「2gether」「SOTUS」「Dark Blue Kiss」「TharnType」「ラブ・バイ・チャンス」「Until We Meet Again」「WHY R U?」「Together With Me」「Theory of Love」「2Moons」「YYY」「Our Skyy」etc… 世界中に沼をバラまいているタイのBL(ボーイズラブ)ドラマ、テーマがなかったんで作ってみました。
ああこのひと本当にずるい、と長谷川は内心、白旗を掲げる。 このタイミングで、しかも医者の顔じゃなくあくまで恋人の顔のままでそういうことを言われたら、こっちはもう、ぐうの音も出ない。医者としても、恋人としても。 振り回されっぱなし、手のひらの上で転がされっぱなし。そんな状況が、でもちょっと心地よくもあって、尚更どうしようもない。「・・・皮膚科に診てもらう暇がなくて、適当な市販薬を塗ってますけど。でも...
絶句した長谷川の横で、向井はなおも言葉を継いだ。最早その口調は完全に面白がっていて、それが長谷川にはくやしい。「邪推の内容について説明するとだな。そういうところに付けられたってことは、手を掴まれて、頭の上あたりで固定する形で腕の内側を露出させられたのかな、とか。他にいくらでも愉しい場所があるのに敢えてそこ、てのも、一周回ってむしろいいかもな、とか。あと、」「って、これ以上まだ何かあるんですか!?」...
「そっか。そりゃ失礼」 くす、と笑って向井は言い、洗い物を手伝ってくれた。長谷川が洗った皿を受け取って、布巾で拭いてから戸棚に仕舞っていく。 水切りかごに並べて一晩放っておいても別に構わないのだが――というか、どちらかが単独でそうやって片付ける方が多いのだが――、並んでシンク前に立つという行動自体が嬉しくて、長谷川も敢えて止めなかった。 そして向井は、ついでのようにしてこう言う。「おまえがどういう奴か...
即時型反応は、虫刺されによるアレルギーのタイプのひとつで、虫に刺された直後から痒みや赤み、ミミズ腫れなどの反応が現れるが数十分で治まる、というものだ。 向井の言う通り、刺された回数――つまり年齢によって、遅延型から即時型に変化していくことが多い。 教科書的に更にいうならば。 乳幼児期は遅延型反応が顕著に起こり、幼児期から青年期にかけてはどちらの反応も起きるが、青年期から壮年期では即時型反応のみとな...
「僕、昔から、虫に刺されるとこんなふうになっちゃうんです。刺されたばかり時は痒みも腫れも大したことないのに、時間が経つとひどくなって。特に、間歇的な痒みが深刻ですね。最短でも一週間くらいは続くかな」 こんな主訴、向井はきっと聞き慣れていて、もう回答も頭の中に浮かんでいるだろうに。 それでも長谷川の話を切ろうとはせず、ただ頷きながら聞いてくれている。 それがなんだか嬉しくて、でもその一方で素人のよう...
夏でも長袖のシャツに固執する、その本当の理由。 それを自覚するたびに長谷川は、情けないようないたたまれないような、それでいてどこかくすぐったいような、複雑な気分になる。 夏の長袖シャツなんて、単純に暑いし、それこそ素肌にくっつくし、だから袖口を二、三度折り返さずにはいられないのだけれど。 それでも着続けるのは単に、 向井と同じ格好がしたいから。 恋に落ちたばかりの頃も、パートナー同士となって五年...
「あれ? 長谷川、」 向井にそれを見つけられたのは、夕食の後片付けに取りかかろうとした時だった。「これ、どうした?」 重ねられた皿を取ろうと伸ばした腕――上腕部内側のやや手首寄りの位置に、ひとつだけぽつりと盛り上がった小さな発赤。それを指さされ、長谷川は苦笑した。「ああ、これ。ただの虫刺されです。蚊かな。通勤の時、つい袖口をまくってしまうので」 夏場でも長袖のワイシャツを着るようになったのは、向井の...
眉尻を下げた長谷川に、向井はニッと笑ってみせる。「おまえは間違ってないよ。そんなナメた態度で医療に関わられたら、迷惑だ。まして患者にしてみりゃ、迷惑どころか犯罪に近いものがある。もしそいつがこれでパワハラだの何だの言い出すようなモンスター系だったとしても、出身大学にきちんと説明すれば頭を下げて引き取っていくさ。それにな」 ふと、向井は表情を改めた。それからおもむろに言葉を継ぐ。「そういう輩は同業...
「まあ見てろって。そんなスカしたことを言ってられるとこをみると、外科系や救急はこれからなんだろ? 体育会系の恐いおっさんたちにこてんぱんに叩きのめされて、お願いですから総診に入れてくださいって縋ってくるぞ」 笑いの気配をまだ語尾に宿したままで向井がこう言って、長谷川はぷいとそっぽを向いた。「そんなことしても入れてやりませんよ、あんな不心得者」「そうだな。今のメンタリティのまま成長しないんだったらな...
――だからこの先、専門領域を選ぶとなっても、苦労する科には行く気なくて。 ――消去法で選ぶことになると思うんですけど。そういう意味では総診、アリかなって思うんですよ。 ――要は他科へ振り分ければいいんですよね? そこまでで業務終了なんですよね。「僕、つい、怒鳴っちゃって。ふざけんな、って」 消え入りそうな声でそう続けると、向井はこらえきれなくなったように爆笑した。 どうやら、ステータスという単語が出た...
そう提案してはみたけれど、鼻先で笑われただけだった。で? と有無を言わさない口調で催促され、長谷川はしぶしぶ打ち明けた。「中学生の時、憧れてたんです。保健室の先生に」 ついうつむいてしまいながら、長谷川は当時のことをぽつぽつと語った。 中学に進学した頃の長谷川は、神経性の胃痛や頭痛を起こしがちだったこと。 そんな時に保健室に行くと、養護教諭は決して追い返したりはせず、いつも優しく迎え入れてくれた...
答える長谷川の声は、自然と小さくなった。「・・・誰彼構わずなんて訊いてないですよ。向井先生だけです」 で、どうなんですか。そう迫ると、向井はうーんと唸りながら視線を泳がせた。「そうだなあ、俺の場合は・・・自分の性格と適性を考慮した結果、かな。自助努力で能力を身につけていけば、ある程度誰とでも対等に話ができる職業であることがまず第一。で、その中でも、些細なヒントをもとに診断を自在に組み立てられる総診とい...
それはまあ、と頷いてから。 長谷川は、複雑な気分で問い返した。「・・・今みたいなことがスッと言えるってことは、向井先生にもそんな頃があったってことですか?」「そりゃそうだよ」 と向井はまたもあっさりと言った。「どんな職業でもそうだろうけど、医者なんてのは特に、一度とことんぺしゃんこにされて、根底からアイデンティティを崩壊されとかないとまずいだろ。でなきゃ、ナントカに刃物を持たせるようなもんだ。危な...
自分が研修医だった頃、どんなふうだっただろうか。 そんなことを最近、長谷川はよく考える。 初期研修医だった頃。そしてレジデント時代。 いずれもまだ、昔といえるほどの年数を経てはいない。なのに随分、遠いことのような気がするのは――「向井先生のせいですよ」 敢えて断じた長谷川の向かい側で、向井はさも心外だというような眉を上げた。 お互い残業で遅くなり、夕食はそれぞれ病院で簡単に済ませてはきたものの、向...
「はるかさんの処・・・は、なつめちゃんがいるし、直接の会話は避けた方がいいでしょうね。メモと一緒にお菓子でも差し入れましょうか」 長谷川がこう言うと、向井も淡々と頷いた。「そうだな。モノの選定はおまえに任せていいか」「了解です。あと、『もう一品』ですね。また二人分に戻してもらいましょう」 これには向井は、あからさまに嬉しそうな顔を見せた。しかも、「あそこのメシ、久々だな。楽しみだ」 などと言うので、...
思わず目を見開いた長谷川に、向井は真剣な顔で説いた。「そもそもウイルスとの闘いに勝つカギは免疫力だぞ。それを高めるには、おまえにしっかり触れて充填するのが一番手っ取り早いんだ」「栄養ある食事と充分な睡眠、とかじゃないんですか!?」「それと同じレベルで、おまえが必要なんだよ」 ここで向井はじろりと長谷川を見やった。「何だよ。おまえは違うのか? 俺のことは別に要らない?」「っな、わけないでしょう! 僕...
「2gether」「SOTUS」「Dark Blue Kiss」「TharnType」「ラブ・バイ・チャンス」「Until We Meet Again」「WHY R U?」「Together With Me」「Theory of Love」「2Moons」「YYY」「Our Skyy」etc… 世界中に沼をバラまいているタイのBL(ボーイズラブ)ドラマ、テーマがなかったんで作ってみました。
女装子になってヾ(๑╹◡╹)ノ" 夜な夜なお出掛け
詩で物語を書いて行くスタイルです。
日々の生活ブログを書いてます。 ニューハーフですがよろしくお願いします( ^ω^ )
できあがったカップルよりニアホモに萌える方! 親友以上恋人未満とか、四六時中ライバルのこと考えて頭いっぱいのクセに気がついてないとか、俺の命はお前に預けた! 的な相棒とか、師弟、主従なにそれヤラシイwとかその辺が美味しくてたまらない紳士淑女の皆様、いらっしゃいませんか? そういった作品(マンガ、イラスト、小説、一次二次問わず)、日記、呟き、ブログに上げられましたら是非ご参加くださいませ。
お好きにトピ・アンケート作っちゃってww セクシャル不問。勿論、ノンケだって構いません(同性愛に理解がある方であれば) 片思いだろうと不倫だろうと、何でもこーーーーい(恋)!! 世間の常識に囚われずにみんなの『愛・恋・好き』の気持ちを応援したい!応援されたい!見守りたい!見守られたい! 基本自由☆仲良くしようよw
BL小説の新人賞に関することをトラバしてください! 新人賞の募集情報、新人賞の結果発表、新人賞受賞作の感想、紹介など BL小説の新人賞にまつわることでしたらなんでもOK! ご自身の受賞作のPR、苦労話も大歓迎です! 新人さんの作品が大好きな方、いっしょにウォッチしましょう(^.^)
BL同人誌に参加してみたいけれど、機会のなかった方、仲間がいなかった方。この機会に一緒に同人誌を作りませんか? ダウンロード販売できるシステム「パブー」を利用して販売できる同人誌を一緒に作りましょう。 *印刷できるクオリティのものを仕立てるノウハウを持った主催者が本を仕立てます *BLなら小説もマンガも参加OK *本の体裁はこちらで整えますが、小説など編集・校正は済ませた状態で参加できる方お願いします *Eメールで頻繁(少なくとも1日1回)は連絡を取り合える方でお願いします *参加者は基本的には選びません。ただ作品を見せていただいて、他の作品と一緒に載せられない(内容が著しく異なり、同梱するのが難しい、など)場合は、参加回に限り、お断りする可能性がございます。ご了承くださいませ。 *収益は等しく等分に分ける予定です。このため参加者全員に「パブー」のアカウントを取っていただく必要がございます。 *ご質問は、有生の作品ブログ「卵乃緒戸」の「お問い合わせ・ご意見」ページよりお問い合わせください。 http://oeufnote.net63.net/?page_id=17 まずは、4月末までに第1作を出してみたいと思います。 興味のある方は奮ってご参加ください。 *参加方法は、以下の通りです。 --同人誌に載せたい作品の「目次ページ」か「最初のコンテンツ」をトラックバックしてください。そのページのリンク先へのコメント欄で、こちらから最初のご連絡をいたします。その後はメール連絡となります。
BL小説を書いておられて、挿し絵を描いてくださる方を探していらっしゃる方はいませんか? または、BLイラスト・アニメ・マンガを書いておられて、自分の絵に文字が載ったら嬉しいなと思っておられる方はいませんか? そういう方が交流できるトラコミュを見つけられなかったので、自分で作りました。ぜひご参加くださいませ。
BLとかBLとかBLとか。。。オリジナルの小説書かれた方は是非トラックバックお願いします!