小説・・・ストーリー系
テーマの詳細
ストーリー重視のBL小説(オリジナル)、トラコミュです♪ 下の何れかに該当する作品ならお気軽にo(*^▽^*)o~♪ ☆主人公の心情重視です!(エロなしプラトニック) ☆エロもあるけどストーリー重視 (過激なエロも話の一部としての役割に過ぎない!) ☆ストーリーがあってこそのエロ(エッセンスとして) エロ重視(官能系)のBLはトラコミュ「小説18禁・15禁」でお待ちしております≦(._.)≧ ペコ もちろん、両方に該当される方はどちらにもご参加下さいませ♪ 注!ココでいうエロとは、創作としてのものです。あくまでも小説であることが前提です。 ★両コミュともに、小説以外の記事(ページ内に小説のない更新情報だけとか…)は非表示にさせて頂いております(゚゚)(。。)ペコッ 小説のみのコミュです。 ☆ご自分で書かれたオリジナルBL小説のコミュです。商業誌の感想・書評は非表示にさせて頂きますm(__)m
テーマ投稿数
24,529件
参加メンバー
193人

オリジナルBL小説・・・ストーリー系の記事

2021年10月 (1件〜50件)

  • #いちゃいちゃ
  • #プロデューサー
  • 2021/10/27 11:18
    第86話 花残 act.25 side story「陽はまた昇る」

    現実の先を、英二24歳4月第86話花残act.25sidestory「陽はまた昇る」雪はすこし融けていた。「は…っ」息吐いて白くなる。残る雪に凍てつく大気、青空に英二は微笑んだ。―やっぱりいいな、奥多摩は、仰ぐ空、冴えた風に青く光る。雲まばゆい梢そっと零れる雪、懐かしい道を歩き出した。ざくっ、ざくり、踏みしめる道は雪が硬い、一昨日から融けて凍てついたのだろう。まだアイスバーン光る四月の朝、馴染んだ登山靴に冷気が懐かしむ。いつも歩いた稜線の空、かすかに甘い渋い山の風、ただ懐かしい想いに声が映った。『英二は、次のお休みはいつ?』訊いてくれた君の声、たった昨日のこと。まっすぐ黒目がちの瞳が見あげてくれた、けれど吐いてしまった嘘に微笑んだ。「ほんとは今日だよ、周太…」ひとりごと唇かすめて、嶺風ほろ苦く甘い。この風に君も...第86話花残act.25sidestory「陽はまた昇る」

  • 2021/10/25 21:29
    きっかけは君の一言 (20)

    まさか、本当にもらい物のアーチェリーと京都土産を持って大学に行くとは思いもしなかった。あの後、ナイフから電話があり事の顛末を話すと分かったと言ってくれた。今は、副学長とナイフ副学長を目の前にした治の緊張度はもの凄く高くなっているのが伝わってくる。治、目の前にいる副学長は、お前の父親だよ。こうして見ると、親子だとよく分かる。京都土産を渡し、京都での話しだけでなく、あのマンションがナイフ副学長のだとは...

  • 2021/10/22 21:05
    きっかけは君の一言 (19)

    夕食は、昨日と同様に買い物に行って部屋食べをする。ホテルの道路を挟んだ向かいにはテイクアウト用の店があったので、そこに行くと和洋中なんでもござれの店だった。2人して食べたい物を買って食べ、食後はアーチェリーを取り出しやってみる。治がくれた方のだ。 「もしかしてハマったの?」 「できるかなと思って」10本やって1本しか当たらなかった。だけど、昨日や今朝とは違う。視線を外さなかったからだと気がついた。長...

  • 2021/10/20 21:38
    きっかけは君の一言 (18)

    しかし、真ん中はもとより掠りもしないので砲丸投げのように投げる。 「えーと、優しく投げてくださいね」もう1回。 「体重移動させるように、前に一歩出る感じで右手を投げる」前に一歩踏み出すと同時に右手を投げるが外れてしまう。 「その調子で、視線は的ですよ」もう一度同じように投げるが外れる。 「右手に注意して。的に対して平行に飛ばすようにしてください」もう1本。 「手首にスナップかかっています。まっすぐ飛...

  • 2021/10/19 23:27
    呱々の声は光を祝う

    月のない乾いた夜空に、閃光が走った。薄い雲を切り裂く白い光と大地を揺らす轟音が腹の底に響き、アルフレードは手を止めた。世界レベルの建築技術と国内最高峰と謳われる最新システムによって形作られた頑強なマンションさえも、その足元を震え上がらせる自然の力。それは人智を遥かに超えたもので、いかに科学が神の領域に手を伸ばそうと決して掴むことができない。チャレンジャー海淵にはその先があることを突き止めたとしても...

  • 2021/10/18 21:34
    きっかけは君の一言 (17)

    ジムの午後の部が始まる時間になったので、上に行く。 「いらっしゃいませ」 「こんにちは」着替えをするとタオルを肩に掛けランニングマシンに向かう。 「あ、いらっしゃいませ」 「こんにちは。あれって弓矢?」 「はい、弓道です。されてみますか?」 「へぇ、色んなのがあるんですね」 「集中力を高めるからって、人気あります」弓道のエリアに入るとカーテンを閉めてくれる。そうか、開いていると気になってできないか...

  • 2021/10/15 00:47
    ESCAPE続編『Aquarius:2』―伊織―(21)

     言い淀んでいると、教授が僕の肩を抱き寄せた。 「ああ、いいんだ。この子は俺が送っていくから」

  • 2021/10/12 23:58
    第86話 花残 act.23 side story「陽はまた昇る」

    深淵より捜して、英二24歳4月第86話花残act.23sidestory「陽はまた昇る」風ふれる頬、洗い髪が梳かれて凍える。かきあげる指冷たく髪からんで、その涯に英二は月を見た。「…なんだろな、俺?」零れた声に月が映る。雲流れゆく光の夜、凭れた鉄柵も冷たく硬い。もう4月になった、それでも冷えてゆく夜の屋上に煙草咥えた。かちっ、かすかな金属音、火が燈る。風ゆれる光そっと近づけて、吸いこむ香ほろ苦い。苦いまま含んで、ふっと息吐いて煙が昇る。『正義感と恋愛感情、どちらの為に僕といてくれたの?』君に言われたこと、ずっと考えている。考えて考えて、考えて、おかげで夕飯なんだったのかも憶えていない。「…周太、夕飯はなに食べた?」呼びかけた声、あわく月光とける。もし君と食べたなら憶えていたろうか、幸せだった時間のように。けれど...第86話花残act.23sidestory「陽はまた昇る」

  • 2021/10/11 21:52
    きっかけは君の一言 (14)

    10分も経たないうちにブザーが鳴り、声も聞こえてくる。 「治君ですよ」 「はいはい」部屋の中に入ると、なぜか治はご機嫌な顔をしてニコニコしている。このパターンは何かがあると、俺の勘は告げている。でも、何があるのだろう。そう思っていると、治は紙袋を差し出してくる。 「それは何?」 その問いを待っていたみたいで、中身を取り出してくれる。 「これって……」 「打ち合わせした相手がくれたの」 「治はできるのか...

  • 2021/10/09 23:58
    第86話 建巳 act.33 another,side story「陽はまた昇る」

    Dotakeasobercolouringfromaneyekenshi―周太24歳4月第86話建巳act.33another,sidestory「陽はまた昇る」今日、あの街にあのひとがいた。それは偶然だろうか?「そう、英二くんに会えたのね?」母の瞳ゆっくり瞬いて、アルト穏やかに訊き返してくれる。微笑んだ貌と声いつものままで、ほっと息吐いて周太も微笑んだ。「新宿のね、あの公苑にいたら英二が来たんだ…来るかもしれないって思ったら、ね、」微笑んだ口もと、甘い芳醇かろやかに香る。テラスの窓くゆらす湯気、焼菓子の温もり指先ふれた。「約束なんてしてなかったんだ、1時間も一緒にいなかったよ?でも僕、ずっと訊きたかったこと言えたんだ、」話しながら指さき温かい、甘い香ばしい空気に息つける。懐かしい香の温もりに、黒目がちの瞳そっ...第86話建巳act.33another,sidestory「陽はまた昇る」

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  • 2021/10/09 20:03
    きっかけは君の一言 (13)

    ホテル宿泊者限定のマシンジムがあり、治が打ち合わせに行っている間はここを利用するつもりだ。スタッフに聞くと、平日は夜の利用が多く、昼間は2,3人だそうだ。それなら時間たっぷりと遠慮無く精を出すことができる。付きっきりで見てくれるので、そのスタッフに聞く。 「ジムの他にも水泳も教えているんですよ。週3日はジムで、2日は水泳です」 「正社員なの?」 「いいえ、大学生です。バイトで、ここに来ています」 ...

  • 2021/10/07 23:53
    第86話 建巳 act.32 another,side story「陽はまた昇る」

    Dotakeasobercolouringfromaneyekenshi―周太24歳4月第86話建巳act.32another,sidestory「陽はまた昇る」あまい香ばしい、空気が満ちる。「ん…いい匂い、」オーブンくゆらす香が温かい。懐かしくて優しくて、ほっと息吐いて玄関が鳴った。「あ、」鍵ひらく音、軽やかなパンプスが鳴る。そして気がついた時計に瞬いて、台所の扉が開いた。「ただいま周、すごく素敵な匂いね?」優しいアルト微笑んで、黒髪ゆるく波うつ。気づかなかったなんて?迂闊に気恥ずかしく微笑んだ。「おかえりなさい、お母さん…出迎えなくてごめんね?」「鍵ちゃんと持ってるから大丈夫よ、」黒目がちの瞳が微笑んで、ストール畳みながら見回してくれる。すぐオーブンに気がついて、白い頬ふわり笑ってくれた。「スコン焼いたのね...第86話建巳act.32another,sidestory「陽はまた昇る」

  • 2021/10/06 23:01
    第86話 花残 act.22 side story「陽はまた昇る」

    離れるとも、想い英二24歳4月第86話花残act.22sidestory「陽はまた昇る」ゲートから一歩、街が黄金に染まる。「…きれい、」穏やかな静かな声そっと響く、君の声だ。ふれそうな腕そのまま掴みたい、本当は。「うん、」頷いて願ってしまう、足が停まりたい。このまま時が停まったら、離れないでいられるだろうか。けれど君には明日がある。『英二は、次のお休みはいつ?』次の、それから。『しあさって…僕は大学で仕事と講義があるけど、その後にお願いできる?』お願いできる?そう訊いてくれた君の明日は、もう自分から遠い場所。それでも君がくれた約束「しあさって」だから今、こうして歩きだせる。―また、周太に、また会える、逢えるんだ君に。それだけが頭めぐってゆく、脚を押して歩かせる。―こんなにも周太といたいんだ、俺は…でも周太にはも...第86話花残act.22sidestory「陽はまた昇る」

  • 2021/10/05 23:43
    第86話 建巳 act.31 another,side story「陽はまた昇る」

    Dotakeasobercolouringfromaneyekenshi―周太24歳4月第86話建巳act.31another,sidestory「陽はまた昇る」道、こんなに短かったろうか?こんなにも静かで。ことん、ことん、レザーソール鳴らす音、それが鼓動そっと重ならす。並んで歩く肩が高い、でも記憶より遠くないまま残照まばゆい。そして沈黙やわらかに重たい。―何を考えてるのかな英二、今…こんなに黙って、よく話す、ずっとそう思ってきた。あなたは沈黙すら穏やかに饒舌で、それが居心地いいと思ってしまった。そうして重ねた時間に歩いた道を今、あのころと同じに並んで歩いて、けれど違う痛みが疼く。―そうか…僕を見ていない、ね?ずきり、鼓動ふかく絞められる。今こんなに近くにいて、けれど思考ふかく沈みこむ。そんな横顔は残照あざやか...第86話建巳act.31another,sidestory「陽はまた昇る」

  • 2021/10/05 23:09
    ESCAPE続編『Aquarius:2』―伊織―(20)

    思わず眉間に皺を寄せてしまったのは自覚していた。  だって今は、教授以外の人に、そんな風に触れられたくないから。 「朔さん……」 「ん?」 「顔、近い…………です」  これでも、キツい口調で言いそうになるのを、何とか堪えたつもり。  更に少し頭を後ろに引いて、笑ってみせたけど、ちょっとぎ

  • 2021/10/04 22:58
    ESCAPE続編『Aquarius:2』―伊織―(19)

    「…………え?」  唐突に言われて驚いてしまったけれど、何の事を言っているのかは分かる。  瞬時に頭を過るのは……  ――『Aquarius(アクエリアス)』  身体に纏い付く青い水の色に溶けて消えてしまいそうに儚い……ガニュメーデース。  教授が今回の個展のメインにと描いたあの絵。  

  • 2021/10/04 21:37
    きっかけは君の一言 (11)

    GWは10日後だ。嬉しいな。それに中高とは違い、大会はないし講義もない。せっかくのお誘いだ。だけど、この事は父親に話しておいた方がいいかもな。駅まで見送り返ろうとしたら声を掛けられる。 「あの子と何を話されていたのですか?」 「は?」その声のする方を見ると、女性がいた。 「あの子は私の英語を落とし留年になった子です。よく知っていますよ」その言葉と口調で思い出した。英語科の先生だ。 「田宮教授は、あの子...

  • 2021/10/03 22:49
    ESCAPE続編『Aquarius:2』―伊織―(18)

    ギャラリーに隣接しているカフェで、朔という人はボリュームのあるチーズハンバーグがメインのワンプレートを、僕はサンドイッチを注文した。 「改めまして、オレ、:石田朔也(いしだ さくや)。一応今日の搬出作業のリーダーってことになってるから、分からない事は何でも気軽に訊いてね」

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