ワイドキングサイズのベッドに敷かれているシーツの色は、ミッドナイトブルー。白やアイボリーなどの淡く柔らかな色を好んで使うアルフレードが選んだものとしては珍しい。それも無地で、寝室に相応しい落ち着きはあるが、一見すると地味な印象を抱かせる。寝室の四方ある壁のひとつは全面ガラスで、2面は白い壁紙だがベッドの頭側の壁はチョコレート色に塗られている。そのためシーツを暗色にすると寝室全体が遊び心のない空間に...
アダルトなBL短編集。全五作、すべてR18です。「ある教師の卑猥な指し棒の使い方」授業中にふるわれる指し棒。つい目で追ってしまう理由が、まさかの使い方にあって・・・。「男が鳴かぬなら・・・」鳴かぬならなんとやら。ひたすら口をつぐむ男を、段階的に追いつめ、鳴かせ
すごい1日になっちゃったね、と苦笑するアルフレードに淹れたてのミルクティーを差し出しながら、ハインリヒも肩を竦めた。「疲れただろう」「ハインもね、お疲れ様でした。さっきまで電話鳴りっぱなしだったけど、ひとまずは落ち着いたみたいだね」「あぁ、やっとだ。そろそろ叩き壊すところだった」「ホテルから病院に向かう前からすごかったもんね。あれってどこから情報が伝わるの?」事故のニュースの速報は出たかもしれない...
男の音楽教師は、伸び縮みする指し棒をふるう。学校で指し棒を使うのは彼だけだが、教師がふるうこと自体、珍しくはなく、生徒はとくに注目をしていない。が、俺は気になって、授業中、ふるわれる指し棒に目が釘づけ。理由は自分でも分からなかったが、知らぬが仏。とは、そ
「俺の息子のほうが大きいな!」同僚の鎌田のセクハラはひどい。そそり立つ高層ビルを見あげていたら、また。「本気の俺の息子には負けるね!」むっとして「本当かよ!」と股間をにぎったら甲高い悲鳴が。「セクハラ!」「どの口が」と総ツッコミ。以降大人しくなったが、ど
こぼれ話:この世界にはレベル100の魔王と勇者がいる!(初代様×犬/シモン×キトリス)
この世界にはレベル100の魔王と勇者がいる!! ※このお話は【初代様には仲間が居ない!】という作品の攻め「初代様」と【この世界には~】の「シモン」の比較対比お喋りとなっております。 初代様の血を色濃く引いた子孫が「シモン」なのですが、「初代
----おい、犬。なんでもかんでもせがれの言いなりになってんじゃねぇよ。ダメな事はしっかり言って聞かせろ。このままじゃ碌な大人にならねぇぞ。 犬「…って、初代様に言われたけど」 せがれ「らん、らん、らーーん」ぶんぶん! せがれは持ってたぬい
鼓動が煩い。息が切れる。指先は冷え、血の気が引く。擦れ違った看護師が「廊下を走らないでください」と叱責する声を背中に聞きながら、ダイトは処置室と書かれているプレートの中から目的の番号を探す。本来は静かなはずの廊下にも人が溢れ、ざわざわと空気が落ち着きない。だが、それに構う余裕もなく、ダイトは見つけ出した番号の部屋のドアを勢いよく引いた。「無事か!?」ノックもなく突然開いたドアとそこから転がるように...
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