創作BL小説です。オヤジ工藤と部下良太のすったもんだラブ、京助と千雪のどちらも譲らないぞラブなど、業界、学園、バンド、社会人、海外あり。ひねくれ度高いですが基本ハピエン、R18。
「……うわ、酒臭いっっ、マサヤ…飲み過ぎ……」 真夜中を少し過ぎた頃、黒川が帰宅した。 イツキはすでにベッドに入っていたのだが、物音で目覚める。 どさり、と自分の隣に横たわる黒川は、珍しく酒に酔っているようで 片手でイツキの肩を抱き寄せると、顔を近づけ、酒臭い息を吐く。 「何?どうしたの?……大丈夫?」 「ああ。…くそ、松田のやつ。……調子…
「松田、お前、こっちに居過ぎじゃないのか?自分の仕事はどうした?」 飲みの途中で黒川は仕事の連絡を挟み、思いついたように松田にそう尋ねる。 松田も地元では、そこそこの組の幹部だ。それにしては、随分とのんびりしている様に見える。 「はは。こっちには週に2、3、顔出してるだけだ。ちゃんと、仕事はしているよ」 「……暇人だな…」 「黒川さんが忙し過ぎ…
月夜の猫-BL小説です 花のふる日は12 BL小説 工藤にそんな古びた感情を呼び起こしたのは昨今注目を浴びている新進ミステリー作家の一冊の本だった。 桜の絵を表紙にした『花のふる日は』の作者、それが小林千雪だ。 たかだか同じ名前なだけだ、そう思いつつも手に取らないではいられなかったその小説は、どうせろくな話で
母さんが夕飯の準備をしてくれている間に、のぞと俺の部屋に籠る。のぞが無言で俺に向かって、スマホの写真を見せてきた。「これ何?」見るとインスタの画面のようで、のぞと陽海さんがスーツ姿で並んでいる。服装からこの前の誕生日の時に撮られたものであることは分かったが、あまりにも様になっているせいか素人には絶対に見えない。2人のビジュがあまりにも強烈すぎて、背景にあるおしゃれな建物が霞んで見える。「ストリート...
「人工心肺は貴方みたいに手技の劣る外科医御用達のモノだということをご存知ないのですか?それに脳梗塞や腎不全などの合併症を引き起こしやすいというのは常識ですよ。 この会場でそんな馬鹿なことを言っている暇があるならアメリカの南部の田舎町に帰って手技を磨くこと
実は、アラサーの頃に一流企業にお勤めの年上のゲイリーマン男性と結婚を前提としたおつきあい(遠距離だったので主にメールのやりとり)をしていたことがありました。 海外出張が多く、海外赴任の可能性もあり仕事のつきあいで出席するパーティーに同伴するパートナーが必要であったため奥さんが必要で一度結婚したのですが、夜の営みがどうしても女性とはできなくて離婚してバツイチになっていました。 けれども、お相手のゲ...
幸男は細身ながら胸だけ柔らかく大きい。更衣室で着替え中「ブラしたら?」と笑ったら真顔に。「そうだな」と深刻そうに考えこむのに「いや冗談だって!」と喚くも、黙ったまま。翌日、幸男が胸を気にしているような。「つけたの?つけていないの?」気になってしかたない日
月夜の猫-BL小説です 花のふる日は13 BL小説 部屋を出るとき、平造が空調の温度をかなり上げていったが、やはりこの辺りはまだ真冬の寒さだ。 部屋が広いだけ、温まるのも遅い。 桜を見るのが嫌でここにきたはいいが、いくら酔っていたとはいえ、こんなところまで拾った男を連れてきたことを工藤は少し後悔した。 モデル
女子に追いかけられてから1週間は、大人しく家に籠っていた。でも、さすがにしんどいと言い出したから、気分転換がてら田中や進藤を交えて勉強会をすることになった。日曜日のよく晴れた朝。雲一つない真っ青な空に向かって伸びをすると、手を大きく振りながら田中が現れた。「のぞみ~~~ん!ひさしぶり!すっげえ会いたかったわ!!」いつも通りのぞに向かって満面の笑みを向けるのに対し、隣の俺には挨拶はおろか視線すらない...
小説投稿サイトで全年齢BL小説を投稿中の管理人=古の腐女子が萌え&腐った思考を元にaho全開しているブログメインのサイト 筋肉受け等、雄味強めBLの布教活動のため小説投稿そっちのけで萌え散らかしを量産中. 暇つぶしにお立ち寄りください.
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