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雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。
コダワリ派女の面倒くさい日常のくだらない話と主にpixivに掲載中の自作妄想小説の解説や進捗状況なんかを日々つらつらと書き殴っています。
■ 小動物が好きです♡
■ 殺し屋パピー
■ アスパラ事件
■ 悪魔更生プログラム
■ 懐かしい人の思い出話
ザクロ
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■ 年末のご挨拶? (笑)
静思はゆっくりと寝かされていたベッドから身を起こすと、 ほぼ同時に両側からすっと差し出された 時郎と董の手を交互に見た。 少し頑張れば、そのような支えに頼らずとも自分の足だけで歩くことは可能だと思うが・・・ 静思がわずかに迷っていると、逆に董のほうから手を取られた。 すると今度は反対側を時郎に取られる。 「とりあえず目標は十キロ増だな」 「時郎、そういうおまえだって…
2023/12/31 00:00
2024/04/07 00:00
■ 作り物でも笑顔は笑顔
「どうした?」 ん? と問いながら耳たぶを甘噛みされ、そこから全身に甘ったるい痺れが広がっていく。 「うぅ・・・あなたは、昔から意地が悪すぎるんですよ・・・っ」 「表面を取り繕い本性を隠して相手の懐に入るのは簡単だが、 これから長く付き合っていこうと思う相手にそんなことをしても意味がないだろう。 互いに本性を見せ合い本音で語らなければ本物の信頼関係など築けな…
2022/10/05 00:00
■ ブラックスワン
心持ち歩くペースを上げた静流の目に一人の青年が映った。 みやげ物屋の前、興味津々といった様子でショーケースの中のかまぼこを真剣に凝視している。 十代後半か、もしかすると二十歳前後で自分とそう変わらないのかもしれないが、 表情や仕草がやけに幼くて、どことなくアンバランスな気がした。 艶やかな黒髪と目を引く綺麗な顔立ちもあり、気になってしばらく見ていると、 何やら店の人…